ヒュゲ Hygge デンマーク

2008.11.14.
デンマークにあってスウェーデンにないもの、それは・・・ Hygge (ヒュゲ、ヒィゲ)

なんだか、デンマークガイドみたいな書き出しになってしまった。


ヒュゲ hygge とは、デンマーク特有のもので、外国語に訳すことはできないと言います。 実際、スウェーデン語には hygge に値する言葉がありません。 「Mysig (スウェーデン語で、暖かくて居心地の良いという意味)とは違うの?」と聞くと、「それがスウェーデン語では一番妥当な単語だけど・・・ピッタリ当てはまるわけじゃない。 Hygge は、もっと意味が深くニュアンスが広く、とにかくデンマーク独特なんだよ」と言います。

それは、ゆったり寛いだ雰囲気だったり、家族や友人達と共に過ごす心安らぐひとときだったり、夏の夕べに涼しい風に吹かれながらビールを味わうことだったり、寒い冬に暖炉で暖まる部屋の中で皆と語らうことだったり、おいしい食べ物やワインをゆっくり楽しむことだったり、窓辺に燈るキャンドルの火を見つめることだったり・・・ 精神性や哲学にも(?)通じ、デンマーク人が、とても大切にすること。 それが、hygge

お金で買うことはできない。 でも、デンマークの街角を歩いていれば、ほら、あなたも hygge に出会えます。

hygge.jpg

あるパブの前に出ていた看板。 「普通のビール15kr リッチなビール25kr ヒュゲ0kr」 う~ん、昔、某ファーストフードチーン店で「スマイル0円」なんてやってたのを思い出してしまいましたわ。 

ここ数年、デンマークは外国人排斥の気運が高まり、アメリカ的物質主義が尊ばれ、のんびりした以前のデンマークらしさが失われてきたと言います。 それでも、スウェーデンにはない雰囲気がデンマークにはあるんですよね。 スウェーデンに疲れると、ふらっとデンマークの空気に触れに行きたくなるのは、hygge のせいかもしれません。
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コメント
Rieさんへ
初めまして! トラックバックありがとうございます。
コペンハーゲンは首都なのに、こじんまりと落ち着いていますよね。 本当に、国境を越えると、空気がさらっと変わってしまうのは不思議です。
こんにちは
ヒュゲについてトラックバックさせていただいています。落ち着いたコペンハーゲンの雰囲気が好きです。書いていらっしゃるとおり、スウェーデンの空気とはまた違いますね。
某大手パン会社さんへ
広島・青山に本店を置くヒュッゲな大手パン会社といえば!
流石ですね、社員全員デンマーク研修旅行とは。
私も就職したいかも。
ヒュッゲは些細なことなので、日本にもヒュッゲはたくさんあると思います。
ぜひ、店頭に「ヒュッゲ 0円」と掲げていただきたいです。
当社の今年は『Hyggeな会社』の追求
私が勤務する会社は、広島・青山に本店を置く某パン企業です。
企業として消費者に提案しているのが『パンと生活するヒュッゲな暮らし』
企業内でヒュッゲという言葉は社員に浸透してますが、ヒュッゲな暮らしとは
程遠いい生活です。日本の風土ではなかなか実現が難しいですね。
一昨年は、社員全員がデンマークへ研修旅行というとてつもない企画が
実施されほとんどの社員が一度はデンマークを訪れています。

デンマークを身近に感じたいと思っている方、弊社で勤務されると
チャンスは大きくひろがります。

NATさんへ
はじめまして。 コメントありがとうございます!
「中学の修学旅行でデンマーク」とは~と、早とちりな私は驚きました。 「大使館」だったんですね。
大使館の大使も「hygge」という言葉を口にするほど、デンマークでは大切なことなんですね。 確かに、日本語に完全に訳すことはできないでしょうが、日本人もそのような心を持っていると思います。 
日々の生活の中で、大切にしていきたいものですね。
はじめまして
僕の住む市ではデンマークと交流があります。
そのいっかんで中学の修学旅行でデンマーク大使館を訪れたときに「hygge」という言葉を教えてもらいました。

