Pepparkaka スウェーデン風ジンジャーブレッド

2008.12.14.
Pepparkaka (ペッパカーカ)は、クリスマスに欠かせない香辛料の効いたクッキー。 英語だと Ginger Bread (ジンジャーブレッド)。 このスパイスを練りこんだクリスマスのクッキーは、名前や形は違えどヨーロッパ各国にあるのですが、スウェーデン製の特徴は、生地を薄ーく薄ーく伸ばして焼くこと。 パリッと香ばしく、生姜やシナモン(ニッキ)の風味が、日本人、特に年配者にも好評。 (スウェーデンのお菓子って、甘過ぎて日本人の口に合わないけれど、これはお土産として重宝。 でも、Annas のは日本でも売ってる・・・)

bakapeppakaka1.jpg

Pepparkakor は家庭でもよく作られ、それぞれの家庭の味があります。 こちらは、夫の mormor (母方の祖母)のレシピ。 (Peppar はスウェーデン語でコショウ、kaka はクッキーの意味ですが、このクッキーに胡椒は入っていません。 Peppar とはスパイスの総称だったらしい。)

材料:
マーガリン   125g
グラニュー糖  150ml(3/4カップ)
シロップ(※1) 150ml
生クリーム   150ml
ジンジャー(粉末) 小さじ2
シナモン(粉末)  小さじ2
クローブ(粉末)  小さじ1と1/2
重曹 小さじ2
小麦粉(※2) 1リットル 

(※1 シロップとは、見た目こんな黒蜜、またはメープルシロップのようなものですが、スウェーデンのシロップは、ただ単に砂糖を煮溶かしたもの)

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(※2 スウェーデンには強力粉、薄力粉などの種類はなく、パンもお菓子も全て小麦粉)

追記: 普通のレシピだとジンジャー、シナモン、クローブの分量が同じですが、クローブの量を少なめにすることにより、まろやかな味になります。 また生クリームじゃなくて、水を使うレシピが多いですが、生クリームを加えた方が、そりゃおいしいですわ♪)

材料を見ただけで、根性のない私は、やっぱ作るのや~めた、と思う。 そう、なぜ今まで作らなかったか、なぜ義母も全然作ろうとしないのか、なぜスーパーでペパカカの生地を売っているのかと言うと・・・ 生地を作るのが面倒なのよね。

クリスマスの時期、家庭で子供と一緒に作る定番のお菓子だけど、生地買って型抜きして焼くだけの人は多い。

でも今年は、(バニラハートの型と一緒に、ペッパカーカの型も手に入れたし)初めて手作りに挑戦しました。 

作り方:

マーガリンを室温で柔らかくし、そこに砂糖、シロップ、生クリーム、スパイス類を入れ、よく混ぜ、さらに重曹と小麦粉を加え、よく混ぜこねる。

これだけのことなんだけど・・・ やっぱり大量に作らず、材料を半分の量にしとくんだった。 こねるのが・・・大変なのよ。 夫のおばあちゃん(故人)もだけど、スウェーデンのおばあちゃんたち(戦前生まれ)って、けっこう小柄な人も多い。 でも、ものすごく体力があって、パン作りもへっちゃら、お菓子作りでもお裁縫でも、なんでもスイスイって出来ちゃう。 貧しく苦労した時代に生きた人達だからね。 物を粗末にせず、なんでも手作り。 やっぱりね、ダメですよ、福祉国家世代は。 自分達の権利を主張するだけで、な~にもできないんだから。 既製品をすぐ買う浪費家世代。 ・・・って、クッキーの種をこねながら、私はなんて年寄り臭いことをブツブツ思っているんでしょう。

充分に生地をこねたら、ビニール袋に入れるか、またはサランラップできちっと包み、冷蔵庫の中で一晩寝かせます。

また余談なんですが、夫の兄が「うちの奥さんと娘が、ペッパカーカ作っていたんだけど、焼く前に全部食べちゃったんだよ~」なんて言っているのを、私は意味が分からず「???」状態でいると、横から夫が補足説明。

「スウェーデン人はね、生のクッキー種が大好きでね、そのまま口に入れて食べちゃうのよ」。

えっ、あの甘~くバターたっ~ぷり、ぐちゃぐちゃした代物を、そのままべちゃべちゃ食べちゃうんですか!? しかも全部! 聞いただけで気持ち悪い・・・ 市販のペパカカの生地を買ってきて、そのままムシャムシャ食べる人もいるとか・・・ 勘弁してください。 私はやはり、こんな味覚が未開な国に住めません。

