ナナカマドの実のジュレ Rönnbärsgele

2008.10.04.
鮮やかなオレンジ色の実は、ナナカマド。 スウェーデン語で Rönnbär、英語で Rowanberry。 フィンランド語では Pihlaja と知ったのは、 Sommoroさんのブログ『スオミの森の陰から』に「ナナカマドの実」の写真が載っていて。 (Sommoroさんのブログでは、フィンランドの中学校事情だけでなく、美しい自然の移り変わる様子も楽しませていただいています。)

追記: でも、日本のナナカマドとヨーロッパのナナカマドは違うかも! 欧州のナナカマドは学名 Sorbus aucuparid 、英名 European Rowan ですが、日本のナナカマドは Sorbus commixta で、英名も Japanese Rowan と言うのです。 日本のナナカマドは食べられない可能性もあるので、この記事を読んでも、日本のナナカマドでジェルを作らないように。

さてさて、先日採って来たナナカマドの実を冷凍庫に入れっぱなしだったのを思い出し、ジェルを作ることにしました。

また追記: この記事内で、私は「ジェル」と言っていますが、これはゼリーのことです。 英語で jelly (ジェリー)、フランス語で gelee (ジュレ)、そしてスウェーデン語では gele (フェレェー)と発音されるのですが、うちでは勝手に「ジェル」って呼んでいるため、この記事でもそう書いてしまった・・・ もう、訂正が多くて申し訳ない。 この記事は当てにならないわ・・・

ナナカマドの実は、そのままでは食べられませんが、ジェルにします。 市販品も売っていて、きれいなオレンジ色と好奇心に駆られ買ったことがあります。 デザートにも使えるけど、主に肉料理に添えて食べました。 (と言っても、うちは肉はあまり食べないうえに、夫はジャムやジェルを付けることはしないので、ずいぶん長いこと冷蔵庫の中にあった・・・)

材料は、ナナカマドの実1kg(2リットル)、酸っぱいリンゴ50g、水3/4リットル。 砂糖を漉した後の汁1リットルに対し750g(9dl)。

実際は(そんなに作っても食べないので)、ナナカマドの実25g、リンゴは採って来た野性のリンゴ2個を使うことに。

ナナカマドの実は一度冷凍すると甘みが出るようで、昔は霜が降りてから採取したとか。 今は冷凍庫に入れておけばOK。 冷凍しといた袋を開けると、若いリンゴのような、甘酸っぱい香りがさっと広がりました。 ナナカマドって、こんな匂いがあったんだぁとビックリ。

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まず、ナナカマドの実と、種ごと角切りにしたリンゴ、分量の水を鍋に入れてフタをし、柔らかくなるまで、10~15分ほど煮ます。

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柔らかくなったナナカマドの実とリンゴを、鍋の中で、イモを潰す器具で、もっしゃもっしゃと潰します。 (マッシュポテトを作る要領。) 

潰したものを、汁ごと漉し機に流しいれ、汁と実を分離させます。 (30分ほど待つ。)

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汁を鍋に移して、フタをせず3,5分沸かしたら、砂糖を少しずつ加え10~15分ほど煮詰めます。 10分ほどして、冷たいお皿の上に汁をたらし、それが固まっているようだったら、ジェルになった証拠。 (私はペクチン入りの砂糖を使ったので、きちんと固まったけど。) もうちょっと煮詰め、出来上がり。 ナナカマドの実は苦味が強いので、アクは丁寧にすくいます。 ジェル用の容器に入れて保存しましょう。

ronnbar4.jpg

市販のものに比べ、私が作ったナナカマドのジェルは色が薄く、それほど甘くなく、苦味もあるので、デザートには向かないなぁ。 野生動物の肉料理にはピッタリだとか。 でも、うちは狩りとかしないし、野生動物の肉がないよ! 今度作るときは、もっと砂糖を入れて甘くしよう。
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食用ホオズキ physalis

2008.10.09.
Gunvaldさんから「見るたびに美味しそうに思えるこの色ですが、苦いのは残念です。 子供の頃にホオズキの実が食べられないと知って同じような思いをしました。 ホオズキの実で笛を作っていた(実を揉んで柔らかくして中の果肉をヘタの部分から掻き出す)時にちょっと味見してみましたがエグイだけだったように覚えています」というコメントを『ナナカマド』でいただき、私も子供の頃、祖父母の庭に生ったホオズキの実で笛を作ったことを懐かしく思い出しました。

ホオズキはもともと温帯に自生する植物なので、スウェーデンの庭ではあまり見かけませんが、スーパーの果物売り場で目にします。 そう、こっちでホオズキと言えば、食用なのです。 学名の physalis という名前で、主に南米やイスラエルからの輸入品。 大陸ヨーロッパでは昔から食されていたようですが、北欧では比較的新しい果物(?)。

physalis.jpg

初めてスウェーデンを訪れ、ご招待を受けたお家で、デザートにチョコレートフォンデュ(一口サイズに切った果物を溶かしたチョコにつけていただく)が出たのですが、果物にホオズキが混じっていてビックリ。 ホオズキが食べられるなんて、知らなかったー!

でも、これは、食用ホオズキで、日本の観賞用とは異なります。 観賞用は毒性があるので、食べるのはご法度ですね。 その前に「エグイ」味なので、とても食べられないのは、Gunvaldさんも経験済み。

この食用ホオズキ、ヨーロッパではケーキやサラダなどの飾り用として、よく使われます。 お味の方は・・・ないに等しいです。 果肉はしっかりしているけど、微かな甘みと酸味があるくらいで。 でも、不味くはないですよ。 種もありません。

思わず「笛」作りに挑戦したのですが、観賞用と違い実の皮は薄く、また果肉にくっついて離れないので、あきらめました。

日本では秋田県上小阿仁村の特産品で、近年は北海道などでも栽培が進んでいるそう。 秋が旬だというので、今まさに、日本でも出回っているかもしれませんね!
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