サマーハウスでパン作り

2007.05.19.
Bさんのお家から徒歩10分ほどに、Bさんの息子さんが所有するサマーハウスがあります。

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このサマーハウスには、昔の、薪をくべて暖める式のパン焼き窯があり、ときおりBさんは、仲間の女性たちとパンを焼くそうです。 その様子を収めたビデオを見せていただきましたが、すごい!

まずは、形も大きさも揺りかごのような木の箱に、小麦粉などの材料を入れ混ぜる。 その量がハンパじゃない。 こねていると、腕の半分までパン生地にのめり込みます。 こねて、寝かせて、こねて、寝かせて。 前の晩から仕込んでおきますし、量も多いため時間がかかります。

それから窯の中に薪をくべ、燃やす。 じゅうぶん窯の中が温まるまで、これまた時間がかかります。 薪が全て灰になったら掻き出し、その中に丸く形を整えたパンを入れ、焼きます。 

前回はパン作りを手伝った友人ですが、「私は焼く前のパンに、フォークで穴を開ける係だった。 それくらいしか、できなかったのよ」。

パン作りは、かなりの体力が要ります。 手際の良さも大切。 作っていたのは、お年を召した女性3人。 もう、感心感動しながらビデオに見入ってしまいました。

パンは全部で12個ほど出来たでしょうか。 まだ窯の中が温かいからと、その後にクッキーなど、小さなお菓子も焼いていました。 こういう「おまけ」が、また楽しい。

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サマーハウスの中が、これまた、かわいらしい。 私は、モダンな北欧デザインよりも、一昔前の生活に使われていたデザインや物の方が好きです。 Bさんがパン造りに使う道具も、骨董品の域に入るような年代物。 薪は外の森で、灰を掻き出すときに使うモミのような葉は庭から取ってきた、自然のもの。 Bさんのお家やサマーハウスは、そんな古き良き時代のスウェーデンらしさが、溢れていました。
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本物のオストカーカ ostkaka

2007.05.23.
スモーランド名物オストカーカ ostkakaについては、以前記事を書きましたので、まずこちらを参照していただきたいのですが・・・

スモーランドで手作りオストカーカを味わった友人が、語ってくれたオストカーカの絶品さに刺激され、市販のオストカーカを購入して食べたが、なんとも妙な味わいだった・・・ という話でした。

その友人とは、今回SASのストライキで悲惨な目に合った彼女で、そのオストカーカを作った女性とは、Bさんだったのです。

そして、今回、私もBさん手作りのスモーランドの味、本物のオストカーカを味わことができました! こちら(友人撮影)です。 (偶然にも、家で市販のオストカーカを食べたときの器と、Bさんのところで出された器が同じ、Rorstrand (Rörstrand) 社の、Gron Anna (Grön Anna) シリーズ。)

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最初の一口を食べた、あの衝撃は忘れられません。 
「市販のものと、全然違う~!!」 

とても濃厚な、しっかりした味。 でもクドさや牛乳臭さはなく、さっぱりしているのか、どんどん口に入ります。 確かな歯ざわりがあり、特に細かく砕いたアーモンドとの感触が絶妙! 

市販のものはプヨプヨし、味はなく、アーモンドだってちょっとしか入ってない。 雲泥の差というか、まったく別の代物。

クリームやジャム(これもBさん手作り)をかけると、またオストカーカのおいしさが引き立ちます。 うう~ん、これが本物の、伝統の、オストカーカなのね! 感動の味でした。

後日談

文法の講義をしてくれていた教師に提出するため、スモーランドでの体験をスウェーデン語で作文に書いたのですが、なんと、その先生は、Bさんが住むところから20kmほど離れた地域出身だった!

60代前半と思われる先生は、元々かなりお喋りなのですが、この日は拍車がかかり、特にオストカーカについては、止まることを知らない勢い。

「私もオストカーカ大好きなのよ。 ああ、オストカーカ! おいしいわよね。 長いこと味わってないわ。 あの市販のFrödinge、あれはオストカーカとは言えない代物よね。 うえっ。 あなたは市販のものと手作りのもの、両方味わったので、違いが分かるわね。 オストカーカを暖めて食べる人もいるけど、うえっ、私はやっぱり冷ましてから食べるわ。 その方が絶対おいしいわよね。 あなたは冷たくして食べた?」

確かに、Bさんが出してくださたったのは、冷めたもので、暖めることはしませんでした。

ところで、前回のオストカーカについての記事の最後に、私は「しかし、あきらめてはいません。 いつか、スモーランドの手作り本格派 ostkaka を、私は食べたいです!」と書いたのですが・・・

強く望めば、その夢は、いつか叶うものなのですね! その夢を叶えてくれた友人とBさんに感謝です。
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