Kiviks kungagraven スウェーデン最大の古代の墓

2009.06.29.
スコーネ東海岸 Österlen (エスターレーン、エステルレーン)地域にある、リンゴの産地 Kivik (シービック)

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こののどかな地域には、自然保護区及び青銅時代の遺跡や遺物が多くあります。

そのひとつが、Kivik のはずれにある Kungagraven (クンガグラーヴェン)、 王の墓。 スウェーデンで一番規模の大きい、青銅期の古墳です。

原っぱや農場の中にある道を、地図を片手に、てくてく歩いていると、何やら積み上げられた石の山が見えてきます。

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全体図は、こんな感じ・・・ これじゃなんだか、よく分からないけど、石が積み重なる、お墓の高さは3,5メートル、幅は75メートル。 これが建てられた約3千年前 は、今の3倍の高さはあったと推測されますが、地元住人が、家を建てるため、 壁を造るため、漬物石にするため(?)に、と数百年に渡り石を持ち出してしまったので、お墓の規模は小さくなるばかり。

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近づくと、石の間に道があります。

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石の間をどんどん行くと・・・

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入り口が見えてきました。 1930年代に大規模な発掘調査が行われ、石も補充し積み重ね、内部を見学できるようにし、当時の面影を再現して、今のように誰もが訪れることができる形にしました。

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中に入ると、棺があった部屋があります。 (内部にあるのは、このひと部屋だけ。)

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横には、絵が描かれた(正確には、彫られた)石碑のようなものが 並んでいます。 (もちろん、レプリカ。) 石には、人間、動物、船、馬が引く2輪車、何かのシンボルかと思われるもの・・・ などが描かれていますが、具体的に、これらの絵が何を意味するのか、 何かの物語なのかは、今だ謎なのだそう。 

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また、発掘された遺体はDNA検査の結果、若い女性であったことが発覚。 実は「王」の墓では、なかった!

敷地内にはカフェがあり、お土産も売っているらしい。 (朝早めだったから、まだ閉まってた。)

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このお墓の観覧期間は、5月15日から8月末までの夏の間だけ(10:00~18:00)。 入場料20kr。 (でも、私たちが行ったときは、誰も居なかったけど自由に出入りでき、入場料取らなかったんだけど・・・)

車がないと行きにくいところにあるけど、ローカルなバスが走ってます。 (Simrishamn駅 から Kivik 行きのバスに乗り、Kivik の一つ手前で下車。)

おまけ: 近くの路傍にあった、無人の「フルーツスタンド」。 

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コメント
naconaさん
ご返事が遅くなり、ごめんさ~い!
スリランカも遺跡・古墳など豊富にあるでしょうね! でも、やはり国や地域によって異なるところが、或いは共通点が見出されるところが、興味深いです。
葬られていたのは王様(男性)ではなく女性だったのです。 女性でも身分が高い人だったでしょうし、当時は女性の方が、卑弥呼のように、国のリーダーだったのかも。
はんころりんさんへ
久しぶりにお越しいただいたのに、ご返事が大変遅くなってごめんなさ~い!
あはは、漬物石にしたかどうかは、定かではありません。 私だったら、漬物石にしてしまうと・・・
遺跡・古墳などなど・・・と~~~~っても興味が湧きます☆
それにしても石の積み重ねがやはりヨーロッパ調で素敵☆

王様のお墓ではなかった・・・という事は一般の方もこうしたお墓に
入っていたのでしょうか。。。
漬物石
久しぶりにブログを拝見させていただきました。

お墓の石を漬物石に持っていってしまうだなんて・・・
ウチなら、花壇のふち飾りにいただきます。
ANTさんへ
楽しみにしていますので、ぜひアップしてください!
あります。あります。
いつかアップします。いいところがありますんで。
ANTさんへ
ANTさんも、このようなところが大好きなんですね♪ ロマンをかき立てられますよね! 
自然の産物である岩も好きで、オーストラリアではエアーズロックやデビスルマーブルズなんて見に行きましたよ~。 NZにも、そんなところがあるのかしら?
大好きです。
私はこういうところが大好きです。中学生だったころとかは古い城跡、石垣しかないところに行ってどんな城が建っていたんだろうとか思っていたことがあります。
後この時代のお墓はどの国も大きいですね。力を誇示していたんでしょうね。
Gunvaldさんへ
ああ、Gunvaldさんは石には萌えないのですね!? 私は、巨大石が好きなのです! ストーンヘンジはもちろんですし、子供の頃からの憧れはイースター島のモアイ・・・ この古墳も石が堪りませんが、積み重ねた石自体は小さいし後に修復されたものなので、その点ではイマイチ。
りんごの産地ですが、まだ収穫の時期ではありませんし、リンゴもぎに行ったわけではないので、あしからず。 でも秋にはリンゴ祭りなるものも開かれるんですよ。
sarahoctavianさんへ
ドイツでは中世の街並みやローマ人の遺跡などを目にしますが、北欧はそれより遡ったバイキングや古代の遺跡が、けっこう無造作に点在しているんですよね。
でもねぇ、この古墳の周りに、ヘンな「モダンアートのオブジェ」が建てられちゃって・・・ 実際は、意味のないモダンアートを自然の中にいろいろ建てるのが好きなスウェーデン人・・・
Mevrouwさんへ
本当、古墳はロマンですよね! それを、「たいしたものじゃない」だなんて・・・
このお墓に埋葬されていた人物は女性だったようで、北欧の卑弥呼だったかも。 3000年も昔は、男性ではなく女性がリーダーだったということでしょうか。
アリスさんへ
懐かしさを感じるのはチェコを思い出して? 3000年前のヨーロッパ、北の方は文明は遅れてたのかもしれませんが、でも、絵文字文化?があったようですね。
この古墳の意味が薄れた頃には、ちょうど良い大きさの石がゴロゴロあったら、やっぱりちょっと失敬しちゃうでしょうね~。
ビミョーなお墓
何かこう写真だけ見るとビミョーなお墓ですね。(写真だから壮大さが分からんのか?)
まぁ、私はストーンヘンジを見ても特別な感慨を抱かなかった人間ですから石物には萌えない人種なのかもしれません。

少数点に”.”ではなく”,”を使うとは!chakyさんも段々とヨーロッパ化してきている証ですかね。
リンゴの産地と最初に期待を持たせておきながらリンゴの話題は最後のフルーツスタンドだけという結末にいまひとつ納得がいっていない今日の私です。
北欧に旅すると、私たち必ずバイキングの古墳とか遺跡を巡ります。みんなで好きなの。というか、北欧でがバイキング文化は避けて通れないですよね。森の中や放牧地にそれらしき石を見つけ、しばし大昔に思いを馳せる・・・ロマン~。あ~でもでもこの古墳はまだ訪れたことない!次回はぜひ。
それから、さりげなくある名所にこういう押し付けがましくない案内所やセンスの良いカフェってスウェーデンらしいくて好感持てます。
古墳
中学生のころ、近くの神社に古墳があって、でも「たいしたものじゃない」ってことで発掘作業が放っておかれた場所がありました。そこへ行ってみて、「本当は卑弥呼の墓かもしれないじゃんねー」などと妹と話しをした覚えがあります。
古墳はロマンですよねー。
なにやら懐かしい感じの風景です^^
カフェやフルーツスタンドの感じはチェコにも通じるような。。。
3000年前かーヨーロッパの歴史はよく分からないけど、日本より文明が遅いのだと思っていました。とても貴重なのではないのでしょうか?

石が減ってしまっているところが笑えます☆

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