Österlen エスタレーン地域

2008.07.21.
Österlen (エスタレーン、エステルレーン)は、スコーネ南東地域の一部。 暖かい気候と肥沃な土地に恵まれ、農業が盛んです。 スウェーデンでは栽培が難しいブドウも実るので、小さいけれどワイナリーもあるそう。

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向こうに見えるのは、バルト海

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なだらかな丘と農地が広がるこの景色を「スウェーデンのトスカーナ」と形容したりしますのが、もちろん土地っ子は、そんなこと言いませんね。

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スコーネ西海岸側と比べ、東海岸側は人口も少なく、それほど開けていません。 観光や避暑地として人気の高い Österlen ですが、車がないとアクセスしにくいです。 スウェーデン南の玄関口 Malmö(マルメ)から Simrishamn (シムリスハム)まで鉄道がありますが、電車は2時間に1本。 バスも本数は少ないですが、のんびり小さな町を通ります。 とにかく、窓からの風景は絶景の地域。

夫の両親と車で出掛けたこの日は、生憎の雨で寒かったのですが、悲劇が起きたのは、天候のせいではありません・・・

レストランを探していて、目についたのが、モダンな建物のドライブイン。 ええっ~、ここぉと思ったのですが(モダンなもには懐疑的)、でも青地に白いコック帽子が目印の ”Regional Matkultur SKÅNE” という、郷土料理を出すレストランのお墨付きマークがあったので、安心して入ることに。

私が頼んだのは「トマトスープ」。 なんでスコーネの郷土料理がトマトスープか腑に落ちなかったけど、温かいものを口にしたかったので。

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しかし、その味が、どうしても「トマトソース」。 うちでパスタ料理するときに使う、市販のバジリコ風味のトマトソースの味、そのもの! 大皿で頼んじゃたけど、スープでなくトマトソースを飲むのはキツかった。 これでお値段は2千円近く。 他のメニューは、もっとしました。 まぁ、スウェーデンで外食すると、どこもこんな値段。 

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夫はチキンのハムを注文したのですが、パスタ添え。 なんでスコーネでパスタなんだ?? そして、とっても冷たかった。 義父母が頼んだのは豚のハムでポテトサラダ添え。 ポテトサラダはスウェーデンだけど・・・ 皆が期待したのは、ガッツリしたスコーネの郷土料理だったので、落胆は大きい。 奢っていただいた手前、店員さんもそこにいるし、「おいしい!」などと笑顔で言ったりしましたが、食事中の皆の暗い表情と沈黙が物語っている。

「この辺に住む都会から来た連中が、田舎にいてもモダンなものを~って、こんなもの出させるんだっ!」

この地域、都会(ストックホルムを指す)からやって来るアーティストのアトリエや、お金持ちのサマーハウスも多いのです。 (しかも傍若無人な振る舞いで、土地の値段をガンガン吊り上げるので、評判悪い。)

天気よりも食事で全てが台無しに・・・な、1日でした。
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コメント
yukiさんへ
最初「濃厚な味のスープかな」と思ったら、だいぶ違いました・・・
サーモンは、日本の鮭と比べると脂っぽくて白いけど、ディルと和えてあるとおいしいですね♪ 私はスウェーデンに来てコーヒーのおいしさを知りました。 水との相性もあるのかな? 地元のコーヒーブランドと地元の水で入れたものが、すっごくおいしいです。
はんころりんさん
スウェーデンのケチャップは、甘い! 最近は糖分控えめなケチャップも出回っていますが、スウェーデンのカラシも、パンも、砂糖を大量に入れるので、とにかく甘いです!
阿瀬王さんへ
スウェーデン人は“味盲”ですね。 食文化も発達していない国ですし。 また、お店などで文句を言わず、黙っていることが多いです。 けっこう、なぁなぁで済ませてしまう国民性。 我慢強いといより、あまり執着心が無く、触らぬ神に祟りなし的な態度が多いかもしれません。
物価が高いのと、今は日本円が安いので、必要以上に高く感じますが、スウェーデンでは当たり前な値段なんです、このスープ。

