ナポレオンケーキ Napoleonbakelse

2008.04.25.
ハンドメイドなひととき』のRENEさんが、ケーキ教室上級クラスの卒業制作(?)として作られた「苺のミルフィーユ」。 その美しさに、惚れ惚れと溜め息・・・ スウェーデンのケーキ屋では、お目にかかれません、このような優美なケーキ。

ところで「ナポレオンパイという名前の認識もあるでしょ?」というRENEさんの言葉に、えっと思い、「日本国内限定の呼称だったとは知りませんでした」という件に、あれっと考え込んでしまったのは、実はスウェーデンに「ナポレオン」と呼ばれるケーキがあるからです。

甘いもの好きな夫の伯父がケーキ屋で買おうとした、長方形の生クリームの塊。 即座に「私、いらないっ!」と叫んだ代物。 あれは確か Napoleonbakelse (ナポレオンケーキ)と呼ばれていた。 記憶を思い起こしてみると、パイ生地で挟んであったか、苺ジャムがのっていたような気も・・・

日本のナポレオンパイ(ミルフィーユ)スウェーデンのナポレオンケーキの相違を確かめたく、下僕に「余はナポレオンケーキが食べたい」と伝え、翌日、街中のケーキ屋を探し回り3件目でやっと見つけたと、夫が私に差し出したのが、こちらです。

napoleon1.jpg

茶色でゴワゴワ硬いパイ地の上に、カスタードクリームが塗られ、その上に泡立てた生クリーム、その上に板のようなパイ地、その上に苺ジャムが塗られ、さらにアイシングがかかってます。

ねぇ、これって、やっぱり、ミルフィーユ? 組み合わせとしては、ミルフィーユよね。 でも、方や日本のRENEさんが作ったものと、方やスウェーデンのケーキ屋で売られているもの、同じ名称で呼ぶわけにはいかない・・・ 

このパイ地が、また硬くって、上から押すと、スプーン(スウェーデンではケーキをスプーンで食べる)で切れず、横からクリームがぶにょーと飛び出る。 どうやって食べるのよ?と思ったら、上の板(パイ地)を外して、それだけ食べて、それからクリームをいただくらしい。 (絶句。)

それに、この生クリーム・・・ 定規で測ると3cmの高さはあります。 

napoleon2.jpg

とてもじゃないけど、食べきれないので、半分残したのですが、この半分で幅6cmあります。 つまり幅6×12、高さ3cm分(容積)の生くりーむ。

napoleon3.jpg

スウェーデンに来てから苦手になったものが、この泡立てた生クリーム(ホイップクリーム)です。 スウェーデン人は、何の芸もなく、必要以上にクリームをケーキにぼってり使うのですが、1回2回食べただけで、受け付けなくなりました。

北欧のデザインを「洗練された」「オシャレ」「最先端」と称する向きがありますが、食べ物やお菓子に関してのセンスは、これですから・・・ 
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コメント
kanaさんへ
もしかして、Kanaさんは、まだナポレオンケーキを召し上がったことがない!? 私は生クリームは普通に好きだったのですが、「スウェーデンの」ケーキのクリームは・・・ (と言いつつ、このケーキ、一人で完食しましたが。)

本当に日本のケーキは自慢したくなるくらい、きれいで繊細で、おいしいですよね。 しかも今のレートだと、スウェーデンの不細工なケーキより、安い!
甘党の私でも・・・
自称かなりの甘党。クリーム好き。チョコ好きの私ですから、スウェーデンのケーキも大抵は大丈夫ですけど、あのマジパンだらけのやつだけはいただけませんねぇ。でもこのナポレオンケーキのようなやつ、私なら食べられます(笑)生クリームも必要以上に好きですから。でもそういえば、日本人のお友達は、大抵生クリームを残していますね。あ、スウェーデン人の女性もそうかも・・・ 

Aは日本に行くと、日本のケーキのショーウィンドウを写真にとって、スウェーデン人に見せて「凄いだろう、こんなに沢山、繊細なケーキが売っているんだよ」と自慢します。確かに日本とフランスぐらいかしらね、本当に美味しいケーキがあるのは?
クロさんへ
ロシアでも「ナポレオン」なんですね、ミルフィーユは! 色々な国に存在するケーキなんですね。 しかもお国柄があったりして、面白い。

餡子、アンパンにしました♪ (というと、聞こえがいいですが、パン地を失敗し、一人で毎日モグモグ消費しました・・・) それでも余ってしまった餡、クロさんのお母様のアイデアを拝借し、小さくまとめ冷凍保存してあります。 良いアドバイス、ありがとうございました♪

