アイスチョコとラジオカーカ

2009.12.05.
スウェーデンのクリスマスのお菓子として、この時期よく出回るのが、Ischokolad (イスフォコラード)、直訳するとアイスチョコレート。 といっても、チョコ風味のアイスクリームではありません。 ひんやりした口解けの小さなチョコ。

ischoklad.jpg

なぜ冷たい舌触りかというと、ココナッツオイル(ヤシ油)を使用しているから。 作り方も簡単で、溶かしたブロックチョコとココナッツオイル、好みで砕いたナッツ類をまぜ、小さなアルミの型に流し入れ、冷やして固まれば出来上がり。

同じ要領で作れるのが Radiokaka (ラジオカーカ)。 義母が「子供頃、お母さんがクリスマスまたは元旦のご馳走のデザートに作ってくれたわ」というのを聞いて、去年のクリスマスに私も作ってみました。 (お皿の右上に3つ並んでいるもの。)

radiokaka4.jpg

Radiokaka (ラジオカーカ)のレシピ


材料
ヤシ油(固形) 100g
製菓用ブラックチョコレート 100g
卵 1個
粉砂糖 1 1/2 dl (150ml)
マリービスケット 15枚ほど
コーヒーの飲み残し少々(あるいはインスタントコーヒーを少々溶かし冷ましておく)

用意するもの
四角いケーキの型(あるいは牛乳パックを利用しても)型には紙を敷いておく

作り方
1.ヤシ油とチョコを湯せんで、あるいは鍋に入れ弱火で、よく混ぜながら溶かす。 溶かしたら、冷ましておく。
2.ボールに卵と粉砂糖を一緒に入れ、泡だて器で泡立てたら、1.のチョコに加え、よく混ぜる。
3.型にマリービスケットを数枚敷き詰め、その上から2.のチョコを3分の1ほど流し込み、またビスケットを敷きチョコを被せを繰り返し、層を作る。

radiokaka2.jpg

ここで、夫からのアドバイス。 (と、ここで思い出したが、結局これも、作ったのは私ではなく、夫だった・・・)
ビスケットの表面を冷ましたコーヒーにちょっと浸けてから、型の中に敷くと浮かび上がってこないし、ほろ苦いコーヒーがチョコと合って甘さを抑える。

radiokaka3.jpg

このコツを夫に教えてくれたのは、小学校のとき社会学習で行ったレストランの、フランス人シェフだったそう。 (そのとき作っていたたのはラジオカーカでなく、似たような、でももっと見栄えの良いランス式のデザート。) スウェーデンの学校では、実際働いている人たちの職場にて何日間か労働を体験する課外学習があるそう。 夫はリゾート地にある高級レストランに行ったんだそうだ。 義母曰く「あれはラッキーだったわ。 最終日には生徒の親も呼んでフルコースを体験させてくれたんだもの」。

4.型を冷蔵庫の中で冷やし固める。 (できれば一晩置く。)
5.食べるとき、薄く切る。 断面図が昔のラジオみたいだから、「ラジオケーキ」という名前が付いた、1950年代に流行したというお菓子。
radiokaka1.jpg
購入したヤシ油とブロックチョコを消費するため、何回も沢山作ったけど、私にとってはクド過ぎて(だって油脂の塊じゃない、これ・・・)食べられなかった。 結局、作る側からスウェーデン人たちにあげちゃったんだけど、それが評判よくて、私の株は上がったが。

中には、「懐かしい~、子供の頃コペンハーゲンに遊びに行ったとき、これ食べたよ」と言う人たちも。 デンマークにも同じ形のデザートがあるのです。 今はほとんど見かけない、おばあちゃんの味らしい。 レシピを見ると、デンマーク式はヤシ油ではなくバターを使い、Kiksekageという名前。 スウェーデンでも Radiokaka ではなく、 Kexkaka と呼ばれることも。 どちらも「ビスケトケーキ」の意味です。
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