ランドスクローナの城砦
Landskrona Citadellet 航空写真

スコーネ西海岸にある都市 Landskrona は、1413年、デンマーク人によって建設されました。 この城が、デンマーク王により建てられたのは1500年代。 スウェーデンのスコーネ地方は1658年(350年前)まで、デンマークだったのです。 なので、この地方の古い町や建築物などは、デンマーク人の手によるものがほとんど。
以前、ここでアメリカドル紙幣を数えている若者に会い、アメリカ人かと思ったら、このお城でガイドをしているスウェーデン人。 (ドル紙幣はアメリカ人観光客からのチップ。) ところで、この城は、城と言っても、王様やお姫様が住んだことはなく、軍事施設でした。 そこでは残虐な拷問も行われたそう。 その拷問の様子を聞いたデンマーク人観光客が「なんて恐ろしい。 スウェーデン人は、なんて残酷なんだ」とブルブル震えだし、「でも、当時ここで拷問を行ってたのはデンマーク人ですよ」と教えたら、卒倒しそうになったとか。 そんな話を披露してくれました。
スウェーデンの手に落ちてから、この城は爆薬粉の倉庫として使われて、1800年代には牢獄に。 (デンマークのクロンボー城にも牢獄があったなぁ。) 1900年に入ってからは、女性専用の刑務所。

数年前まで、橋げたを渡って、城の中庭まで入ることができました。

また、一部の塔、刑務所だった建物は無料で一般公開されていたんですよ。

第2次世界大戦中は、難民収容所として使用され、今のような市民の憩いの場となったのは、戦後のことです。
海の向こうは、デンマーク。

交通情報:
Österlen エスタレーン地域

向こうに見えるのは、バルト海。

なだらかな丘と農地が広がるこの景色を「スウェーデンのトスカーナ」と形容したりしますのが、もちろん土地っ子は、そんなこと言いませんね。

スコーネ西海岸側と比べ、東海岸側は人口も少なく、それほど開けていません。 観光や避暑地として人気の高い Österlen ですが、車がないとアクセスしにくいです。 スウェーデン南の玄関口 Malmö(マルメ)から Simrishamn (シムリスハム)まで鉄道がありますが、電車は2時間に1本。 バスも本数は少ないですが、のんびり小さな町を通ります。 とにかく、窓からの風景は絶景の地域。
夫の両親と車で出掛けたこの日は、生憎の雨で寒かったのですが、悲劇が起きたのは、天候のせいではありません・・・
スウェーデンの迷信1 結婚とケーキにまつわる迷信
そんな言い伝え知ってた?と、私に聞いてきた妹。 いやぁ、知らない、知らない! 本当、それ? 早速、こんな迷信聞いたことあるぅ?と、夫に話したら、彼は穴の開くほど私を見つめ、「そーだよぉー、何度も何度も教えてあげたじゃん!」
・・・えっ、初耳だけど。 「君がスウェーデンに来たときから、ケーキ食べる度に、そう言ってあげてたのに、あぁ〜はぁ〜と上の空で、全然人の話聞いてなかっただろ」。
ううーん、全然覚えがありません。 そりゃあ、ケーキを前にしたら、食べるのに夢中で、聞いてないですよ。
どの道、結婚しましたが。 (こちらは義兄の奥さんが作ってくれた、私たちのウェデイングケーキです。 中はスポンジケーキと生クリープたっぷり、マジパンのシートを上から被せた、スウェーデンの代表的なケーキ、Prinsesstårta.)

スウェーデンでは、サンボ (Sambo) と言われる事実婚のカップルが占める割合は大きいし、結婚してもすぐ離婚しちゃうし、必死にケーキを倒さず食べる行為に、どれほどの意味があるのか・・・ でも迷信となると、意外や気にしてしまうのですね、スウェーデン人って。
ドイツでは、喫茶店などでケーキを頼むと、ケーキは倒された状態で出されることが多かったのですが(その方が食べやすいからだとか。 ウィーンのDEMEL でも、ケーキは横倒しでした)、ところ変われば迷信も通用しませんね。
ラベンダーのクッキー Lavendelskorpor
義母から借りたハーブの本にレシピが載っているのを見たときは、「ええっ〜、ラベンダーを食べるなんて・・・」と、ちょっと気味悪く思っただけでしたが、テレビの園芸番組で、ラベンダー栽培をしているお宅にお邪魔した司会者が、出されたラベンダーのクッキーを「んん〜、ラベンダーの香りが口の中に広がるわぁ」と召し上がっているのを見て、俄然「私も食べてみたい!」と思ったのです。
もうラベンダーも終わった秋か冬のことだったので、待つこと半年。 ようやくラベンダーが花盛りとなり、わくわくしながら作ってみました。 ふんわりラベンダーの香りが漂い、白いクッキー地に紫の小花が散り、見た目もロマンチック〜。

