Mårten Gås がちょうのモルテン

2007.11.11.
11月11日は、St. Martin’s Day (聖マーティンの日)。 ヨーロッパのキリスト教の国々では、その国独自のお祝い方法があるようです。

スウェーデンのカレンダーを見ると、11月11日は、Mårtenモルテン、 Martin のスカンジナビア語形)で、その前日の Mårtensafton (モルテンのイヴ)に、「がちょう」を食べる慣わしがスウェーデン、特にスコーネ地方にあります。

がちょうはスコーネのシンボルであり、この時期になるとスコーネのレストランでは、特別ながちょう料理を出します。 今しか食べられない旬の味が、まさにがちょう。

スコーネの多くの農家でガチョウが飼われていたため、ガチョウが郷土料理になったわけですが、有名なガチョウといえば、そう、『ニルスのふしぎなたび』のモルテンではないでしょうか。

ニルスのふしぎな旅 上ニルスのふしぎな旅 上
(2007/06)
セルマ ラーゲルレーヴ

商品詳細を見る

スコーネの農家の息子、悪さばかりするニルスは、魔法で小さくされ、家で飼われていたガチョウのモルテンの背に乗り、スウェーデン全土を横断する旅にでます。

ニルスのふしぎな旅 下ニルスのふしぎな旅 下
(2007/06)
セルマ ラーゲルレーヴ

商品詳細を見る

がちょうの名前がモルテンというのは、この Mårtensgås11月10日、モルテンのイヴに食べるガチョウのこと)からきてるのね。 物語の最後、スコーネの家に戻ってきたモルテンをニルスの父親が見つけ、「Mårtensgås もすぐだし、ちょうどいい」と捕まえ、町に売り飛ばしに行こうとします。 それを見た小さいままのニルスは止めようと・・・ 

ところで、なぜ聖マーティンの日にがちょうを食べるかといいますと・・・ 聖マーティンは司教になるのは荷が重いので嫌がり、がちょう達の中に隠れていましたが、がちょうはガーガーと騒ぐので、すぐに見つかってしまいました。 バカながちょう達への「お仕置き」として、がちょうを食べるようになったということです。

キリスト教的な意味合いはまったく無視し、「がちょうを食べる」という部分だけ取って聖マーティンを祝うのが、なんともスウェーデン的です。

anka.jpg

こちらは、ガチョウではありません。 カモ、です。 11月になると、夫の実家ではカモの丸焼きをいただきます。 丸裸のカモをきれいに洗い、塩コショウに、オレンジの果汁をたっぷりかけ、プラムやリンゴなどと共にオーブンへ。 まんべんなく焼けるように30分ごとにひっくり返します。 これを全てやるのは、義父。

鶏肉の区別がつかない私、最初、これがガチョウかと思っていました・・・ ガチョウはもっと大きく、脂身も多く、家で料理するのは大変とのこと。 そして、レストランで食べるとなると、高いのよー。 私まだ、がちょうを食べたこと、ありません。
関連記事

FC2Blog Ranking にほんブログ村 海外生活ブログへ


スポンサーリンク
コメント
kaori☆さんへ
復活されて、良かった~。
まめに更新されている方のブログの更新が滞ると心配になってしまいます。

そうですよね、がちょうは大きくて真っ白で愛嬌もある鳥だし、物語の中では準主人公的な存在だし、その姿を想像したら、うっっとなってしまうと思うけど・・・ 肉食人種はそんな感情は持ち合わせていない!?
こんにちは!
コメントいただいていたのにごめんなさい~!
復活しました(と思います 笑)

ガチョウとカモ、私もわからないですね~(・∀・`;)
なんだかその動物を想像して食べるのも酷ですよね。苦笑
由来、ガチョウたちへのお仕置きなんですね。。。
ガチョウも食べられちゃうなんて思ってなかったんだろうな~。
楽しく勉強になりました~。
Liisaさんへ
ニルスは南のスコーネからスウェーデン全土を旅するのですが、フィンランドには行きませんでした・・・ (コインにガチョウが付いているとは知りませんでしたが、フィンランドでもガチョウがシンボルなのかな?)
クリスマスにターキーではなく、ガチョウを食べることもあるんですね。 クリスマスに鯉を食べる風習は聞いたことがあります。 どんな鯉なんだろう? (錦鯉しか思い浮かばない・・・) スウェーデンでは、クリスマスは、豚です。
カトリックの国ならカーニバルが付き物という印象がありますが、アイルランドはないなんて、つまんないですねー。
cosdinaさんへ
いいな~、ニルス見れるなんて! どんな風にアニメ化されてたのか、せっかくだからスウェーデンで見てみたいなー。
お仕置きというのは、食べる口実に違いない。
ダブルぞろ目でカーニバルなんて、粋ですね。 寒さや暗さも吹き飛びそう!
ニルスの不思議な旅ってスコーネが舞台だったんですねー、どうしてもフィンランドのイメージが(ユーロコインがガチョウだからかな?)・・・。アイルランドでもガチョウをクリスマスに食べる人がいます。たいていはハム&ターキーですが。ドイツではうちの地方(東北)はガチョウも食べるかな、クリスマスは鯉です。11月11日11時11分がカーニバルって相方も言ってました。でも彼の故郷ではカーニバルは祝わないそうです。アイルランドもカーニバルはありません、つまらんなー(笑)。
ニルス♪
ニルス、ドイツのテレビで今見れます! 大人になってから見ると、こんな話だったんだ!ってちょっと新鮮^^ へぇ、ガチョウを食べるんですか!? お仕置きされるガチョウも災難ですね(笑) どんな味がするんでしょう~☆ ドイツで11月11日11時11分といえばカーニバルの開始です! カーニバルで有名な地域は盛り上がってました☆
Setteさんへ
私も、小さい頃(とか言って、実はそれほど小さくない頃?)アニメで見ましたよ。 でも、全然内容覚えていないです・・・ 
カモは、ちょっとしたクセがあって、おいしいですね。 でも丸焼き以外、食べたことありません。 自分で料理するなんて、もってのほか・・・
Gunvaldさんへ
がちょうは料理するのに手間がかかるのと、シーズン中のみの特別料理なので高いのかも。 スウェーデンのレストランでは、バイキング方式で出されることが多いです。 この時期、レストランの特別メニュー広告をよく目にします。 気になりますね~。
ガチョウ・・・・・・
かわいいけど、食べてみたいです。ニルスの不思議な旅、小さい頃アニメで見た覚えがあります。あれ、戻ってきて売り飛ばされちゃいそうなシーンなんてあったんですね(汗)旅に出る時は似てた覚えがありますが、その後がちょっと(笑)
カモも美味しいですよね♪私は大好きです♪(自分では料理しませんが・・・・・・)
ジビエの季節
ジビエの季節ですね。
私も鴨肉大好きです。蕎麦屋で鴨南蛮を注文して鶏肉なんかがでてくるとガッカリです。
ガチョウを食べたことはありませねぇ。料理も北京ダックくらいしか思い浮かびません。
ガチョウは家禽なので鴨よりも安価に入手できそうなのですが高価な料理なのですか?

管理者にだけ表示を許可する