スコーネは、350年前までデンマークだったので、古いお城や教会など、デンマーク時代の建築物も多いです。
パスタもください!
大皿のトマトソースを飲むのってキツそうですね。
お店の人に『あれ?パスタが入ってないですよ!』って言ってみたい気分ですね。
スウェーデンで美味しかったのは、サーモンです。
ディルとレモンが添えてあって美味しい♪
あと食後にスウェーデンのコーヒーがあれば文句なしです。
スウェーデンのコーヒー美味しいですよね?コクがあって、ブラック派の私達の好みにピッタリです。また飲みたいな。
写真でみたときは、「トマトケチャップ、唐辛子入りスープ」に見えてしまいました。
スウェーデンで自炊のところに泊まったとき、買ったケチャップの味は、本当にトマトだけの味(塩味もあまりしない)だったかな?
2000円もするトマトソースのトマトスープ絶対お断り
Chakyさんへ
『スコーネ』って、スウェーデンとデンマークとの間で、領土の問題で、18世紀くらいまで良くもめてたようですね。
それだけ、この土地は“肥沃”なんでしょうね。

しかし、

「スウェーデンではモダンなものには気をつけろ!!」

ですね。「2000円もするトマトソースのトマトスープ」、絶対お断りです。

誰か、

「こんなモノに金なんか払えるか!!」

って言った人いないのですかね。それとも、スウェーデン人って“味盲”の人が多いのかな?
白人は元々が“味盲”の人が多いらしいですけど。

でもその『郷土料理を出すレストランのお墨付き』を出す“組織”、どこか知りませんけど、“審査”とかしないのですかね。

日本の中でも、関西人(わたし関西人なんで)はストレートですよ。
こういうお店だと、↑パターンとか、
まあ、少なくとも、もうそのお店は“時間の問題”になってしまいますね。

わたしは関西と言っても、“比較的大人しい神戸人(?)”なんですけど、
そんな神戸人でも、場合によっては↑パターン有りですね。
しかも、それが安いなら兎も角……スエーデンの人って、ひょっとしたら、日本人より“我慢強い(?)”のでしょうかね。
めたるさんへ
いくら場所やお店がよくても、出てきたものが、うちで作るのと変わりない缶詰料理だったら、そりゃあ悲しくなります。 めたるさん、きのこスパゲティーがお好きなの? 上野のパール展のときも頼んでいましたね♪
sueさんへ
お料理がいまいちでも通ってしまう、sueさんお気に入りのcafe、気になります。 とってもステキなカフェなんだろうな♪ 景色や雰囲気も料理の一部! それ考えると、汚くて雰囲気悪いけどおいしいお店と、どっちがいいのか・・・
Setteさんへ
なんでも画一面的なのはツマラナイのにねぇ。 そうそう、土地のものを気取らずにが一番です! でも、豚のハムはおいしかったそう。 これは地元の特産物だったのかな。 トマトソースなんて頼むんじゃなかった・・・
伊豆高原にて
 私も昔、伊豆高原に行って外観の可愛らしいパスタ屋に入って「きのこスパゲティー」を頼んだら、どう見ても缶詰のきのこを茹でたパスタにかけただけというのが出てきてがっかりしました。伊豆高原と高原と名のつく所なんだから新鮮なきのこ類が出てくるなと期待していたのにぃ~。
 まあ、さすがに周りの景色は最高でしたけどね。
ムムム・・・確かに期待した食事がいまいちだとがっかりですね。
近所のお気に入りのcafeも雰囲気最高なのに、
お料理がいまいちで、毎回期待していくものの・・・
がっかりして帰ってくる率が高いんですよね・・・

でも景色は最高に素敵!
私もそんな場所でのんびりと過ごしたいです~
もったいない・・・・・・
素朴でもなんでも、その土地のものを気取らずに出すのが一番おいしいのに・・・・・・。もぉねぇ、場所全て無視して都会と同じものを出そうなんてしなくていいのに~。せっかくの地域色、思い切り出して欲しいです。

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