さて、オーブンは225度に点火。

寝かしたクッキー種を、麺棒で薄~く薄~く伸ばします。 薄ければ、薄いほど良い。 でも、生地伸ばすのが、また重労働。

私「こんなもんで、いいか」
夫「こんなの厚すぎて、ダメダメ! Mormor が作るペパカカは、紙のように薄く、誰もが感嘆したんだ」(ここで私は第一線を離脱。 後は夫の独占場。)

型(ハート、ブタ、ジンジャーブレッドマンなどが定番)で抜いたら、周りの生地を集めて、まとめて練り、それをまた麺棒で薄く伸ばす・・・を繰り返します。

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「Mormor は、最後に余った生地で、僕とお兄ちゃんのために、ネコを作ってくれたんだよ」と、おばあちゃんの猫を私の為に再現してくれる夫。

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225度のオーブンで約4~5分焼けば、出来上がり。

bakapeppakaka5.jpg

にゃんこも焼けました。 手作りの Pepparkakor は、とっても風味豊かで、まろやかな味!

bakapeppakaka6.jpg

市販の Pepparkakor は、味が濃すぎて、いつまでも口の中に味が残り、最初のうちはおいしいと思ったものの、今では飽き飽きし、買って食べることもなくなりました。 でも、手作りのペパカカは、なかなか飽きのこないおいしさ。

やっぱり、手作りが一番おいしんですね。
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コメント
rukoさんへ
私も生地を長く寝かせた方が良いと聞きました。 でも長過ぎても良くないんですね。 今回私が作った生地も、いっぺんに焼けなかったので、数日冷凍庫に入れといたから、ちょっとスパイス飛んじゃったかも。 なかなか難しいですが、何回も作るうち、要領が分かってきたり、自分の味が開拓できるものだと思いますよ!
私も日本人ゆえに、クリスマスで終わりではなく、その後のお正月も気になってしまいます。 大掃除は、クリスマス前にすべき(←スウェーデン人流)か、大晦日にして、新たな気持ちで新年を迎えるべきか・・・ (でも今回はもう時間がないので、日本流にしよっと。)
いいですねぇ、手作り glögg! ご自分の好みで作れるので、市販品より絶対おいしいです。 
IKEAのレストランは安いのが売りですが(1400円で食べられたら、安いんですよ、こちらでは)、日本だったら、しかも大阪だったら、もっとおいしいものがボリュームいっぱいに食べられますね~。
pepparkaka失敗のワケ
今回の失敗は、もちろん薄くできていないということもありますが、ある程度生地を寝かせたほうが良いという情報で、数日間寝かせている間に、スパイスの香りが飛んでしまったというのが大きいかも。。。もしかしたら、タンサンが少なかっただけかもしれませんが、、
それにしても、Julで盛り上がってますね!日本でもそれなりですが、やはり主婦にとってはその後のお正月の方が大問題かも。大掃除やらおせちやらが目の上のたんこぶで、クリスマスを心から楽しめない日本人です。。。。仕方がないので、丹波の黒豆を買ってきて、気持ちをクリスマスから遠ざける毎日です。。。。
今はglöggのために温州みかんの皮と生姜の薄切りを干してます。おいしくできたらIKEAに行かなくて済むのでラッキー。ちなみに、日本のIKEAレストランでちょっとご飯を食べたら1000円では済みません。1400円ぐらいかしら(こまかい!?)大阪という場所で、この商売がいつまで成り立つのか心配です。。。。
今度ヤルタンに挑戦しますね!2月になったらセムラを焼きます。1月のお菓子があったら教えてくださいね。またよろしくお願いします!
kikiさんへ
お褒めのお言葉、ありがとうございます。
おっしゃるとおり、シナモンとクローブは12月の香りですね!

ああ、ハーブやスパイスが苦手なアジアンは多いです~。 スウェーデンに長く住んでいても慣れないようで、「臭い」の一言で片付けられちゃう。 

Lingon sylt 入りの Mjuk Pepparkaka、おいしそうですね。 私は市販のものを一度食べたきりですが、それには lingon sylt が入っていませんでした。 今度(来年・・・)手作りに挑戦してみようかな。

ああ、「クッキー入りアイス」のクッキーって、cookie dough なんですね!? アイスに入っている場合、ちょっとクッキーがこってりして、おいしいかも!
またまたお邪魔します、Chakyさん。
相変わらずお素敵なブログでほれぼれします♡
Pepparkakaの香りがあちらこちらでし始めたらJuuuulって感じがします。ヨーロッパどこにもありますもんね☆というかあのシナモンとクローブとかがごった混ぜになた香りが12月の香りって思います。

