教会での復活祭とスウェーデン式祝い方

2009.04.11.
復活祭が始まるのは(つまり休暇が始まるのは?)、イースターサンデーである日曜日から数えて3日前の洗足木曜日(スウェーデン語で Skärtorsdagen、英語ではMaundy Thursday)。 この日は、デンマークやノルウェーでは祝日だけど、スウェーデンでは通常の日(会社など半ドンで終わるとこが多いが)。

洗足木曜日は、イエス・キリストが弟子達と最後の晩餐し、弟子達の足を洗ったという日です。

skortorsdag.jpg

教会(プロテスタントのスウェーデン教会)でも、特別なミサが行われていました。 この日、夕方に行われるミサの最後に、祭壇(その上に置いてある銀の燭台や十字架)が片付けられます。 (復活祭の日に、再び取り出されるらしい。)

そして、Långfredagen (長い金曜日、英語でいう Good Friday、聖金曜日)は、キリストが捕らえられ十字架に磔となった日。 スウェーデンでも祝日。 教会では特別な礼拝が行われます。 喪に服し、静かに過ごす日だけど、ようやく訪れた春の陽気に、そんなこと知ったこっちゃありません。

longfredag.jpg

聖土曜日Påskafton (復活祭イヴ)で、スウェーデンではこの日の夕方、家族や親族揃ってディーナーを囲んだり、パーティーをしたり、盛大に祝います。 ・・・って、イエス様は、まだお墓の中なんですけど!? まだ、復活祭前の最後の断食日なんじゃ・・・? なんでも、スウェーデンではクリスマス前夜のクリスマスイヴが一番盛り上がるので、復活祭でもイヴを祝うようになったらしい。

この日、教会は閉まっていますが、真夜中に復活祭の夜のミサが行われます。 (追記1: この真夜中のミサがキリストの復活を祝うもので、「キリストは復活された」と叫び、復活祭のロウソクに火を灯し、洗礼と正餐が執り行われます。)

で、日曜日が、Påsk復活祭、イースター、Easter Sunday)。 イエス様が横たわるお墓に行ったら、あら、空っぽ。

paskdagen.jpg

追記2: これらの写真は、教会に飾ってあった復活祭のジオラマ。 子供達にも分かりやすいように、異教徒である私にもよく理解できるように、聖書からの場面を再現してます。)

この日、イエス・キリストは復活されたのです。 (でもスウェーデン人は、前夜のパーティー遅くまで騒いでいたので、今日の朝はぐっすりお休みです。 日曜なので、教会ではミサがある。)

翌月曜日も、Annandag Påsk (Easter Monday) で祝日だけど、クリスマスの翌日同様、スウェーデンでは特に祝い事はないらしい。

夫の実家では、復活祭はドイツの義父の故郷で過ごすことが多く(今年も義父母はドイツへ~)、スウェーデンで過ごす場合は特に復活祭を祝わないので(聖金曜日に魚を食べるくらいで)、未だスウェーデン式の復活祭がよく分からないのであった。
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コメント
らくだのせなかさんへ
復活祭の公休祝日は、国によってかなり違うのですね! フランスも月曜だけが祝日だとは。 そういえば、オーソドックスは今日(4月19日)が復活祭だとか。

国自体が「沈黙の祝日」で規制するのですね・・・ 日曜日にお店が閉まっているのも、安息日を守るためなんですよね。 (この国ではそのような考えがあまりないので、ありがたいことです。)

スウェーデン(プロテスタント)教会でも、BishopとPriestがいて、やはりカトリックと同じ役割をするようです。 BishopはPriestに比べ、かなり位が高い人なので、間違えるのは大変失礼なことだとか。
木曜日も??
木曜日も祝日になる国があると聞いて、驚きです。
祝日が多い某国でさえ、金曜日と月曜日のみですから。
私たちが出かけていたフランスでは、月曜日が祝日になるだけだそうです。ショッピングには、助かりますね。

某国では、聖金曜日にコンサートやスポーツの試合は行われませんし、大きな音で音楽を聴いたり、楽しそうに歌ったり、踊ってもいけないそうです。いわゆる「沈黙の祝日」というやつです。

ところで、私はカトリックのことしかわかりませんが、Bishopは司教区を監督するボスのような役割で、Priest(カトリックではいわゆる神父、プロテスタントでは牧師)よりも、位が上になるのではないかと、勝手に思っていました。
宗派によって、システムがあれこれと違うこともあるでしょうから、プロテスタントの国でどうなのかはわかりませんが・・・。
sueさんへ
この3場面だけでなく、他にも沢山あったんですよ。
sueさんはジオラマがお好き(しかも大好き)なんですね!
クリスマスや復活祭、元は同じキリスト教でも、国によってかなり異なってくるのが興味深いです。
とってもリアルなジオラマですね。
私ジオラマを眺めるのが大好きなので、じーっと見入ってしまいました。
復活祭のお話色んなブロガーさんのところで拝見しますけど、お国が違えばいろいろなんですね~
tulpさんへ
同じヨーロッパでも、国が違うと教会の祭日も違うんですね! オランダは3連休だけなんて。 デンマークやノルウェーなんて5連休なのに。 これも、お国柄?
今年は初めて教会での復活祭を体験しましたが、教会に行かない方が多数派でしょうね。
オランダでも「エッグハント」するんですね。 スウェーデンでは「エッグハント」の習慣がないんですよ!
アリスさんへ
スウェーデンは、つい数年前まで、国と教会が一緒だったんですよ。 他の宗派の教会も、もちろんありますが、スウェーデン人の多くはスウェーデン教会に属しています。 他のヨーロッパに比べると、人口が少ないせいもあり、豪華で古い教会の数は少ないですが、それなりに歴史のある教会もありますよ。 教会の在り方は、アメリカとヨーロッパでは、まったく違うのではないかと思います。
ちょっと本文にも追記しましたが、このジオラマは復活祭用。 
Gunvaldさんへ
いつもご贔屓に、ありがとうございます。
私も、”Bishop”と”Priest”の区別が付きません。 聞くと、このふたつは「全然違う」ようなのですが・・・ 

