The taste of Swedish summer と、ドイツ風にわとこの天ぷら

2009.06.22.
Fläderblommor (Elder flowers, 西洋にわとこの花)を摘んできて、今年もお花のジュースを作りました。 (Flädersaft の作り方はこちら。) ジュースといっても、エルダーの花とレモンを砂糖水で漬け込んだシロップで、水で割って飲みます。 英語では Elderflower cordial (エルダーフラワー コーディアル)ともいうらしい。 にわとこには、解熱などハーブとしての効用があります。

今年はシロップだけでなく、一部の花をお茶用に乾燥させることに。 そして、sarahoctavianさんから教えていただいた「ニワトコの天ぷら」にも挑戦!→追記にて、その結果。 (花を揚げて食べるなんて知らなかったけど、スウェーデンでも pannkaka =パンケーキを作ったりすると、後で聞きました。)

私にとって、にわとこの花と香りはスウェーデンの夏の味!

しかし、スウェーデンでも北の方に行くとニワトコは育たないよう。 イングランドやドイツでも広く親しまれ利用されています。

smultronflader.jpg

にわとこと一緒に摘んで来たのは、これもスウェーデンの夏の味、smultron (スムルトン、スムルトロン)。 Fragaria vesca という種の野いちご。 小粒で素朴ながら、香りと味わいが高く、苺とはまた違ったおいしさ。

草の茎や、麦わらなどに挿していくのがスウェーデン流。 (こうすると手が汚れず、持ちやすいし食べやすい。 なんといっても見た目が可愛らしい~♪)

野いちご [DVD]といえば、巨匠イングマール・ベイルマンの作品ですが、この映画のスウェーデン語原題は Smultronstället (スムルトロンステレット)で、「野いちごが生る場所=秘密のお気に入りの場所」という二重の意味があります。

そして私が毎年にわとこの花を摘むこの場所は、まさに私の smultronstället なのです。

追記: 夕食に(?)にわとこの花の天ぷらを作りました! これが、意外なおいしさ! (実は、食べるまで半信半疑だった・笑) 

fladertenpura1.jpg

ほのかな甘みの衣と、口の中で広がるエルダーの香りのハーモニーがなんともいえない! 夫は「あ~、ドイツの味だぁ~」。 この衣(生地)の味わいと、揚げるところが、ドイツ料理を思い出させるとか。 (スウェーデンには伝統的に揚げ物ってない。)

fladertenpura2.jpg

本当に嬉しい驚きのおいしさ。 (二人とも、食べるまで不安だった・笑) 素敵なレシピを、どうもありがとうございます、sarahoctavianさん! 二人とも感謝感激。 義母様にもよろしくお伝えください!
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コメント
rukoさんへ
ちょうど夏至祭後の良いお天気の時期にスウェーデンにいらしていたんですね!
やはり北に行くとエルダーは咲いてないんですか・・・ (この境界線って、どのあたりなんだろうなぁといつも思う。)
> スウェの人達は思ったほど手作りお菓子や料理に興味がないみたいで、
あはは、そうなんですよねぇ。 そういうことするのは、定年後で時間があって元気なおばあちゃんたち。 でも全てが手作りだった時代を生き、労力を厭わないスウェーデンのお年寄り達は偉大です。 
素晴らしいひとときをスウェーデンで過ごされたご様子、羨ましいかぎりです。
大量に購入したという小麦粉!で、これからのお菓子作りが楽しみですね。
スウェーデンに行ってきました!
Chakyさんこんにちは、お久しぶりです。
とうとうスウェーデンに行ってきました。22日から29日まで、ストックホルムに2日、あとはMoraで過ごしました。Moraでエルダベリーサフトを作るつもりでChakyさんのレシピをコピーしていったのに、咲いていませんでした。。。(涙)スウェの前に寄ったイングランドでもストックホルムでも一杯咲いていたのに。。。北過ぎた様です。
ICAでこれでもかっていうほど小麦粉などを買い込んで、どこでも20キロまで525クローネで送れる郵便局の青い箱2箱送りました。本もどっさり買い込んだので、重くて大変でした。でも、スウェの人達は思ったほど手作りお菓子や料理に興味がないみたいで、一生懸命話を聞いてくれたのはおばあちゃんだけだったような。。。
そのおばあちゃんにRullrånを巻く木の道具をもらったので、張り切って巻いてみましたが、1本しか成功しませんでした。でも、これがヨックモックの原型なんですね。
図書館には時間切れで行けませんでしたが、スウェの人達に歓迎してもらって、サマーハウスではあかるい真夜中にボート遊び(ビーバー発見!)、真夜中に火の回りでフォークソング合唱(生ギター、生アコーディオンつき)、朝には水浴びとスウェの短い夏の過ごし方を垣間見たような気がします。本当に、夏を毎日精一杯楽しんでいる感じでした。
ところで、私の周りに居たスウェーデン人の方々って、始めるまでだらだらしている(?)のに、決めたことはやらなければならないって感じで最後に急ぐので、毎日とても忙しい気分でした。てっきりのんびりした人達だと思っていたので、意外でした。
まぁ、私の周りだけかもしれませんけれど。
でも、スウェーデンが大好きです。きっと知り合いが居るからでしょうね(フフ)
では、どっさり買った製菓材料で毎日研鑽します~。(一番興味があるのは、普通の小麦粉がどれだけ違うのかということです!)
Gunvaldさんへ
スウェーデンでも若い人達はベルイマンの影響を受けていないのかもしれませんね。 義母などは、大抵の作品は鑑賞してて自分なりの好みもあり、批評を展開してくれますが。 

