Påskris ポスクリース

2008.03.22.
Påsk (復活祭、イースター)が近づくと、カラフルな羽が付いた木の枝を、よく見かけるようになります。 お店のドアの横には、羽で飾られた枝が置かれていたり・・・

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庭の木の枝に、羽を付けている家庭も。

paskris2.jpg

花屋さんや市場でも売っていますし、羽だけ買って自分で飾りつけもします。

paskris3.jpg

このような羽が付いた枝のことを、Påskris(ポスクリース)と呼びますが、ris は(同じ綴りでも)お米ではなく、小枝のことです。 

この枝の由来は、イエス・キリストがゴルゴタの丘に登る街道で、人々に枝で打たれた苦痛を忘れないため。 それで聖金曜日(受難日。 英語では Good Friday ですが、スウェーデン語では Lång fredag 長い金曜日)には、人々はお互いを枝で打ち合う風習があたっとか。 しかも、そのときは子供が大人を、召使が雇い主を叩いても良いという無礼講だったそう。 Långfredagen の朝一番遅くまで寝ていた者が枝で打たれたとも聞きますが、キリスト教の存在意味が薄れた現在のスウェーデンでは、枝で打ち合うことはしないようです。

昔は羽ではなく、端切れを枝に結んで飾り、 trasris とも呼んでいたそう(tras とは端切れのこと)ですが、この羽飾りの Påskris が一般的に広がったのは1920~30年代のこと。

スウェーデン(及びその影響下にあったフィンランド)独特のもので、デンマークでもドイツでも、この Påskris を見たことがありません。

その代わり、復活祭の時期にドイツに行ったときは、どの家庭でもカラフルな卵がたくさん飾られていました。 これはドイツの伯母さんの庭先にあった卵の木。

paskris4.jpg

ただいまスウェーデンの Göteborg で行われているフィギュアスケート世界選手権で、メダリストたちが貰う花束は、周りが Påskris の羽で覆われ、いかにもスウェーデンらしい、復活祭らしくて素敵です。 でも、知らない人には、分からない!? おっと、今日はこれから男子フリー! 果たして高橋大輔選手は、メダルと påskris の花束を手にすることができるでしょうか。 ドキドキ。
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コメント
孤舟居士さん
スウェーデンでは「国際婦人デー」のキャンペーンなどやっていますが、半日休みにはなっていないと思います。 中国は進んでいますね。 日本では、ほとんど知られてないと思いますが、同じ月に「ひな祭り」があるせいも、あるかも!?

孤舟居士さんのブログは、写真も豊富ではないですか。 誤魔化しなど必要ありませんし、上海は絵になる都市ですね。
「デキる女」様
国際婦人デー、中国でも、女性は半日休みなどになって
いますよ。
日本では、カレンダーの片隅に、たまに書いてあるくらい
ですね。今でもそうだと思います。寧ろ知らない方の方が
多いのではないでしょうか。

私も、誤魔化せるくらいの写真を活用したいです。
とは言え、それをすると、ますます膨大なスレッドになって
しまい、収拾が付かなくなる恐れがあって…。
クロさんへ
ミモザも黄色ですね! イタリアでも国際婦人デーの頃ミモザが出回ると、須賀敦子さんの著作本で読んだ記憶があります。 でもスウェーデンでは、あまり見かけないんですよ! ロシアにあるのだから、気候の違いではないでしょうが、なんででしょう?
ロシアンティーについて♪早速伺います!
孤舟居士さんへ
わざわざご連絡に来てくださり、ありがとうございます! 早速伺わせていただきますね。

いやいや、それほど記事が増えていなくて・・・ 写真で誤魔化したりしています。 
春の黄色
ロシアではミモザかな?
特に3月8日の国際婦人デーには多く出回ります。
家にお客が来たりで遅くなりましたが、ロシアの紅茶についてアップしました。
時間のある時などに覗いてみてください♪
Chaky様
お久し振りです。暫くご無沙汰しておりました。
やっとこちらのネット環境が落ち着きましたので、ブログの更新を
再開しております。
これからも宜しくお願い致します。

暫く留守にしていた間に、素敵な記事や写真が随分アップ
されているじゃないですか!