現在アジアに戻って参りましたので大掛かりなクッキー作りとは無縁になりましたT_T せっかく作ってもヨーロピアンとアジアンの食いつきが違うようで。。。この匂いがいやー!!みたいな無味無臭な人もたくさんいるし。しかしあの香りが懐かしくなってしまい、Mjuk Pepparkakaを作りました。ちゃんとlingon syltもいれてヽ(*^^*)ノ 意外と Mjuk Pepparkaka は同僚達に受けました。

そうですか。。。cookie dough気持ち悪いですか (´・ω・`)
イギリスとかアメリカでも結構人気あるような気がしますが、私もそのままではあんまりすきじゃないです。でもcookie dough の入ったアイスは好きです。o(*^▽^*)o ねばねばしません!
かおにゃんたさんへ
人の手で作る、これほど面倒な・・・ もとい、素晴らしいことはありません。

そう、地震! お気遣いありがとうございます。 まさかスウェーデンで地震に遭遇するとは~。 しかも震源地が近かったんですよね。 揺れで目が覚めるほどでしたが、すぐまた寝ました(笑)
くうさんへ
はじめまして! ご訪問&コメントありがとうございます。
車でベルギーからノルウェーとは、色々な名所も見て周れ、楽しみですね。 (それより、ベルギーにお住まい?だなんて、そちらの方が興味深く羨ましいです!)
このブログが、ちょっとでもご旅行のお役に立てたら、私もとっても嬉しいです。 ステキなコメントありがとうございます!
sueさんへ
私も型抜きしたクッキーを作ったのなんて、中学校以来?なんて思ってしまいました。 このクッキーはスパイスが効いて、あまり甘くないので、甘いものが苦手な方にもオススメ。
食べて育ったものが違うからか、こっちの人達は生の小麦粉は大丈夫のようです。 それにしても、ねぇ・・・
Gunvaldさんへ
おばあちゃんとの思い出って鮮明で大切ですよね。 私も祖母から教えてもらったことは、今でも、こうゆう時はこうするといいんだなんて思い出しながら、役に立っています。 うちの母もモヤシの髭は取りませんね~! 祖母は料理上手でしたが、その娘は・・・ (そして、その娘は?)

”GILLE”はスコーネの北の方に工場があるんですよ。 スウェーデンに来た当初は、GILLEのクッキーよく買って食べてましたね~。 このホームページにもあるイラストが好きで、箱も取って置き活用しています。 (どこかのOLさんのように?) 「アップルシナモン味」は輸出用のようですね。 私は食べたことありません!
プリンさんへ
労いとお褒めの言葉、ありがとうございます!
パンやクッキーは捏ねるのがね・・・
このクッキーは、薄さを競い、薄い方が尊敬されるのです。
何か由縁とかあるのかな?
こんにちは♪
おいしそうですね~。手作りって素晴らしいです。
私は食べるの専門。(笑)

ところで突然の地震、大丈夫でしたか??
はじめまして
北欧の情報を探しててたどり着きました。近々車でベルギーからノルウェーまで旅行をする予定で、お住まいのスコーネ地方やデンマークにも数日寄ります。カフェやお城などの観光情報から、日常的な生活文化的情報まで載ってる素敵なブログを見つけてとてもうれしくなりました。旅行もとっても楽しみです。また遊びに来まーす。
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
わぁ!可愛らしいクッキーです!
最近クッキー焼いていないな~なんて思いました。
クリスマスだし、久しぶりに焼いてみようかな~なんて(笑)
それにしてもクッキーの生地を生で食べるとは・・・
小麦粉を生で食べてお腹痛くならないのかしら。。と勝手に心配(笑)
祖母の思い出
私の祖母はお菓子は作ってくれたことはありませんが子供の頃に色々と教えてくれました。今でも不思議とはっきり覚えているのが、庭で一緒に木の芽(山椒)の葉をとって手の平でパチンと叩くと良い香りがすると教えてくれた光景です。
あと、祖母の夕食の準備を手伝ってモヤシの髭をとったなんてことも覚えています。(母はモヤシの髭はとらない主義なので手伝った覚えが無い)