そのときにデンマーク大使館の大使は「hygge」という言葉は日本語では完全には訳せないけれど、日本人に「hygge」を大切にしてもらいたいとおっしゃっていました。

ぜひとも大切にしたいですね。
kikiさんへ
いつもご覧頂くださり、ありがとうございます。
Hyggeに対する表現、しっくりきましたか!? そう言っていただくと、嬉しいです!
hygge は、英語にすると、やはり cosy になると思いますが、他の言語に訳すと、もうデンマーク語の hygge の持つ意味合いが消えてしまうんだそうです。 日本語の「わび、さび」みたいなものでしょうか、他の言語には直訳できない、その国独自の文化に根付いた言葉なんでしょうね。
hygge...
いつも大変楽しく拝見させていただいております。
ChakyさまのHyggeに対する表現、妙にしっくりきました!
Sweden語のMysigでは語りきれない気持ちなのですか。。。Behagligでもないんですかねぇ。英語ではCosyって感じをChaky様のご説明から想像したのですが。。。
yukiさんへ
分かる分かる、坂道をくるくる登って行く・・・ ラウンドタワーですよね! 
1642年に建てられ、天文観測所でもあった、どっかの王様だかが馬で駆け上がったという。 階段じゃなくって坂道ひたすら歩いて登るって、けっこー疲れるんですよね。 息を切らせて登りきった後に、ビールできゅーとしたくても、展望台にビアガーデンはないのであった。
私はお酒は嗜む程度ですが、いつかグラス片手にゆっくり語らいたいですね~。
このパブでグラスを片手に語らいたいですね。
とても雰囲気がいいなぁ。
Chakyさんはお酒いける方ですか?
コペンハーゲンの街にある展望台?っていうのかな?
名前は忘れちゃったんですけど、そこが好き。
坂道をくるくる登っていく、、、わかるかな?
sueさんへ
デンマーク語は独特な発音なので「ヒュゲ」とデンマーク人が言っても可愛くないかも・・・
あ、スマイルは注文しないと0円で付いてこないのね。 でも、このパブも中に入ったら、0krのhyggeだけじゃ済まないかも。 絶対、済まないな。
HISAさんへ
私はHISAさんのブログから、いつも hygge を感じていますよ! 自然や仲間との語らい、おいしい食べ物、知的好奇心、そこから醸し出される雰囲気は私をも包み込んでくれます。 日本語に当てはまる言葉はないかもしれないけど、まさにHISAさんの生活が hygge そのものです。 ビールもよく出てくるし・・・(あ、それは関係ない・笑)
プリンさんへ
デンマークって、なんとなく独特の雰囲気があるように思います。
スウェーデンは細長~い国なので、南部と北部では接する国も違えば、地形や気候も違いますね。 でも現在の国民性は、政治によるものが大きいかな・・・
ヒュゲなんて可愛らしい響きです。
心なしかスペリングすらも可愛らしく感じてしまいます(笑)
確かにスマイル0円と同じっぽく見えますけど、
スマイルは注文しないとだめですから(って違いましたっけ?)
Chakyさん、こんにちは!

ヒュゲ hygge ですか、デンマークには素敵な言葉が
あるんですね。日本語ではどんな言葉があてはまるのでしょうか。
心地よい空気?かな。0円、お金では買えない素敵なもの?
無理にあてはめなくてもニュアンスで感じればいいですね。

Chakyさんのブログを拝見しないとおそらく耳にしない言葉だと
思います。Chakyさんのブログに出会ったことに感謝!です。
デンマーク独特の雰囲気なんですね。
近くても国民性はかなり違うのでしょうか?
肌で感じないとわからないものなのでしょうね。興味深いです。
めたるさんへ
私も若い頃、アメリカの何もかもが格好よく進んでいると思い込んでいた時期がありました。 
でも本当、今は国内で日本の良さが見直され、地元を大切にする心も大きくなってきているようだし、世界的にも日本のものが注目されていますよね!
阿瀬王さんへ
日本で、hygge に触れたのですね。 なかなか良いシチュエーションです、雨のバス停。 その後、そのデンマークの方と会うことがなかったのは、残念です。

