Glogg を作ろう

2008.12.09.
スパイスの香りが効いた甘いホットワイン、Glögg (デンマーク語とノルウェー語では Gløgg。 発音はグレッグ、グロッグ、グルッグ・・・?)

ドイツ語圏のグリューワインと同じもので、ヨーロッパ各国にそれぞれの名称で存在する、冬の飲み物。

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こちらは暖を取るために入ったデンマークのカフェバーで頼んだ Gløgg。 通常アーモンドとレーズンを加えます。 う~ん、スパイスとワインのハーモニーが奏でる、この甘く深い香りが堪らないのだ。 デンマークの Gløgg はアルコール度が高めなので、身体の芯からから暖まります。 

スウェーデンの Glögg は、甘過ぎてワインの深い味わいがないうえ、クリスマスマーケットで売っていたり、お店などで無料で振舞われるのは、子供も口にするのでアルコール度のないものが多い。 スーパーで売っているのも、アルコール分は低いです。 (お酒は国営酒屋の Systembolaget でのみ販売。 アルコール度が高ければ、それだけお値段も高い。)

自家製用に、Glögg 用のスパイスをパックしたものもあります。 Glögg に使われるスパイスは、シナモン、クローブ、カルダモン、ビターオレンジの皮、生姜など。

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自分で好みのスパイスを、好みの分量集めて、自家製 Glögg を作る人も多いです。 用意するものは、上記のスパイスと赤ワイン、ヴォトカ(ウォッカ又はホワイトリカー、ワイン一瓶に対し約100ml)、砂糖。

準備:まず、スパイス(ちょっと砕いたら良いかも)をガラス瓶などの容器に入れ、ヴォトカを注ぎ、そのまま丸1日漬け込みます。 (ワインに直接漬け込むよりも、スパイスの風味がより良く早く浸透するため、ヴォトカを使用。 でもアルコール度が高くなるので、注意!)

飲むとき:スパイスで漬けたヴォトカを、布やコーヒーフィルターで漉し、鍋へ。 そこへワインも加え、沸騰しない温度(70度くらい)で暖めます。 砂糖を好みの甘さで加え、出来上がり。 小さなカップ(グラス)に注いで、アーモンドスライスと干し葡萄を散らし、いただきます。

お子様や下戸の方には、アルコールフリーのワインや、グレープジュースなどを代用に。 その場合、スパイスは直接ワインやジュースに丸一日漬け込み、スパイスを入れたまま鍋で暖め風味を出します。

クリスマスのこの時期、自家製 Glögg を振舞う Glögg パーティーのお誘いも。 でも、スウェーデン人が作る Glögg って、今度はヴォトカを入れ過ぎるのよね・・・ お酒の味わい方が分からない連中だ。
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Pepparkaka スウェーデン風ジンジャーブレッド

2008.12.14.
Pepparkaka (ペッパカーカ)は、クリスマスに欠かせない香辛料の効いたクッキー。 英語だと Ginger Bread (ジンジャーブレッド)。 このスパイスを練りこんだクリスマスのクッキーは、名前や形は違えどヨーロッパ各国にあるのですが、スウェーデン製の特徴は、生地を薄ーく薄ーく伸ばして焼くこと。 パリッと香ばしく、生姜やシナモン(ニッキ)の風味が、日本人、特に年配者にも好評。 (スウェーデンのお菓子って、甘過ぎて日本人の口に合わないけれど、これはお土産として重宝。 でも、Annas のは日本でも売ってる・・・)

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Pepparkakor は家庭でもよく作られ、それぞれの家庭の味があります。 こちらは、夫の mormor (母方の祖母)のレシピ。 (Peppar はスウェーデン語でコショウ、kaka はクッキーの意味ですが、このクッキーに胡椒は入っていません。 Peppar とはスパイスの総称だったらしい。)

材料:
マーガリン   125g
グラニュー糖  150ml(3/4カップ)
シロップ(※1) 150ml
生クリーム   150ml
ジンジャー(粉末) 小さじ2
シナモン(粉末)  小さじ2
クローブ(粉末)  小さじ1と1/2
重曹 小さじ2
小麦粉(※2) 1リットル 

(※1 シロップとは、見た目こんな黒蜜、またはメープルシロップのようなものですが、スウェーデンのシロップは、ただ単に砂糖を煮溶かしたもの)