> 「外国の人はベルイマンが好きみたいだね」
というのは、黒澤明にも言えることですね。

最近活躍している有名人の2世は、私はさっぱり・・・ 歳と共に、自然の風味が生きた味わい深い料理を楽しめるようになるのは、粋なことだと思います。 年取ることは悪いことじゃないなぁ、と舌鼓を打ちながら思いますね。
しかーし、この点やっぱりスウェーデン人は違うのですね。 子供の頃から年寄りになっても同じもの食べてる・・・ (例えばミートボールのリンゴンジャム添え、とか・・・ 小学校の給食も老人ホームの昼食も、まったく同じメニューです。)
にゃんこねんさんへ
それでも北は希少価値のベリーが豊富にあるし、なんといっても空気が澄んでおいしいと言うじゃありませんか。 
今年はホントに寒いですね。 でも、ようやくまた暑くなってきました。

> 『へぇ~ バイエアンみた~い♪』と思ったのでした
そうか~、私とは逆の発想なのねー! ドイツでも南の方は揚げ物をよくするんだ~、日本みたい~って思いましたもん。

> その台所用紙 高いヤツじゃないですか!
んふふ・・・ そんなわけないじゃないですかー! L○dlの特価品ですよ。 紙に印刷されたチープなロゴの部分は、うまく天ぷらで隠しました♪ これはもちろん食卓用で、調理用にはトイレットペーパー使ってる・・・ (トイレットペーパーを卒業し、一人前になりたいもんです。)
らくだのせなかさんへ
ニワトコの天ぷらはオススメです~。 衣の生地にビールを使っているのが、またドイツの味みたい。
こちらにも市販のにわとこシロップがありますが、紫色の実を使ったものもあります。 また花とは風味が違いますよね。
花の命は短くて・・・ 1年待たなくちゃいけませんね。
sarahoctavianさんへ
夏至の頃スコーネにいらしたことがあるんですね。 Halmstad は別の県になるけど、気候も訛りもあまりスコーネと変わりない地域です。 そうそう夏至前夜までは天気が崩れ寒かったけど、夏至からまた夏らしい天気になり、夕方からは夜は気持ちいいですね~。
そちらでは、もうニワトコは実を付け始めたのですね! 天ぷらは、とってもおいしかったので、これから毎年楽しみたい味です!
淡い白と赤のコントラストが爽やかな、ニワトコと野いちごです。
tulpさんへ
うちでは大量に作ったシロップを冷凍保存し、風邪気味や発熱のとき、解凍して飲んだりしますよ。 レモン入りだからビタミンCも補給できる!?
天ぷらは、花に合った仄かに甘くて薫り高い味でした♪
そうそう、あの塔みたいなケーキがサンドイッチだったら、すごいんだけどね~。
年取った証拠
まだこの映画をちゃんと観たことが無いのですよね。
数年前に俳優の宍戸錠氏の息子さん(有名人の親子で親のほうを基準にするようになると・・・)が映画をなぞってストックホルムからルンドへの道のりを辿るというTV番組がありました。
映画に出てきた途中休憩した湖畔のレストランがまだ健在でした。最後のルンドでは若い学生さんが「野いちご」を観たことがなく「外国の人はベルイマンが好きみたいだね。」と言っていたと記憶しています。
私は車が好きなので老教授の運転する優雅なパッカードが印象的でした。

