夜の教会

2008.11.08.
スウェーデンの教会では、誰もが参加でき楽しめるような催しもあり、秋の間行われている、夜の教会 (Nattkyrkan) というイベントに、ちょっと行ってみました。

これは、教会で小さなコンサートを開き、その後フィーカ(コーヒータイム)を挟み、ミサ(聖餐式)と礼拝を行うというもの。 しかし、夜の教会という名のとおり、夜に行われるのです。 しかも、21時から夜中の1時まで!

教会の中は、何百というキャンドルに火が灯され、幻想的な美しさ。 また音響効果が良いので、コンサートにはもってこい。 

nattkyrkan.jpg

教会のコンサートといっても、毎回異なるジャンルのミュージシャンを呼び、テクノでゴシック系バンドのときは、これまた雰囲気が合って、なかなか良かったんだけど、観客はおじいちゃんおばあちゃんがほとんどで・・・ ちょっと異様な光景でもあった。

何回か行くと、人数は少ないながら、常連さんもいることに気づき、でも何だか風変わりな人が多いかな・・・ フィーカになると、茶飲み仲間のばあちゃんたちが集まり騒ぐので、じいちゃん連中から、あのばあさんたちウルサイから黙らせてくれと文句が出たり・・・ そんな人間模様を見ることも、またおもしろかったりして。

このイベントの指揮を取っているのが、私たちの結婚式を挙げてくれた牧師であり友人なので、観に行くときは、早めに行ってちょっと手伝うこともあります。

さて、先日、夜の教会が始まる前にキャンドルに明かりを点けていたら、リハーサル中の歌手が声をかけて来て、お互い顔を合わせビックリ。 なんと、スウェーデン語コースで一緒だったメキシコ人のクラスメートだったのです。 彼女がウィーンで音楽を勉強していたことは知っていたけど、彼女の音楽を聴く機会はなく、コースが終了してから会うこともなかったので、本当にお互い驚き、思いがけない再会に喜びました。

実は、前回「風土」で触れた、メキシコ出身の女性って彼女のことなのです。 ふと彼女が言っていたことを思い出しブログのネタにしたのですが、数日後本人に会うとは!

スペイン語で歌うとあり、この日の観客はいつもの倍以上、スペイン語を話す人達が多く訪れ、いつもとは違う賑やかさ。

彼女はソプラノのオペラ歌手で、ピアノ伴奏者と共に、鳥肌が立つような独唱を披露してくれました。

あまりの感動に、コンサートが終って彼女がフィーカしに来たとき、「素晴らしかったわ!」と彼女をぎゅと抱きしめ、一緒にいた夫にも紹介。 フレンドリーな彼女と気さくに言葉を交わしました。

帰り道「今日は本当、素晴らしかったし、びっくりしちゃったなー」と言うと、夫が「知ってた? 彼女って、かなり名の知れた大物なんだよ。 周りのみんなが、君の奥さん彼女と友達なんて、すごいなーって、感心してた」。

私にとっては懐かしいクラスメートに過ぎなかったのですが、知らないことは恥ずかしい・・・
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教会での復活祭とスウェーデン式祝い方

2009.04.11.
復活祭が始まるのは(つまり休暇が始まるのは?)、イースターサンデーである日曜日から数えて3日前の洗足木曜日(スウェーデン語で Skärtorsdagen、英語ではMaundy Thursday)。 この日は、デンマークやノルウェーでは祝日だけど、スウェーデンでは通常の日(会社など半ドンで終わるとこが多いが)。

洗足木曜日は、イエス・キリストが弟子達と最後の晩餐し、弟子達の足を洗ったという日です。

skortorsdag.jpg

教会(プロテスタントのスウェーデン教会)でも、特別なミサが行われていました。 この日、夕方に行われるミサの最後に、祭壇(その上に置いてある銀の燭台や十字架)が片付けられます。 (復活祭の日に、再び取り出されるらしい。)

そして、Långfredagen (長い金曜日、英語でいう Good Friday、聖金曜日)は、キリストが捕らえられ十字架に磔となった日。 スウェーデンでも祝日。 教会では特別な礼拝が行われます。 喪に服し、静かに過ごす日だけど、ようやく訪れた春の陽気に、そんなこと知ったこっちゃありません。

longfredag.jpg

聖土曜日Påskafton (復活祭イヴ)で、スウェーデンではこの日の夕方、家族や親族揃ってディーナーを囲んだり、パーティーをしたり、盛大に祝います。 ・・・って、イエス様は、まだお墓の中なんですけど!? まだ、復活祭前の最後の断食日なんじゃ・・・? なんでも、スウェーデンではクリスマス前夜のクリスマスイヴが一番盛り上がるので、復活祭でもイヴを祝うようになったらしい。

この日、教会は閉まっていますが、真夜中に復活祭の夜のミサが行われます。 (追記1: この真夜中のミサがキリストの復活を祝うもので、「キリストは復活された」と叫び、復活祭のロウソクに火を灯し、洗礼と正餐が執り行われます。)

で、日曜日が、Påsk復活祭、イースター、Easter Sunday)。 イエス様が横たわるお墓に行ったら、あら、空っぽ。

paskdagen.jpg

追記2: これらの写真は、教会に飾ってあった復活祭のジオラマ。 子供達にも分かりやすいように、異教徒である私にもよく理解できるように、聖書からの場面を再現してます。)

この日、イエス・キリストは復活されたのです。 (でもスウェーデン人は、前夜のパーティー遅くまで騒いでいたので、今日の朝はぐっすりお休みです。 日曜なので、教会ではミサがある。)

翌月曜日も、Annandag Påsk (Easter Monday) で祝日だけど、クリスマスの翌日同様、スウェーデンでは特に祝い事はないらしい。

夫の実家では、復活祭はドイツの義父の故郷で過ごすことが多く(今年も義父母はドイツへ~)、スウェーデンで過ごす場合は特に復活祭を祝わないので(聖金曜日に魚を食べるくらいで)、未だスウェーデン式の復活祭がよく分からないのであった。
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