ダルムシュタット回想記

2012.06.01.
「ダルムシュタットに行ったことある?」と義母に聞いたら、「一度だけ、通りすがりって程度。 でも、60年代初頭だったから、まだ街中いたるところ瓦礫の山だった。 戦後15年経った頃だったから。 ダルムシュタットというと、瓦礫の印象しかないわね」。

戦後15年で、まだ瓦礫の山!? と思った私。

しかし、旅行の前日になって、ようやく夫とちょっとダルムシュタット情報をネットで検索していたときに見たヒンケル塔のサイトで納得。

昔の写真と現在の写真が並べ比べられているが、爆撃街でが跡形もなく破壊されている。 街の規模が大きかっただけに、処理や立て直しに時間がかかったとのこと。 二人とも、しんみり。

そして翌日。 フランクフルト空港からリムジンバスでダルムシュタットへ。 (20分間隔で運行しているうえ、20分程で着く。) バスがダルムシュタット市に入るとき、私たちの目に映ったのは。。。

瓦礫の山!

その瓦礫はビルの取り壊し中のものだったんだけど、二人とも一瞬息を止めて、目がまんまる。 夫を顔を合わせて、「あー、びっくりした」「まだ戦後の瓦礫が残っているのかと思ったね」。

昔々のダルムシュタットは、街が城壁で囲まれいて、その壁の名残が Darmstaditum というモダンなコンペンションセンターに組み込まれていた。 

darmstaditum.jpg

ここの横の道を15分くらい上って行くと、ダルムシュタットのシンボル、マチルダの丘に着く。

mathildenhohe.jpg

しかし、私たちがダルムシュタットに滞在した2日間は、とっても暑くなり、30度を超えた。 炎天下の中、歩くことなどできないー。

それでも、観光名所だから、どーしても行きたいと私が言い張り、トラムとバスで行ったんだけど、行ったからって、どーってことのないものだった。 そして、ひたすら暑く、しかし日陰はなく、私は申し訳なさで後悔。

今回は、ドイツで観光するのが楽しみだったんだけど、やっぱり観光ってお金がかかって疲れるものなんだわ。 しかも、2歳児連れでは、何するって、何する? ここは観光地ではないので、これといったアトラクションもない。 (トラムが走っているのを見て、子供が「でんしゃ、でんしゃ」と喜んでいたのが、最大のアトラクション?)

「だから、ダルムシュタット行ったって何もないって皆が言っていたじゃん」「ダルムシュタットに泊まろうって言い出したのは、そっちじゃん」と、夫婦喧嘩も多くなる。

何したかなー、ダルムシュタットで。 街中を、涼しさを求めてうろうろしたり、ちょっと買い物しようとすると子供が騒ぎ出したり、おいしそうなレストランがあっても、もちろん入れない。 (それでも、アイスクリームとか、パンとか、ソーセージとか、安くておいしいから、いろいろ食べていたかも。 それと、途中にあったアジアショップで「みりん」と「みそ」買った。 こっちより、品揃えが多く安かった。)

結局のところ、早く親戚の家に行って寛ぎたいー、とひたすら思ったのでした。

でも、歩き回ったおかげで地理とか把握できたし、機会があれば、半日位なら、また行ってもいいかな、とも思う。
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草ぼーぼーと若いホームレス

2012.06.04.
ダルムシュタットを回想してたら、他にも思い出しました。

私たちが泊まったのは、安めだか清潔なチェーン系ホテルで、中央駅のすぐ近く。 でも、裏側なので繁華街ではない。 付近を歩いていると、日本の実家の最寄り駅周辺を歩いている気分に。 何故かと思って、はたと気づいた。 駅ビル(?)の裏手や横の、コンクリートの壁や鉄の柵の周りに、雑草が人の背丈程、ぼーぼーと生えているのだ。 ホテルの周りも、雑草の上に「毛もの道」ができている。

いやー、こんなに草ぼーぼー生えているのを見たのは久しぶりだ。 というか、スウェーデンではこんな風景ないだろ? 

スウェーデンでは(自治体にもよると思うが)、雑草がボーボー生えることがない。 個人の所有地でなかったら、それは公共の土地であり、その場合は自治体から派遣された人たちが、きれいに草を刈るのだ。 (だから、夏になると、あちこちで1日中草刈り機の音がうるさい。。。 あー、うるさい。)

中央駅からダルムシュタットの街の中心まで徒歩20〜30分程なのですが、その間にも、草ボーボー地帯がたくさんある! 私にはそれが新鮮で、「見て、草ボーボーだよ!」「あ、ここも! すごいなー、草ぼーぼー」「これまた、草ぼーぼー!」と叫び、夫にあきれられるやら感心されるやら。

夫曰く「でも、街にはゴミが落ちていない。 昨日、この道にはガラス瓶が落ちていたけど、今日は片付けられているよ。 うちらが住む町だったら、割れた瓶なんて、1週間以上ほっておかれても平気だろ」。

その通り。 雑草や芝は刈るのに、ゴミは拾わない。 うちの子の通園路に使用済みの紙オムツが落ちていて、それを最初に目をしたのは冬のことだったと思うけど、今日もまだその場に落ちている。。。 

夫が気になったのは「ダルムシュタットには、若いホームレスが多い。 しかも、ほとんどが犬を連れている」こと。 

スウェーデンにも路上生活者とならざる得ない人たちは多いが、中高年者がメインなので、あの若い人たち(女性も多い)がホームレスだとは気がつかなかった私。

いとこの夫(警察官)に聞いたら、若者の失業率は高く、家族と折り合いが悪い場合は家を出てホームレスになるパターンが多いそう。 そして、同じ境遇の野良犬と共感し合い、生活を共にするんだそうだ。

国が違うと、いろいろ違うねー。

ベンチに座って夫がアイスクリームを買ってくるのを子供と待っていたとき、ヘンなオヤジに声をかけられた。 ドイツ語が分からないふりをし(実際分からないし喋れないが)無視していると、アイスを持って戻って来た夫と話し始めた。

そのオヤジは世話好きのおしゃべり好きのようで、ダルムシュタットには音楽系や英術系の大学に通う大勢の韓国人留学生がいて、大きな二つの韓国人コミュニティがあって、ボランティアでその手伝いなどをしているらしい。日本人はほとんどいないそう。 でもヴェルツブルグにな日本の博物館があるとか。 などと、しばらく話していた。 (私たちに情報を提供しようと思ったのか、ただヒマで話したかっただけなのか。)

私「スウェーデンで韓国人留学生って、あまりいないね?」
夫「スウェーデンは社会主義色が強すぎるんじゃない? それより、なんでキミは、すぐヘンなのを惹き付けるんだよ!」

いや、私のせいじゃないよ。。。 と思う。
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