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(※2 スウェーデンには強力粉、薄力粉などの種類はなく、パンもお菓子も全て小麦粉)

追記: 普通のレシピだとジンジャー、シナモン、クローブの分量が同じですが、クローブの量を少なめにすることにより、まろやかな味になります。 また生クリームじゃなくて、水を使うレシピが多いですが、生クリームを加えた方が、そりゃおいしいですわ♪)

材料を見ただけで、根性のない私は、やっぱ作るのや~めた、と思う。 そう、なぜ今まで作らなかったか、なぜ義母も全然作ろうとしないのか、なぜスーパーでペパカカの生地を売っているのかと言うと・・・ 生地を作るのが面倒なのよね。

クリスマスの時期、家庭で子供と一緒に作る定番のお菓子だけど、生地買って型抜きして焼くだけの人は多い。

でも今年は、(バニラハートの型と一緒に、ペッパカーカの型も手に入れたし)初めて手作りに挑戦しました。 

作り方:

マーガリンを室温で柔らかくし、そこに砂糖、シロップ、生クリーム、スパイス類を入れ、よく混ぜ、さらに重曹と小麦粉を加え、よく混ぜこねる。

これだけのことなんだけど・・・ やっぱり大量に作らず、材料を半分の量にしとくんだった。 こねるのが・・・大変なのよ。 夫のおばあちゃん(故人)もだけど、スウェーデンのおばあちゃんたち(戦前生まれ)って、けっこう小柄な人も多い。 でも、ものすごく体力があって、パン作りもへっちゃら、お菓子作りでもお裁縫でも、なんでもスイスイって出来ちゃう。 貧しく苦労した時代に生きた人達だからね。 物を粗末にせず、なんでも手作り。 やっぱりね、ダメですよ、福祉国家世代は。 自分達の権利を主張するだけで、な~にもできないんだから。 既製品をすぐ買う浪費家世代。 ・・・って、クッキーの種をこねながら、私はなんて年寄り臭いことをブツブツ思っているんでしょう。

充分に生地をこねたら、ビニール袋に入れるか、またはサランラップできちっと包み、冷蔵庫の中で一晩寝かせます。

また余談なんですが、夫の兄が「うちの奥さんと娘が、ペッパカーカ作っていたんだけど、焼く前に全部食べちゃったんだよ~」なんて言っているのを、私は意味が分からず「???」状態でいると、横から夫が補足説明。

「スウェーデン人はね、生のクッキー種が大好きでね、そのまま口に入れて食べちゃうのよ」。

えっ、あの甘~くバターたっ~ぷり、ぐちゃぐちゃした代物を、そのままべちゃべちゃ食べちゃうんですか!? しかも全部! 聞いただけで気持ち悪い・・・ 市販のペパカカの生地を買ってきて、そのままムシャムシャ食べる人もいるとか・・・ 勘弁してください。 私はやはり、こんな味覚が未開な国に住めません。

さて、オーブンは225度に点火。

寝かしたクッキー種を、麺棒で薄~く薄~く伸ばします。 薄ければ、薄いほど良い。 でも、生地伸ばすのが、また重労働。

私「こんなもんで、いいか」
夫「こんなの厚すぎて、ダメダメ! Mormor が作るペパカカは、紙のように薄く、誰もが感嘆したんだ」(ここで私は第一線を離脱。 後は夫の独占場。)

型(ハート、ブタ、ジンジャーブレッドマンなどが定番)で抜いたら、周りの生地を集めて、まとめて練り、それをまた麺棒で薄く伸ばす・・・を繰り返します。

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「Mormor は、最後に余った生地で、僕とお兄ちゃんのために、ネコを作ってくれたんだよ」と、おばあちゃんの猫を私の為に再現してくれる夫。

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225度のオーブンで約4~5分焼けば、出来上がり。

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にゃんこも焼けました。 手作りの Pepparkakor は、とっても風味豊かで、まろやかな味!

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市販の Pepparkakor は、味が濃すぎて、いつまでも口の中に味が残り、最初のうちはおいしいと思ったものの、今では飽き飽きし、買って食べることもなくなりました。 でも、手作りのペパカカは、なかなか飽きのこないおいしさ。

やっぱり、手作りが一番おいしんですね。
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