Annas のクッキーは風味も何種類かありますが、みな素朴な味ですね
私のお気に入りは”GILLE”(http://www.gille.se/)のクッキーです。中でもアップルシナモン味は薄いサクサクの生地とシナモンの香りと時々出てくるリンゴの果肉が絶妙のバランスです。
これとミルクティーと本があれば寒い冬の休日にはいつまでも家の中でゴロゴロしていられます。
お疲れさまでした~。
とってもきれいに美味しそうに焼けましたね(^_-)-☆

わたしも捏ねるのがいやで、クッキーとかは作りません(汗)
でも、自分で作ると味の調節ができるのがいいですね。
薄い方がいいというのも意外でした。
rukoさんへ
失敗してしまったのは、タネから? それとも焼き方のせいですか? スウェーデンのペッパカーカがいつもパリッと香ばしいのは、湿気がないせいかもしれませんね。
ルセカットも作られるとは素晴らしい!
マンデルマッサはアーモンドプードルから手作りした方がおいしそう! スウェーデンのマンデルマッサはクセがある味ですから・・・
阿瀬王さんへ
うちのは生地をむしゃむしゃ食べませんよ~(笑) そんな奴とだったら、とても一緒に生活していけません!

私がヘッピリ腰で作っているのを見ているのが耐えられないのでしょうね。 「そんな風に作るもんじゃない!」と。

> それは、旦那さんの“愛情”と言うスパイスも入っているからですよ、きっと。

またまた阿瀬王さんは、ロマンチストです♪ でも彼は、私が愛情込めて作った手作りカレーより、日本のカレールーを使ったカレーの方が好きです・・・ (市販品に負けた・・・)
めたるさんへ
私もクッキー種に生クリームを入れて焼くのは初めてでした。 これがおいしさの秘密? 
ホットケーキのタネはおいしいんですね! どれくらいつまみ食いしたの? 全部食べちゃったとか?
アリスさんへ
この写真のじゃ厚すぎて全然ダメないのよ。 もっと薄ーくしないと・・・ でも味は良い♪ 厚くすると、その分固くなるかなぁ。 今回作ったのも、固めです。 「大変だった」というのは、作るのが? それとも食べるのが?
ああ、3代目が商売を潰すって、この国もそうですわ。
今年は失敗
ペッパカーカ、おいしそうですね。去年はうまくできたのに、今年は失敗です。まだタネが冷蔵庫に眠っていますが、今年の日本、冬のクセに乾燥しておらず、焼いたハシからシケッテいきます(;;)あの香ばしいペッパカーカを食べたいのに。。。
そのかわり、ルッセカットは上手くいきます。いつまでもしっとり(?)
1月になったらセムラの季節が近づきますね。マンデルマッサがありませんから、アーモンドプードルで頑張ります~!スウェのICAに行きたいです!!!
やっぱり手作りが一番
>スウェーデン人はね、生のクッキー種が大好きでね、そのまま口に入れて食べちゃうのよ

う~む。やっぱり、それは『味盲』ですね~
と言う事は、Chakyさんの旦那さんも、「生地状態をむしゃむしゃ」されるのですか!?

でも、良い旦那さんですね~
Chakyさんが、ギブ・アップしてから、重労働を引き受けて下さって、しかもMormorのネコさんまで作ってくれるなんて……。

>でも、手作りのペパカカは、なかなか飽きのこないおいしさ。やっぱり、手作りが一番おいしんですね。

それは、旦那さんの“愛情”と言うスパイスも入っているからですよ、きっと。
あ~、食べたい!
お、おいしそう。よだれが出てきそう。
クッキーに生クリームを入れるんですね。初めて聞きました。こりゃ、絶対においしいわ。

クッキーのタネを生のまま食べたことはありませんが、小さい頃、ホットケーキのタネをつまみ食いしたことはありますね~(笑)おいしかったです。
ひゃ~~~おいしそう!うっすーい。
私ね、バターさくさくのクッキーが好きで、こういうタイプは苦手だったの。
薄くてぱりぱりのクッキー食べてみたいな。
この配合からすると、厚くすると、固くなる?前にスパイス系を作ったときには固くて大変でした。
ご主人餌付けされてますね(笑)。ママもそうだけど、おばあちゃんの味も偉大なのよね、きっと。
でも、そのクッキードウの話、気持ち悪いです。。。全部ってところが。
アメリカも若者は信じられないくらいおバ○な人々がいます。若者って言うか私たちの世代もそうだけど。アメリカ人はクリエイティブだと思ってたのに、スプーンフィーディングしてあげないと何も出来ないって彼が言ってます。
日本もこうなっちゃうのかな。3代目が商売を潰すってところに通じるのかしら。

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