中世祭り Hovdala Medeltidsdagar

2018.06.17.
Hovdala Slott という、スコーネの北の方にある、中世に起源のあるお城。 白くずんぐりした形の塔(門)がトレードマーク。

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ここで毎年5月頃(今年で7年目)中世祭りが開かれます。 

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広大な敷地の中には、中世をモチーフとしたものを売るマーケットが開かれ、鍛冶屋などが実演販売し、

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中世に使われたいたような武器の試し切りや、弓矢に挑戦することができ、手回しのメリーゴーランド(巨大な籠の中に子供たちが座る)なんてものもありました。 

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中世に迷い込んだかのようなマーケットを練り歩くのも面白いけれど、目玉の一つは Tornerspel (Tournament 馬上槍試合)。

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鎧を身に着けた騎士たちが馬に乗り、突き進みながら槍で輪を拾う、剣でリンゴや蝋燭を切り落とすという技を競う競技。 

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中世から16世紀にかけて広く催されていた競技大会、現在もルールにのっとり行われているんですね。 これはスウェーデン・チャンピオンを決める試合でした。

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その衣装、その技、すっかり夢中になってしまいました。 (しかし、馬にコスチュームに、お金のかかる趣味だな・・・) 

騎士だけではなく、マーケットの人たちも、参加者はみんな中世の服装をしているのですが、全然違和感なく、この人たち(スウェーデン人・ヨーロッパ人)の先祖は、この地でこのような服着て、こういう生活をしていたのだな、この人たちの先祖の血が、脈々と流れ今に至るのか・・・と感慨深かったです。 (外国人が日光江戸村とかに行ったら、同じことを日本人に対して思うのかもしれない・・・)

この Hovdala Medeltidsdagar という中世祭り、入場料は100krですが、12歳までの子供は入場無料。 そして(銀行がスポンサーとなり)子供向けの無料の企画もいろいろ。 まず、入り口で子供たちは宝探しの地図を貰えます。

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場内に隠された文字を探し、秘密の言葉を解読したら、ドラゴンのメダルを獲得。 また、乗馬(←ポニー)、クロスボウ(←木製の子供向け)、剣(←ゴムカバーがかかっている)の闘技、騎士の(なんちゃって)コスチュームでの写真撮影、など無料が挑戦できるカードもついていました。  うちの子が一番気に入ってたのは、

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トーナメント競技場の横に作られた、「棒馬」競技場。 剣や槍、ヘルメットを身に着け、木製の馬の頭がついた棒にまたがって、トーナメントもどきを実体験。 気分はすっかり騎士!(なんだと思う・・・)

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ドイツに滞在したとき、ドイツでの中世祭りを見に行ったことがありますが、ドイツではけっこう頻繁に、あちこちで催されているようでした。 ドイツは中世の頃からの町がそのまま現在まで町として発達しているところも多いですよね。 スウェーデンでは、中世を感じる場所や催しは多くありません。 

この Hovdala も、自然保護地域といった山の中?にあり車がないといけない場所。 でも、この中世祭りが開かれていた2日間は朝と夕(だけ)に、最寄駅 (Hässleholm) からバスが運行されていました。 バスに乗っている人は少なかったけれど、みな車で来ていて、かなりの人出。

開園同時の10時からバスが出る16時半までいたのですが、見たり、参加したり、ちょっと買い物したり中世を楽しみ、天気が良く外にいるのが気持ちよく、広大な敷地内を散策して持ってきたお弁当を食べたりといったピクニックもできて、あっという間に過ぎた面白い1日でした。 

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ラクリッツ(リコリス)の悲劇

2018.04.29.
復活祭の時期になると、デンマークの王室御用達チョコレートメーカー Anthon Berg の小袋入りコーティングチョコが売られる。 ちょっと可愛らしいし、袋の大きさとか、日本へ帰省する際のお土産にも最適。 ある年、ちょうどそのチョコが売られている時期に日本から妹が遊びに来ていたので、妹も幾つか買って帰った。

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そのとき、いつもとは見慣れぬ種類を発見。 卵型の小粒で野生の鳥の卵のような模様が描いてありカワイイねと、それも幾つか購入。 (私は買うことも、食べることもなかった。)

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帰国した妹から「ちょっとお姉ちゃん! あの鳥の卵模様のチョコ、友達にあげたら変な味がするって言われたんだけど!! パッケージよく見たら、LAKRIDS って書いてあるよ! これって、あの薬みたいなタイヤのゴミみたいな味がするリコリスのことじゃない!?」

って、ええっ~そうだったの~!? 

「もう、こんなの人にあげられないよ~! 私だって食べないよ~! 捨てるしかない~!!」

って、それは勿体ない。 でも日本でリコリス好きな人なんていないしなぁ・・・ あ、一人いた! デンマークにルーツのある私の友人、リコリス好きだって言っていた。 早速本人に確認を取り、妹に残りのリコリス味チョコを友人の元に送って貰いました。 友人は「おいしいですよ~!」と喜んでくれた。 それほどキツくはなく、チョコのなかにリコリスの風味が漂い絶妙な美味しさだと。

で、先日スーパーでイースターが終わった後の処分品として Anthon Berg が安くなっており、気になっていたリコリス味を自分用に購入。 絶妙な美味しさって、どんなだろ~と口の中に放り込むと・・・ チョコの風味の中に甘じょっぱい正露丸(昔の黒い塊指す)が仕込んである、という味が・・・ 甘さとしょっぱさが混じったなら塩キャラメルや塩チョコが洗練された味としてあるが、そこに正露丸が加わるって・・・

そんな思いにふけっていたとき、デンマークから子供宛に小包が届いた。 差出人は夫のデンマーク人の友人とその子供で、うちの子にちょっとしたプレゼントと Halibo (ハリボー)グミの小袋3種。 土曜まで待てと言うのに、親の言うことを聞かず早速封を開けて食べる子供。 パパとママにも分けてくれる。 黒いグミは全部パパに。 (黒いグミはリコリス味。)

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それから砂糖がコーティングされた丸いグミ(と思ったもの)も口にしたが、すぐに吐き出した。

何これ?と原料を見てみると「生リコリス」。 初めて見た、初めて食べた生リコリス、真っ黒で硬くて噛み切るのが容易ではなく、まさにゴムタイヤ。 何故にこっちの子はこんなものを喜んで食べるのか!?

うちの子は、リコリスは大っ嫌い。 初めてリコリスを口にしたときのことを今でも覚えている。 4歳か5歳の時、病院に行った帰り、売店にあった小さなロリポップを欲しがり、今日はいい子にしていたから特別に買い与えることにした。 そのとき、棒の部分が黒かったのにふと不安を覚えたのだが。 嬉しそうに手に持ち、包装紙を取り、口に入れた我が子、次の瞬間「おいしくな~い」と世にも悲しげな顔で絶叫。

そう、それはリコリス味キャンディーでした。

慌てて駅の売店で別のロリポップ(フルーツ味であることを確認)を買い、リコリスのロリポップは私が食べたのですが、舐めているうちに最後方にしょっぱい液体(アンモニア臭)が出てきて、想像を絶する味でもう、どうしてこっちの子たちは、こんなものを喜んで食べるのか理解できず、しかしうちの子はスウェーデンで生まれ育っていながら、初めて口にしたリコリスの味は「おいしくない」と認識したんだな、と感心。

しかしあの時の我が子の悲しげな顔、忘れられない・・・

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