しかし、ラベンダーを食べるのは初めてのことなので、神妙な気分で口にすると、「んんっ、おいしい!」 たっぷり入ったアーモンドが香ばしく、クッキーそのものがおいしいことに、まずビックリ。 それから噛みしめていくと、ラベンダーの香りが口の中に広がります。
何人かに試食してもらいましたが、皆、香りの元がなんだか分からず、ラベンダーと知ると驚きます。 最初は口の中の慣れない香りに戸惑うものの、「不思議だけど、口に広がるラベンダーの香りが絶妙。 見た目もかわいい」と喜んでくれる人、「クッキー自体はおいしいけれど、ラベンダーの香りを食べるのは、やっぱりヘン」と拒否反応を起こす人、賛否両論でした。 (これ以来、ラベンダーの香りをかぐと「おいしそうっ」と言う奴も1名・・・)
私自身は、けっこうハマってしまいました、このラベンダーのクッキー。 (しかし、食べ過ぎは禁物! ラベンダーの匂いに辟易します。 特にゲップすると・・・)
クッキーと言っても、スウェーデン語で skorpor (スコーポー)と呼ばれる、2度焼きした硬めの焼き菓子(英語でいうラスク、イタリアのビスコッティみたいなの)です。
使用するラベンダーは、花が咲く前のガクの部分。 色が鮮やかなラベンダーだと、クッキー地に映え、見た目もきれいです。

Lavendelskorpor ラベンダーのクッキーの作り方
スウェーデン代表のファンです
スウェーデンなんて、おもしろくないチーム応援しても、ねぇ。 (じゃあドイツは・・・と言われると、沈黙。)
第一に、スウェーデンのユニフォームの色が、弱々しい。 これ、身に付けたくないなぁ。 (スウェーデンは、この色に埋め尽くされていますが。)

黒・赤・黄のドイツ色の方が、強く逞しい感じ。

横浜FC(J2)の新人(18歳)ゴールキーパー君(背番号31番)は、オランダのゴールキーパーのファンだそうで、当然オランダを応援していたと思ったら、なんとスウェーデンを応援していたんですって。
何故、スウェーデン? やっぱ、ヘンケとかスラータンに魅了されて?
「初めて買った福袋の中に入っていたのが、スウェーデン代表のユニフォームだったんです。 それ以来、スウェーデン代表を応援しています」。
それだけで、スウェーデンを応援してしまうのか!? 初めて買った福袋、出てきた黄色と青の派手な色のユニフォームを目を輝かして見つめる少年。 かわいいエピソードです。
でも、福袋に入っていたって、スウェーデンのユニフォーム、売れ残っていたんですね。
エルダーの花のジュース Flädersaft
スウェーデンでは、誰のものでもない土地、原っぱや道路脇などにエルダーの潅木が生えていることが多く、初夏に小さな白い花の房を付け、甘く爽やかな香を放ちます。

芳香が良いだけでなく、発汗作用や利尿作用などハーブとしても効用があり、ジュースの他にも、ジャムやアイスクリーム、ハーブティーやキャンディーなどあり、スウェーデンに限らずヨーロッパではとても親しまれているハーブの一種。
Sue’ cafe の Sueさんは、おいしそうな梅酒を漬けていらっしゃいましたが、うちで毎年漬けるのは、エルダーの花です。
今年は早くから暑い日が続いたので、夏至の頃にはもう花が終わり始め、普段の半分しかエルダーの花が集められませんでした。 でも、いつもは60房の花を集め、2リットルのシロップを作るので、半分の量でちょうど良かったかも。
毎年作ったエルダーの花のジュースをお裾分けしていた日本人の友人は、今年イギリスへ引っ越してしまったし・・・ 彼女からは、「UKもエルダーフラワーのジュースを良く飲むようで、ジュース、紅茶など様々に使われています。 でも、Chakyさんから頂いたジュースが一番です!」と私の flädersaft を懐かしがってくださり、嬉しい限り。
私のレシピは、義母から教わったものですが、家庭によって flädersaft の味は異なります。 スモーランドのBさんのお家でご馳走になった flädersaft は、とっても甘かった!(それはそれでおいしかった!) うちのは、飲むときもレモン汁を加えるので、さっぱりした風味。
この、エルダーフラワーのジュースが気になる方へ、レシピを公開いたします。
エルダーフラワー(西洋ニワトコ)のジュース Flädersaft の作り方 1リットル分
用意するもの : 10リットルの容量があるバケツ、 漉し器、 ジュースを入れる容器
材料 : エルダーの花 30房、 レモン 2個、 砂糖 1kg、 水 1リットル