流石はChakyさん!できる女は一味違いますね。

これからも楽しみにしてます。
Masamiさんへ 気になさらないで
不愉快なスパムコメント、本当に嫌になりますよね! 私はついに、「認証キーワード」を導入しました。 コメントをくださる方々の手を煩わせるのは、本当に申し訳ないのですが・・・ 

また私も、イタリアやワインのお話など伺いにお邪魔しますね!
Setteさんへ
鮮やかで軽い羽は、春らしくって、かわいいですよね。 えっ、えっ、何を食べたのか~気になりますっ。 スウェーデンって、復活祭関連の特別な食べ物って、ないのよね・・・ 毎度お馴染みのニシンの酢漬けと、ゆで卵くらいか・・・
sueさんへ
sueさんはフィギュアスケートの花束にも、きちんと目を向けてくださっていたのですね! 嬉しいです♪ (私が花束を作ったわけではないですが・・・ ブログに書いた甲斐があったということで♪)
スウェーデンのフィギュアスケーターや解説者も、高橋大輔選手を応援してたのですが、4位で残念。 
Chakyさん

先日は、私のブログ訪問、コメントありがとうございました!

折角、お返事を書こうと思ったのですが、実は、
頂いたコメントを間違って削除してしまったのです。
(不愉快なコメントを削除中に、間違ってChakyさんのも消してしまったようです(涙))

お返事が書けなくて、本当にゴメンなさい。

年齢に関係なく学べる学校があるって、ステキですね。
イタリアの場合、大人の学習のための選択肢が少ないので、
スウェーデンのような制度は羨ましいです。

また遊びに来ますね♪




かわいい~
飾るものも違うってなんか楽しいですね。色も明るい感じになってるものが多いですね~。
私自身はいつもと変わらず(笑)、食べ物だけは’Oster’が付いたものを食べてきました。
フィギュアスケートでもらっていた花束がとても可愛らしいな~なんて思っていたのですが、そんなお話があるとは~。ビックリと同時になんだか裏話?を聞けた気分で嬉しいです。
男子フリーは見れませんでしたけど4位だったとか、残念でしたね・・スケートを見ながらそういえばchakyさんはスウェーデンだな~なんて思っていました♪
Masamiさんへ
はじめまして! ご訪問&コメント、ありがとうございます。
Masamiさんはイタリア在住なのですね! イタリアの復活祭は盛大に祝うのでは?

確かにスウェーデンには公的な学校が幅広くあり、年齢に関係なく学べますね。 学校、教育、社会のあり方が、日本や他の国と異なる面が多くあるので、一概に良し悪しはいえませんが。

ぜひまた遊びにいらしてくださいね♪ 私もMasamiさんのブログに伺わせていただきます!
クロさんへ
日本で春は、桜のピンクのイメージですが、北欧やドイツではラッパ水仙(復活祭のユリと呼ばれる)の黄色のイメージです。 ロシアもやはり黄色ですか? 枝で打ち合うのは、聖金曜日でなくても、誰かさん(誰?)に対してピシピシと・・・
はじめまして♪

スェーデンのイースターの風景、始めてみました。
カラフルな羽が付いた枝、カワイイですね。
スェーデンでもやはり、イースターには、
地元の伝統料理を食べるのですか?

生涯教育が発達している国ということで、
スェーデン、とても興味があります。

また、遊びに来させてくださいね☆
スウェーデンのイースター
この黄色が、春、っていう感じがして明るくていいですね♪
枝で打ち合う無礼講合戦?は面白いです。
いまもあったら、ちょっとやってみたかったかも(誰に…)?

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