> (いつも心の中で「この言葉を使わなくてはならない場面だけには遭遇しないように!」と人差し指と中指を絡めています)
Gunvaldさんは、なかなかスーパースティシャスなんですね。

確かに、「洗足」とあれば、次にくるのは「池」とか「学園」とか・・・
しかし、このステキなテラスは存じませんでしたわ。

復活祭前は、小さな女の子たちが魔女の格好をしお菓子をねだり歩くので、ニャンコ先生もそのつもりらしいのですが・・・ この年齢でこんな格好してたら、火あぶりですね。
LINDA☆さんへ
そう、どこも微妙~に何かがズレているんですよ。 で、お互い隣国人のことをヘンな奴らだと思い、自分達がマトモだと安心しているんですね~。
現地の人の方が、習慣化されているせいもあり、伝統や風習の意味を知らなかったりするのですが、外国人の私としては色々興味深いです。
名古屋だって、私の知らない習慣・風習が・・・
かおにゃんたさんへ
えっ、金曜日にラム食べちゃうのは・・・ちょっと早すぎ!
デンマークとスウェーデン、隣国だけど祭日は異なるものもあり、平日のつもりでデンマークにショッピング行ったら、お店がほとんど閉まってた~なんてことがありましたよぉ。
sarahoctavianさんへ
ロンドンから戻られて、でも金曜と土曜日は静かにお疲れ休みを取れるのが、イースター休暇の嬉しいところ? ロンドン滞在記、ブログでのアップ楽しみにしてますね!
同じキリスト教の行事でも、国や宗派によって、異なるものですよね。 そこがまた、おもしろいですが。
デンマークやノルウェーでは木曜からお休みなんですね~。
オランダでは基本月曜がお休みになって3連休になるだけですよ~。(とはいえ金曜からお休みになる会社もけっこうあるのかもしれませんが)

スウェーデンの復活祭の過ごし方、勉強になりました!
私はまだ「これぞオランダの復活祭!」というのは経験していませんが、やはりミサがあったり、エッグハントをしたりするようです。

Vrolijk Pasen!
アメリカの教会や家族が何をやっているのか全くわからないけれども、ちょこっと聞いたところ、子供はエッグハント、大人は飲み食いくらいしか話題に出なかったような。。。
こちらの教会は特殊だから、あまり本来の宗教色ないんじゃないでしょうか。。。説教も政治の話とか、自分の教会への勧誘色が強いと聞いたことがあります。
それに較べると、ちゃんとセレモニーがあるだけ宜しいです。
北欧の教会はそれなりに古いものはありますか?建物が歴史的建造物だったり、お写真のようなものがあったりすると、それだけで見がいがありますよね。なんだかチェコのネイティビティ(キリスト生誕模型)みたいです。
ありがたいお話
食べ物ばかりでなくこういうありがたいお話を読むことが出来るのもこちらならではのこと。
実は学生時代から恐怖を覚えているのがキリスト教関係の話題でして、”Bishop”と”Priest”の区別が付いていないのです。(いつも心の中で「この言葉を使わなくてはならない場面だけには遭遇しないように!」と人差し指と中指を絡めています)

しかしながら、私が思いついたのはキリスト教とは関係のないこちらの話でした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%97%E8%B6%B3%E6%B1%A0
そしてここでまた思い出したのはここのお店のこと。
http://www.boreas.dti.ne.jp/~gelee/
今の季節は花も見ごろ、外の風も気持ち良いでしょうね。
(結局はオチは食べ物の話かい!)
もう煩悩の塊ですな。

>ニャンコ先生
そんな格好していると魔女と間違われるよ!
こんにちわ~
面白い!
お国が近くても
スウェ ・デン・ノルウェー・独で少しずつ風習や休日
違うんですねえ(w゜□゜)w
名古屋で純粋培養されてしまって
北欧の習慣・風習はしらないままチャンスを失くしたんで
こういうことちょっとずつ知ることができるのは
嬉しい!ありがたいです(*^_^*)
おぉ、お勉強になりました。
うちの家族は喪にふくすはずのLangfredagにすでにラム食べてますが・・・(爆)

スウェーデンは木曜は祭日じゃないんですね。 
うーん、デンでちょっと得した気分です。
God Påske!
Chakyさん、お久しぶり~。昨日ロンドンから帰って以来気持ちの時差ぼけしてます。イースターのことも頭の隅にはあるんだけど、今日はボーっと日向ぼっこしてました。明日は準備始めます(やっぱりワタシは食べることが最大の心配なのだ・・)。巷では金~日曜日になるまでの間静かにすごし、教会の鐘も復活の日までならないんだよね。スウェーデンではイブの日に賑やかく・・って、これまた面白いです。

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