クロさんとこのぜんざい、サンクトペテルブルグまで、食べに行きた~い!
ナポレオン
近頃、ネット接続不良にみまわれすっかりごぶさたになりました。
ところで、ロシアにもありますよ、ナポレオン。
やっぱりミルフィーユみたいなので、
誰かに(ロシア人)ナポレオン・ボナパルトが好んだから
この名称になったと聞いた覚えがあるような?
私はお菓子に疎いのでうろ覚えなのですが。

餡子、その後どうなりましたか?
うちのぜんざいは冷凍庫に安置されたまま、
現在に至ります…どーしよう…;
にゃんこねんさんへ
そうそう、この生クリームの量でさえグエッなのに、「中途半端な甘さ」っていうのが、また気持ち悪いんですよねっ! 本当にスウェーデン人の味覚は理解できませんし、何年ここに住もうとも、自分の味覚を大切にしたいと思います。

なぜこんな、素人以下が作ったようなもんに、日本のケーキと同等の、またはそれ以上の値段を払わなければいけないのか、怒りと悲しみにくれます。

フランスに修行に行け~って思うんだけど、「井の中の蛙」であるスウェーデン人は「スウェーデンが一番」って思っているのよね。 
Gunvaldさんへ
甘いしょっぱいという味覚よりも、熱い冷たいという温感の方が、想像に反したものに出会ったとき、ショックが大きいですよね~。 気になります、熱い超極甘のカスタードクリーム。 なんで、そんなものを、イギリス人は食べるんでしょう!? (日本人にとって、カスタードクリームは冷たく、シューの具であるべきなのに。) それに、食事は冷たいものが多いのに、デザートを何故それほど熱くするのかも、疑問です。

日本の経済産業省がIKEAに行政指導した件、今日のスウェーデンの新聞に小さく載っていました! しかし、ギャグとして取り扱われていたような気が・・・
http://www.thelocal.se/11394/20080428/
の写真を見たとき、建設事務所の案内看板と、この記事の関係はなんだろうと、しばし考え込んでしまいました。
阿瀬王さんへ
なんだか、甘いお菓子の話題が続いてしまいました。 阿瀬王さんは甘党なんですね。 しかし、日本の甘党は、欧米の「普通の味覚」の人達とさえ太刀打ちできないと思います・・・ 
欧米で“味盲率”が高いのは、暑い地域で育つスパイスや、日本の「旨味」といったものが、存在しなかったからでしょうね。 ここには甘いとしょっぱい(砂糖と塩)の二つしかありません。 味噌汁と梅干の国に生まれて、つくづく良かったと思います。 いろいろな味覚に恵まれていますから。 
スウェーデンには、植物油がなかったんですよ。 地中海地域のようにオリーブは育ちませんし、油分となるとミルクから取った脂肪分のバターのみ。 それも昔は貴重だったと思います。 贅沢品だった生クリームが、誰でも口にできる嗜好品になったから、その反動でしょうか、たっぷりクリームを使うようになったのは。
うえぇぇっ!
あ− これこれ!

私も 凄く嫌いです コレ食えません(まぁ なんてお下品な表現なんでしょ)
中途半端な甘さの 脂肪分の多い生クリ−ムが ドバッ!ですもんね

パイもどきだか 板切れ(chakyさん ナイスな表現です♪)
だか判別出来ないようなモノの上に ただのジャム…
なのに 高いんですよね…
『おちょくってんのけ?」って言いたくなりますよね

ほんっとに もうマジで まともな食べ物って無いんですよね このスウェ−デンって国は…
想像を超えたもの
想像を超えたものに出会えるのも外国に行く楽しみの一つと考えております。

英国に行った時、お昼の時間を外してしまい遅い昼食を食べようとパブに入りました。
食事モノはもうできないのでメニューのここら辺りに書いてあるものから選べと言われ、なにやらデザート類の中から一品を注文しました。
しばらくして浅い器に入れられた黄色いスープ状のものが運ばれてきました。
メニューの名称からこれがカスタードクリームの何かであることは分かっていたのですが無造作にスプーンですくって口に入れてビックリ。
「あ、あ、あ、熱ーーーい!!!」
予想だにしていなかった高温。
溶けた溶岩を口に放り込んでしまったような気がしました。(粘度のある熱いものは凶器ですね)
急いでエールを流し込んで一息ついてから次にフゥフゥしながら用心して口に入れると今度は、
「あ、あ、あ、甘ーーーい!!!」

