セルビアのシュークリーム

2013.03.13.
日本の「洋菓子店」なら、シュークリームは必ずあると思う。 コンビニやスーパーにも、あるよねぇ。 でも、スウェーデンには、一般的に、シュークリームはない。 昔、スウェーデンに来た当時、ふと食べたくなったのが、シュークリームでした。 日本の国民的ケーキですよね、シュークリーム。

でも、今は、ときどきシュークリームを食べることができるのです。 買うのでもなく、自分で作るのでもなく、いただきもの。 ご近所のMさんが、手作りのものを初めて持って来てくれたときは、びっくり。 日本のように大きくはない、プチシュー。 お味は、正しくシュークリーム!

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もちろん、これはスウェーデンのお菓子ではなく、Mさんはスウェーデン人ではない。 フランス人でもないが。 旧ユーゴスラビアの国、セルビア人のMさんの出身地では、このプチシューは「お姫さまケーキ」と呼ばれているそう。 お得意のお菓子なのか、ときどき作ってお裾分けしてくださる。 セルビアの方から貰うお菓子だけど、私は日本を思い出してしまいます。

その他、珍しい(つまりスウェーデンっぽくない)手作りお菓子もくださり、ラッキーな私♪ これも、うちの子のおかげだな。 彼女と交流ができたのは、うちの子が生まれてからだし。

Mさんには、お孫さんが3人いるけれど、娘さん一家はウィーンに住み、息子さん一家は故郷のセルビアの田舎に住んでいらっしゃるそう。 だから、お孫さんと会えるのは、年に1、2回。 だからか、うちの子を可愛がってくださり、プレゼントなども、あれやこれやとくださる。

うちの子も、日本のジジババには滅多に会えないし、父方の祖父母とも月に1回会うかどうかなので、近所に親しく可愛がってもらえる大人がいるって、嬉しいな。 (Mさんは、まだ50代前半の若さなので、おばあちゃんっぽいわけではない。)

お正月に、セルビアからお孫さん二人と義理の娘さんがスウェーデンに遊びに来ていた。 7歳と12歳の男の子なので、うちのガキ連れてっても迷惑なだけだろと思い、でも帰国の前日にちょっとお邪魔して、びっくり。 ものすごくしっかりした子たちで、うちの子と一生懸命遊んでくれる! 

7歳の子は、まだちょっと恥ずかしがり屋な態度だったけど、お兄さんの方は、本当にうちの子を可愛がってくれ、そして私に対しては、礼儀正しい! 別の日に私が持って行った手作り菓子を褒めてくれたり、日本のことを聞いてくれたり、自分のことについて話したり、とにかくゲストである私を持て成そうとしてくれる。

こっち(スウェーデン)の子供達と大違いだ!! こっちの子ってさぁ、甘やかされ放題でさぁ、自己中心的で、自分たちがチヤホヤされるものという態度で、12歳とかティーンの入口な年齢になれば、ぶすっと愛想悪くなるものでしょー。 (皆がみんなってわけではないとは思いますが、身近な例がそうだったもんで。)

子供って、そーゆーものだと思っていたので、私は顎が外れるぐらい驚き、感激。

うちの子も、大きいお兄ちゃんたちに遊んでもらい、嬉しくって満身の笑み。 ああ、この子たちが近所に住んでいてくれたら、どんなにうちの子に良い影響を与えてくれたでしょう。

1年前、「今日は日本の震災の日から1年たった日だったのね」とMさんから声をかけられた。 「テレビでたくさん震災のこと報道していたわ」と。 彼女達はいつも衛星放送で祖国のチャンネルを見ているので、セルビアの番組でしょう。

そして、彼女の声には、本当に痛みがこもっていた。 日本が受けた震災を、自分たちのことのように感じているように。 実際、彼女達は旧ユーゴの紛争で、自分たちの生活や人生や親しい人たちが、どうしようもない力で握りつぶされ、瞬く間に全てを失う経験をしている。 祖国を離れ、異国での生活を余儀なくされている。

実際、あの日に日本にいなかった私より、ずっと強く身近に、遠い国で起きた震災を分かっていたと思う。 

あ、そうだ。 この前いただいたお菓子のお皿をまだ返していなかった。 空で返せないので、私も手作りケーキを乗せて返したり、何か作ったとき持って行ったり、するとまた、Mさんがうちのお皿を返してくれるときに何かくれたり、合戦状態になっています。
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コメント
りんだちゃんへ
えっ、デンには冷凍シュークリームがあったのか!
えっ、りんだちゃん、ご自分で手作りシューに挑戦したんですね! 尊敬!!
シューは上手く膨らまないものだと聞いていたので、私の場合、挑戦するだけ材料が無駄だとハナからあきらめていたら、棚からシュークリームな展開に。
Mさんは、きちんとシューが膨らむので、すごいです。
でも、カスタードクリームに、ときどき大きな固まり(ダマ?)が入っていたりして。 でも、おいしいです。
こんにちは
日本だと、当たり前にあるものがないんですよねーーー。(逆も然り)
でもシュークリーム、父の生前、デン国のスーパーで買いましたぞ!
冷凍で、お味はまさしく安物のシュークリーム@エキゾチックジャパーン!

手作りはとっても美味しいんでしょうね。

シューがうまく膨らまず、うん、次から買おう!
と、決意した者より。
らくだのせなかさんへ
ご返事遅れて、ごめんなさい! (またうちのコブラーが高熱出してました。 3日で元気になりましたが。)

愛は血のつながりだけじゃないって、実践してくれるような方が身近にいてくれるのは、子供にとっても喜ばしいことですよね。
こっちも、甘やかされているのは子供も大人も、、、って例は多いですよ。 ドイツでの甘やかされ具合も、この目で見ましたが、、、(笑) うちの義父ぐらいかな、頑固で厳しく我が道を行く父ちゃんは。 (若くしてスウェーデンに来て父親になったゆえ、両国の世情に無頓着だったせいかも。)

スウェーデンでは、「3月11日=原発問題」としてとらえる傾向はないです。 津波の被害と原発の問題は、まったく別の次元ですよね。 でもね、すぐに「すり替えて議論を始める」って分かります。 祖国にいるそういう態度の人たちを、うちの義父は一番忌み嫌っているから。 (普段スウェーデンに憤りを感じつつ、でもドイツに目を向ければもっと酷いと気づき、ここに留まる、、、って、外国に永住覚悟した人のパターンですねー。)

小さい画面用に簡素なデザインにしたら、ちょっと殺風景な雰囲気になってしまったな。
すてきなおつきあいですね。
あれ、雰囲気が変わってる~~。よね???

とてもすてきなおつきあいですね。
うちのこぶ太郎にも、わがまま婆ちゃんじゃなくって、血がつながっていなくても、心からかわいがってくれる人ができるといいな・・って思ってるんですけど、なかなか。
スウェーデンの子供たちも、ドイツの子供たちと似たり寄ったりですね。
いや、ドイツ人は大人もそんな感じかもしれないです。うちの夫とか義母とか・・・。

こっちの人(特に「我こそインテリ」と思い込んでいる人たち)って、3月11日のこと、すぐに原発問題にすり替えて議論を始めるんですよね。12月26日には、いつまでたっても犠牲者を追悼する報道内容なのに・・・。
多分、直接、津波に巻き込まれた欧州人がたくさんいたからでしょうね。

Mさんのように、犠牲者や日本のことを思ってくださる人がいると、ほっとします。ドイツでは、あまり会わないです。ウクライナ出身の肉屋のおばちゃんは「原発のことばっかり言われると、気分悪いよね。」と同情してくれましたが・・・。

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