ヨーロッパの方が年寄りな(歴史が古い)分だけ、一枚上手です。 アメリカは、以前は怖いもの知らずの若者だったけど、今は人生の壁にぶち当たっている・・・ そんな感じでしょうか。
Setteさんへ
スウェーデン人は、いまひとつ精神性に欠けるからね~、なんてね~。 微妙に違うんですよね、北欧の国々。
アリスさんへ
えっ、ローソク禁止なんですか!? 北欧では、ローソクは冬に欠かせないアイテムなので、どんなぼろアパートでも、禁止にはしないと思うけど、冬場はやはりキャンドルの火の不始末で火事が多いです。
そうねぇ、心休まる瞬間や空間を大切にすれば、自分を失わず・・・ってゆーか、私はいつも休んでばかりいるような気がする・・・
ヒュゲ
 ヒュゲ・・・なんかミュージシャンの名前にありそうな言葉の響きですね。
 そういうような、ゆったりとした時間。デンマーク独自のものなのですね。日本では、ほとんど見られない風景。

 どこでもアメリカの文化が、その国の文化を壊していると言っています。日本もアメリカの文化が日本の素晴らしい文化をほとんど破壊してしまいました。美輪明宏と三島由紀夫は何十年も前から二人で「今に日本はアメリカのスラム街みたいになってしまう」と危惧していたそうです。
 でも、今になって少しずつ日本の良さが見直されてきました。良い傾向だと思っています!
日本のヒュゲ hygge
Chakyさんが、デンマークを話題にする度に、あの近くに住んでいた、デンマーク紳士の事を思い出してしまいます。

彼と初めて出会ったシチェーションは、『雨のバス停』
急いで、家を飛び出したわたしは、傘を忘れていました。
バス停で、待ってるのは彼とわたしだけ。
そこに丁度、雨が降り始めてしまいました。
彼は、一言、
「傘に入りませんか?」
と言葉をかけて来ました。そしてしばらく訥々と話をしました。
そしてバスがやってきて、わたしたちは乗り込み、会話は終わりました。

それまで、「デンマーク人は、自国の王朝、ヨーロッパ最古の王朝にプライドを持って居る」って事ぐらいしか知りませんでした。それから、「次に出会ったら、デンマーク語であいさつしてやろう」と思い、簡単な挨拶だけを覚えました。『おはよう=ゴ・モーン こんにちは=ゴ・ターク(だったかな)』

でも、それ以来、彼とは出会いませんでした。多分、国に帰られたか、違う土地で働かれているのだと思います。

考えれば、初対面のわたしに「傘に入りませんか?」って聞いてこられたこと自体が、『ヒュゲ hygge』の一端だったのかも知れませんね(結局は“空間”や“雰囲気”は人間が“醸し出すモノ”ですものね)。

アメリカの流儀は、世界をぶち壊す様な気がしてなりませんね。
でも、わたしが最近調べた所では、EU(と言うか、その支配実体)はその上を行っていますよ。これはまだ誰も言っていない事だと思いますけど、「アメリカを動かして居るのは、実は、ヨーロッパの超巨大金融帝国」
だと思っています(もちろん利害が一致している部分が多いからもありますが、アメリカ建国の礎自体、ヨーロッパの資金によるところが大きいと思っています)。
彼らは、表には出て来ないか、或いは、『弱者』の振りをしていますけどね。
いいですね~
くつろげる時間。スウェーデン人だって結構好きそうなのに、しっくり来る言葉がないんですか。近いのに、不思議ですね。
ふふふ、一番?!
へぇ~くつろぎの時間と空間ですね。自国にない感覚や文化って興味深いですよね。それが良いものであれば尚更。このショットいいですよ。なんだか癒されますね。
心休まる瞬間や空間って大事なんですよね。きっとどこに居てもそういう気持ちを忘れなければ、自分を失わずに暮していけるかなぁ。
Chakyさんの教会のローソクのお話を読んでから、「確かに火って癒される」と思って、部屋でキャンドルをつけてます。でも、このアパートはローソク禁止なの。見つかったら殺される(笑)。

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