熱い超極甘のカスタードクリームは当時の私には想像だにしなかった食べ物でした。


こんな記事を読んで暗たんたる気持ちになりました。
「Japan tells Ikea to give better instructions」
http://www.thelocal.se/11394/20080428/
「イケア家具組み立て中事故 男性大けが」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080426-00000085-san-soci

IKEAもビックリしたでしょうが、私もビックリですよ。
日本のお役所、何か見当違いなことをしているんじゃないかい?
「どうして彼らは何にでも、生クリームとバター」を入れたがるのか
Chakyさんへ
最近、“パティシエ”のようなブログになっていますね。
わたし……、もちろん甘いもの大好きです(^^)
でも、甘すぎない、良く言えば上品な甘さのスイーツが良いですね。
どこかで、白人の“味盲率”はおおよそ30%、日本人はぐっと少なく、5~10%とか書かれていました。だから、彼らの食するスイーツは“甘すぎる”。もう日本人にとっては“お砂糖の塊”“カロリーの塊”ですね。
もちろん、元々彼らの“スイーツ”ですから、素晴らしい物もいっぱいあるでしょうね。
それにしても、「どうして彼らは何にでも、生クリームとバター」を入れたがるのか……。
多分、日本人の“醤油”や“味噌”の感覚なんでしょうね(いわゆる“ソウル・フード”)。
兎に角、一日二日はいいですけど、ず~っと、ああ言うのを食べていると、味噌汁と梅干しが無性に懐かしく、体が欲求してくるのはやっぱり日本人だから?!
それに、彼らの食べる量は、わたしなんぞからすれば尋常では無いです。欧米人が、概ね年配になって肥満体形になるのも、「さもありなん」って感じですね。

しかし、ナポレオンケーキ、「さすが」って感じですね。
一寸、甘党のわたしでも“敵わない”ですね。
RENEさんへ
えっ、えっ、そんな陳謝だなんて・・・?
私はナポレオンパイという呼称を知らなかったのですが、こちらでもナポレオンケーキと呼ぶので、繋がりがあるのかなぁと不思議に思ったまでのこと。 (3軒もケーキ屋まわった夫にとっては、いーメーワクでしたが・・・)  私の方こそ、RENEさんのミルフィーユに興奮し、勝手に「ナポレオン、ナポレン」と騒いで、ブログに取り上げてしまい、申し訳ないです!

でもなんでナポレオンと呼ばれるのでしょう? マサリンのように、ナポレンが好きだったとか?
sueさんへ
生クリームが苦手な人にとっては、拷問のようなケーキ。 「これを食うか吐くか」と迫られたら・・・ 食べたら吐いちゃいますね。
Setteさんへ
見るだけで恐ろしい代物ですよね。 天は二ぶつを与えないんですね・・・ 家具や雑貨がかわいいより、おいしいものがある国を、住む場合は選ぶべきです。
めたるさんへ
「団子や汁粉っていう上手いもんがある」日本へ帰りたいです。
考え込ませてしまって、ごめんなさい…
Chakyさん、ご紹介ありがとう!
卒業制作といったような大袈裟なものではなかったけれど、一応〆がナポレオンパイということは、やはり素人の集大成に相応しいケーキということだったんでしょうね(笑)

さてさて、何だか申し訳なかったなと思いながら、拝読しました。
過日みなさんを??にしてしまった記事、間違いなく私のぶれた主観が起因しています(トホホ)
>「日本国内限定の呼称だったとは知りませんでした」
⇒先生から、ナポレオンパイは日本人が名付けたとお聞きして調べている内に、自らそのような導きを(後ほど拙ブログで事の経緯に触れます)思い込み甚だしいとはこのことぞ…陳謝しますm(--)m

それにしても、このクリーム層は凄いことになってる!(笑)
三軒もショップを回ってくださったご主人にも、どうぞよろしくお伝えください☆
す、す、す、すごい生クリームの量~><
私は生クリームがいまいち苦手で、
このナポレオンケーキをいただいたら一口でノックダウンです~
雑貨や家具は大好きなんですけど、ケーキはいただけないかもしれません~
あぁ・・・・
生クリームたっぷりですね。食べた自分を想像して、ちょっと胸焼けしてみたり(笑) 発想は同じような感じなんですかね~。スウェーデン、家具とか雑貨とかおしゃれなのになぁ。
一日に4個
 私の友人に一日に4個はショートケーキを食べられるという人がいるのですが私は一日2個が限度です。が、これはあくまでも日本の日本人好みに作られたケーキのことで欧米のケーキだったら1個も食べられない予感がします。

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