若い頃はこういった食べ物に興味はないのでしょうが、ある程度の歳がいってくると「フキの煮物」とか「タラの芽の天ぷら」の美味しさが分かってきますね。
以前、タモリ氏がTVで「木」とかに興味を持つようになると年取った(流行り言葉で言う「草食系」になった)証拠と言っていましたが、こういう食べ物に好みが移行して来るのもその一つでしょうか?
やっぱ 南ですね
それ 本物はいまだに見たこと無いです
シロップ割のジュース 1000円近かったけど 赤坂の某国料理店で去年飲みました

毎度のことながら 地域差を肌で感じ こちらのブログでも感じ… (笑)

ここって本当に何も育たないらしくって 地ベタや樹木とかに咲くお花なんて ほんと数が限られていますよ
今年は更に寒いとかで へび苺系も 黒いのも青いのも黄色いのも まだ実さえ着いて無く淋しい夏って感じです 

揚げ物でドイツを感じる旦那さん 可愛いですね
そう言や 昔 日本に移住した時に日本でも揚げ物を食べることに気がついて『へぇ~ バイエアンみた~い♪』と思ったのでした 

ところで…
その台所用紙 高いヤツじゃないですか!
う~ん ぶるじょあじー★
おいしそう。
郷土料理のレシピ本に、このニワトコの天ぷらも紹介されていて、一度は試してみようと思いつつ、未だに作っていません。そうか、これはドイツの味なんですね
ニワトコは、レモネードのようにして瓶入りで売られている(Bionadeという商品)ので、たまに飲みます。でも、これは花じゃなくて、実を使ったような気がします。だって、色がそんな感じですもの。
そちらで咲いているということは、ここではもうニワトコの花は終わってしまったでしょうね。試すことができないわ。残念。
追伸
おっと、書き忘れました。ニワトコと串刺し野イチゴのお写真がまるで絵のようにキレイですね!
「二ワトコづくし」ってとてもスウェーデンぽく思えたのですが、やはり北の方に行くと咲かないんですね。今スコーネ地方の夏至の頃を頭に描いています・・いいなぁ、また近年中に訪れてみたくなっちゃった!昨日サッカーのU21欧州選手権をHalmstadから中継してたの(あそこはスコーネではないのかな?)。ドイツが土砂降り雨なのに、そちらは暖かい夕日と爽やかな空が広がる真夏の夜で綺麗でした~。
こちらは里帰りから戻ってきたら、すっかりニワトコの花は終わって小さい実がたくさん付き始めてたわ。秋になったらニワトコの実のジュースってわけですね。私たちの不在中に義母がシロップ作っておすそ分けしてくれました。これ私たちも大好きです!
ニワトコ、きれいで、おいしくて、さらに解熱などの作用もあるなんて、いいですね~~~。

お花の天ぷらってなんだかかわいいですね。
(しかもおいしいなんて、最高!笑)

そうそう、前回の記事、もう一つのほうはサンドイッチではなかったのですね・・・さっそく過去の記事を拝見してお勉強しました~~(^^)

Setteさんへ
真っ白というより、ちょっとクリーム色っぽいかな? 私にとっては、おいしそうな色・・・(笑)。 香りが良くハーブの効用があるので、食用によく使われるようですよ。
キレイな色
白(?ちょっと色がついてるかな)と赤がキレイです。シロップやお茶にもなるんですね。

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