SWEDEN ROCK FESTIVAL への道のり その2

2007.06.15.
さて、いよいよスウェーデンロックフェステイバルに行く日です。

スウェーデン南の玄関口、スコーネ南西部のMalmö(マルメ)中央駅から、北東部のKristianstad(クリファンスタッ)駅まで、電車で約1時間30分。 窓の外に広がるのは、田園風景。 電車内は空いていて、静かで快適。 しかし、それは分岐点である Hässelholm (ヘッセルホルム)までで、他の地方からの乗客が乗り込み、いかにもロックフェスティバルに行きます、という人たちも。 

通路を挟んで隣に座った、髪を腰まで伸ばしたゴツい兄さんは、昨日高校を卒業したばかりで、今日はスコーピオンズとモーターヘッドを観ると渋い趣味。 目の前に座ったのはアル中の親父。 ビール瓶を何本も抱え、しかも無賃乗車の常習犯だった。 車掌さんに「ビールを買うお金はあっても、切符を買うお金はないのか」と、こってり絞られ・・・ いきなり電車の中は賑やか。

クリファンスタに着くと、ブレーキンゲの町に行くバスが駅の横で待っています。 線路はそのまま伸びているのに、電車はここで止まり、バスに乗り換えなくてはいけません。 その名も、tågbuss (電車バス)。 でも、ただのバス。 「電車の代わりのバス」という意味ですが、何故そんな面倒なことをするのでしょう・・・ 

ちなみに、スウェーデンでは電車よりもバスの路線の方が多く、長距離バスは観光バスのように豪華で乗り心地が良いです。

Sölvesborg (セルヴェスボーリ)行きのバスに乗ると、乗客はフェスティバル会場に向う若者がほとんど。 畑と森の中を走ること30分。 私たちはセルヴェスボリで降り、そこで昼食を取りました。

ここは、ごくごく一般的な小さな町。 しかしスウェーデンの町って、どこも同じで個性がない・・・ 土曜の午後なので、開いているのはピザ屋くらい。 ご存知でしたか? スウェーデンの庶民料理はピザということを・・・ どこに行ってもピザ屋はあります。

セルヴェスボーリからフェスティバル会場までは、個人経営のバスが運行し、片道40kr。 約10~15分ほど。 こうして、やっとスウェーデンロックフェスティバルの会場に着きました~。

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しか~し、4時半から始まったお目当てのバンドのステージを見ただけで、会場を後にした私たち。 来たときと同じ道のりで、家路に。 バスや電車にはグットタイミングで乗換えができ、スムーズに我が家に辿り着きました。 ・・・外は、まだ明るい。 

未練タラタラで、ちょっと悲しい気持ちを抱きながら、またライブが良かっただけに、興奮と消化不良な状態にある私たちは、そのバンドのライブDVDを自宅で観ながら、初SWEDEN ROCK FESTIVAL の締めとしたのでした。

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追記: 2009年のスウェーデン・ロック・フェスティバルに日本から参加した方の道のりは、こちら→ ROCKAHOLIC: SRF09
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SWEDEN ROCK FESTIVAL 会場で

2007.06.16.
スウェーデンロックフェスティバル開催期間は、晴天になることが多いそう。 しかし、北欧の夏の爽やかさではなく、灼熱地獄になるカンカン照り! 私たちが行った日も、まさにそうでした。 気温が30度近くまで上がり、空には雲ひとつなく、日陰もなく乾燥しきった広大な野原を、何十万の人が歩くと、砂埃があがる・・・ 

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会場の外も中も、出店でビッシリ。 ヨーロッパのフェスティバルというと、音楽のステージに、屋台や出店が道路脇に並ぶものですが、私は音楽(コンサート)を聴くだけのつもりで来たので、ちょっとびっくり。 まさにフェスティバルなんだぁ~と納得したりして。 そりゃ何十万の人が訪れるんですもの、いい商売だな。 普通のフェスティバルと違うところは、出店で売っている品が、ほぼロックやメタルに関するグッズ限定というところでしょうか!?

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いろんな国から来てるんですね~。 ユニオンフラッグをかがげている青年は、英国人? 目の前で邪魔なんですけど。

仮装している人たちや、定番の黒いメタルTシャツ着ている人たち。 でも暑いので、男性は上半身裸、女性はビキニのトップ、という格好が多い・・・ と思ったら、どう見ても水着ではなく、下着のブラジャーですね、ということ多し。

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なんて、当たりを見回していたら、ふと、あるヤングカップルに目が留まりました。 私の斜め前で Blind Guardianを観ていた二人。 田舎から出てきました~、フェスティバルは初めてですっ、という純朴なオーラを放っています。 高校生くらいの、男の子はブラインドガーディアンのTシャツとジーンズ。 女の子は黒のタンクトップに長めの白いスカート。 二人の周りだけ、ほんわりした雰囲気が漂っているのです。

「かわいいカップルが、あそこにいるよ」と夫に言ったら、「うんうん。 さっきね、女の子がぎこちなくヘッドバンキングしようと試みて、男の子は戸惑い気味の彼女を励ますように、親指を立て、グーだよ、頑張って、とジェスチャーしたら、女の子は嬉しそうに、一生懸命頭を振ってた」と、夫も二人を観察済み。

腕を上げて手拍子するシーンでも、お互いの片手同士を打ち合ったり。 なんともかわいいのよ~。 ワルにクールきめようと、ハメをはずしている若者が多いなかで、二人は私の心のオアシスでした。

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会場では、各々自分たちの思うように、フェスティバルを楽しんでいます。 ステージ前で暴れている輩、折りたたみイスに横になり悠然と音楽を聴いている人たち、音楽は二の次でビールばかり飲んでる奴ら。 年齢的には10代後半から20代の若者が多いけれど、もちろん中年、年配、子供連れと、あらゆる年代の老若男女が集っています。 日本では、音楽に関する流行廃りは大きいし、このメンツ(バンドのライナップ)では、若い人たちは来ないんじゃないか・・・ スウェーデンでは流行に左右されず、ロックを愛する人たちが、こんなにもいると思うと、ジ~ンとします。 (裏を返せば、スウェーデンは流行がないほどの田舎で、80年代から時が止まっているとも言えますが。)

追記: 2009年のスウェーデン・ロック・フェスティバルに日本から参加した方のご報告は、こちら→ ROCKAHOLIC: SRF09
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