国籍と憲法

2014.04.30.
夫が生まれた時、スウェーデンとドイツの間には「ドイツ人の父親の元に生まれた子供はドイツ国籍のみを取得」という協定があったがため、スウェーデン人の母親の元スウェーデンで生まれ、今後もスウェーデンで生活するにも関わらず、夫はドイツ国籍しか与えられず、パスポートもドイツのもの。

しかし、それでは不都合だろうと、夫が小学校にあがるのを見計い、両親は幼い子供にも分かるように説明し、本人の意思と同意を確認し、ドイツ国籍を捨てスウェーデン国籍を取得させたのでした。

子供の国籍のことで、義父母が一番に心配したのは、兵役のことだったとか。 冷戦化の当時ほとんどのヨーロッパで厳しい徴兵制度があり、このままドイツ国籍だとドイツから徴集されるんじゃないかと。 (しかし、そういう義父は、徴集がかかる前にドイツを離れ、そのままスウェーデンの恋人の元に居着いてしまったので、ドイツ国籍を保持していたにも関わらず、なんと兵役をしていないんですよねー。)

夫はスウェーデンで兵役についたけど、強制兵役をした最後の世代。 冷戦が終わり、スウェーデンもドイツも次第に徴兵制度は廃止されました。

国籍も今は、子供に関してはスウェーデン国籍の母親や父親から生まれれば、自動的にスウェーデン国籍が与えられ、もう一つの国が承認していれば、外国国籍も保持できるとなっているので、うちの子も、今のところは日本国籍も持っている身。

しかし、現在の日本内閣の不穏な動きをニュースで目にしていますと、私も義両親と同じ葛藤と選択に迫られることになるかも、、、 と思ったりもします。

憲法改正となれば、それは日本に住む国民だけでなく、世界中に住む日本国籍者全てに関わることなんですよね。

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我が子に日本国籍を与えるということは、言葉や文化を教えるだけでなく、過去の歴史や現在の政治についても語り合っていかねばいけないことなんだなーと、憲法記念日を前にして思うのでした。

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