Svart Vinbars Gele カラントのジェル

2007.10.24.
スウェーデンの伝統的な料理は、焼いた豚肉あるいはミートボール。 付け合せは茹でたジャガイモ。 そして忘れていけないのがソース(肉汁で作ったグレービーソース)。 その喉が渇くような塩っぱいソースに、甘いリンゴンジャムを落として食べます。

和の料理でも、お醤油に、みりんに、お砂糖という味付けは一般的で、甘辛い味覚は好まれるので、日本人の舌に違和感はないかも。

しかし、夫の家族は、食事にジャムは一切使いません。

でも、典型的なスウェーデン人だった mormor (母方の祖母)なら、食事に Lingonsylt (リンゴンジャム)は欠かせなかったでしょう? と夫に聞いてみると、「リンゴンジャムではなく、Svart Vinbärs Gelé だった」。

Svart Vinbär とは、英語でいう Black Currant (ブラックカラント、クロフサスグリ)のことです。

ちょうど広告に、目玉商品として載っていました。 「これこれ、 mormor が食べていたのと、まったく同じ、容器もラベル昔から変わってないよー」。

vingele2.jpg

早速購入したのが、こちらです。 2つで何ぼの安売りだったので、 Svart Vinbärs と一緒に、Rönnbär (Rowanberry 、ナナカマド)も買ってみました。

初めて味わう Svart Vinbärs Gelé。 ジェルなので、濃度が濃く、甘さも味も深い。 うちは肉料理でもソースは作らないので、直接お肉に付けていただきました。 ソーセージの塩味が緩和され、おいしい、かなぁ? 人によっては気持ち悪いかも。 私は、けっこう好きですが、おいしーい♪と思うものでは、ないと思います。

vingele1.jpg

「懐かしい・・・ mormor が亡くなってから、口にしてなかったよ」と、夫。 家では食べないけれど、おばあちゃんの家での食事には、必ずテーブルの上に置いてあったそう。

そういえば、これを買ったとき、こんなエピソードが・・・

特価品だったので、お目当ての商品は品薄。 しかも高いところに置いてあったので、背伸びしてやっと棚の奥に手が届きました。 そこへ、よたよた歩きのおばあちゃんがやって来て「Svart Vinbär, Svart Vinbär」と、ぶつぶつ呟きながら棚をまさぐるのですが、手に取るのは他の種類ばかり。 見かねた私が、また背伸びをして、Svart Vinbär の瓶を探し手渡すと、「これよこれ、Svart Vinbär! どうもありがとう!」と、満身の笑みで去って行きました。

おばあちゃんにとって、Svart Vinbärs Gelé は、なくてはならない大切なものなんだ。 そして、他の種類ではなく、Svart Vinbärs でなくちゃダメなんだ、と深く納得した私。

でも、今の若い人たちは、あまり食べないんじゃないかなぁ?
関連記事

FC2Blog Ranking にほんブログ村 海外生活ブログへ


スポンサーリンク
コメント
Gunvaldさんへ お雑煮編
餡入りのお雑煮! 確かに、聞いたことがあります。 でも関東出身の私にとって、別世界の食べ物のようです。 意外と、おいしいのでしょうか? お雑煮に、餡を溶かすわけではないのですね。 (そんなことしたら、食べられませんよね・・・)
そうそう、お正月が近づくと、お雑煮の話で盛り上がりませすね~。 ちなみに、うちのお雑煮は具は入らず、三つ葉だけでした。 
Chakyさんのお話で思い出しました。ありましたよ!日本にも。
餡入り餅のお雑煮。私自身は食べたことはないのですが、確か四国の方(愛媛だったか香川だったか?)のお雑煮が餡入り餅だったような...
割とお雑煮の話題って盛り上がりますよね。
ただいまブログ応援活動中!
応援ポチッ!
Gunvaldさんへ
和食では、隠し味にお砂糖は使いますが、甘いソースをかけることはしませんね。 でもスウェーデンの食卓では、醤油の代わりにジャム、という感じです。
そういえば子供の頃のお弁当で、卵焼きは家庭によって、砂糖を加えた甘い味付けと、塩気だけの味付けの2パターンがあって、うちは塩味だけの卵焼きが普通だったので、甘い卵焼きを食べたとき、ビックリした記憶があります。

ナナカマド、私もこの色合いに惹かれ買ってしまいました。 果たして味の方は・・・
甘いものとおかず
日本食にはおかずに甘い味しかしないものをつけるというものが無いのでちょっと違和感があるのかなと思います。
甘辛いとか甘塩っぱい味のものはありますし、味のアクセントに辛子、山葵、山椒などをつけることはありますが甘い味のものをつけるものはちょっと思い浮かびません。

ナナカマドのジャムは色味はすごくそそられますね。
Setteさんへ
おかえりなさ~い♪ (あまりブログ更新してないで~す。)
パッケージも味も変わらず販売してるものって、安心感がありますよね。 でも、時代の流れとはいえ、そのような品が消えていくのは、とても寂しいです。 ブラックカラントのジェルに、何の思い入れもない、私にしても。
ジャムを付けて食べてもおいしいけど、塩味だけがいいときもあるし、私はその時々変化を付けて食べる派です。
料理にジャムを付けるのって、欧州では一般的なのかなぁ?
kaori☆さんへ
所変われば、食文化も変わりますね~。
そうそう、「えっ!?」と思うものって、特においしいってわけじゃなくても、ハマったりするんですよね。
味は・・・塩と砂糖でした。

今日は台湾人の友達からいただいたインスタントの『蜂蜜菊花茶』を飲みました。 初めて飲んだ夫、「不思議な味・・・ でも、ハマるかも」。
cosdinaさんへ
カマンベールのフライや鹿のお肉にジャムは、洗練された食事のような気がします。
しかしスウェーデンでは、食事には何でもジャム。 パンの上にも、普通のチーズを乗せ、その上にジャムを塗って。 洗練された食文化とは、程遠いような・・・
ナナカマドのジェルは、まだ開けてないんです。 私も気になりますが、まずカラントの方を食べ終わらないと・・・
お久しぶりです♪
ジャムかぁ。思い出の品なんですね。パッケージも変わらないで長年売られてるって事は、ファンも多いんだろうなぁ。今良く召し上がる世代の人がいなくなってしまったらなくなってしまうのかしら。それはさびしい感じがします。
国によっても使うジャムは異なるのかな。イギリスでターキーサンドイッチ買ったらクランベリージャムつけるか聞かれてお願いしたら結構美味しかったし。私は豚肉とかでも、カシスのジャムはつけるの好きでしたよ。基本的に塩味の方が好きなのであまりつけないんですけどね。
ジャムをつけて食べるんですね~!
おもしろ~い!ママの味?ってところでしょうか??

私もはじめは「えっ!?」って思いましたがこういうのって
食べてみるとはまっちゃったりするんですよね~(。→∀←。)
どういう味なのか気になります!
ナナカマド!
ドイツでもカマンベールのフライにはクランベリージャムとか、鹿のお肉にもジャムつけて食べたりします^^ ジャムとお肉って、最初はちょっと食べるのに勇気が要るかもしれませんね! ナナカマドのジャム、気になります~☆ ドイツにもありそうなので、ちょっと探してみます^^ 

管理者にだけ表示を許可する