悪魔がきたりて・・・

クリスマスのベルデンマークのビング&グロンダール (Bing & Grondahl) 社製。 真ん中に置いてある小さな花瓶のロイヤルコペンハーゲン (Royal Copenhagen) と同じく、この社の陶器も全て手描きによるものです。 クリスマスのベルには年代が入っています。 1981年と82年のもので、義母からいただきました。 (というか、不用品を回収してきました。)

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しかし・・・

右側の、1981年度のベルの絵柄を見たとき、顔色を失った私。 めでたいクリスマスの飾りなのに、悪魔が・・・ ガイコツが・・・ いる!

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海賊ハット(?)を被った骸骨が、手前にいる横顔の女の子に、藁の束を渡そうとしている姿が描かれています。 どうしても、私にはそう見えてしまうのです!

しかも、撮った写真を見て気づいたのですが、ガイコツの後ろに、別の男の顔まである!

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実際のベルを見てみると、この男の顔は、影も形もないのです。 でも、この写真に写っているということは・・・ 心霊写真!?

しぇぇ・・・ 真夏ではなく、クリスマスの怪談だぁ、こりゃ。

皆さんには、見えますか?

クリスマスの飾りつけ Julpynt

アドベントは来週の日曜だけど、時間のある今日のうちに、我が家のクリスマスの飾り付けも始めようかなと、物置から Julpynt と書かれた箱を取り出しました。 いやいや、久しぶり〜。 今年もよろしく〜。 と、箱の中から出てきた、トムテたちやキャンドル、星、藁細工など、細々した小物にご挨拶。

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Julpynt とは、スウェーデン語で、クリスマスデコレーションのこと。 11月になれば、お店などは早くもショーウィンドウをクリスマスっぽくしますし、11月も半ばには街中の広場にクリスマスツリーが立てられます。 クリスマスマーケットも始まり、最初のアドベント前には家庭でもクリスマスの飾りつけを済ませるでしょう。

朝はいつまでたっても日が昇らず、昼間の空は厚い雲に覆われ暗く、夕方はあっという間に暗くなるこの時期、家の中もクリスマスの小物でで明るく居心地よく飾るのは、大切な行事。

年に一度の Julpynt たちとの再会を果たし、どこにどれを置こうかな、とアレンジするのは楽しくてワクワクするひと時です。 (本当は、物置の奥から、この箱を探して引っ張り出すだけで疲れてしまうのだが・・・)

デンマーク王室御用達紅茶専門店

コペンハーゲンの Kronprisensgade 5 にある、小さなお茶屋さん(と書くと日本茶っぽい・・・ 紅茶専門店、といっても、日本茶等も扱っているのは事実だし・・・) A.C.Perch’s Thehandel。 なんと、創業1835年から、同じ場所で営業。 そんな趣を感じるお店です。 

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実は、お店の中に入ったこともなければ(小さな店舗はいつもお客でいっぱいだし、高級店なので冷やかしでは入るのは気が引ける)、お茶を買ったこともありません。 このお店の2階はティールームになっていて、アフタヌーンティーが楽しめるとのこと(要予約)。 いつかアフタヌーンティーしたいぞ。

先日、外国からのお客様(NY在住の日本の方と東京在住のスコットランドの方)を、夫がコペンハーゲンに案内したとき、日本の方が A.C.Perch’s Thehandel のお茶を、ご一緒できなかった私へのお土産にと、夫に託してくださいました。 

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わぁ、嬉しいな! 緑茶のアロマティー(フレーバーティー)で、レモンとジンジャーのミックス。 甘いレモンの香りとピリッと効いたショウガの組み合わせが、絶妙。 お店の品揃えは、100種以上あります。

ご一行がこのお店に寄ったとき、馴染みの顧客がご自身のフレバーを買いにきたとか。 このお店では、その人だけのオリジナルブレンドを作ってくれます。 レシピはお店が保管し、その人が買いに来ると、その場で茶葉を調合。 香りを確かめ、「お客様はコペンハーゲン郊外からいらしているので、お水が違います。 そちらの水に合うよう調合しました」とお茶を渡す、なんて、いいなぁ。

この A.C.Perch’s Thehandel 世界で唯一の凱旋店が、日本にあります。 2006年の11月に代々木上原にオープンしたお店は、デンマーク人を祖母に持つ岡田美里さんがオーナーだそうです。

チボリのクリスマスマーケット

北欧では11月ともなると、クリスマス準備に取り掛かり、すでにクリスマスマーケットが開かれる場所も。 デンマークの首都コペンハーゲンのチボリ公園 (Tivoli) のクリスマスマーケットは、今日11月16日から開催と新聞で知りました。

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一度、このクリスマスマスのチボリに行ったことがありますが、園内全てがクリスマス化し、すっごく楽しかったです。 色とりどりの電球に、光り輝くイルミネーション。 大きいのから、小さくてかわいらしいのまで、飾り立てられたクリスマスツリー。 漂うヤヒヤシンスの香り。 連なる小さなお店からは、明るい光がこぼれます。

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やはり暗くなってからが綺麗なのですが、寒いっ。 ところどころにあるかがり火で暖を取ったり、スパイスの入った甘いワイン (glogg) を飲んだり。 (スウェーデンの glogg より、アルコール分が高いので、暖まるぞ。) 
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子供たちは寒さなど気にせず乗り物に乗って奇声を上げているのが、また楽しそうで、私も乗りたくなりました。 やっぱり遊園地って、童心に返るところなのね。 1843年に創設されたチボリは、ケバケバしい商業的な遊園地とは異なる落ち着いた(「浅草花やしき」のような?)雰囲気もあり、ヘンに疲れることもありません。

また夜のチボリ、多いのは大人の方。 チボリ公園は首都の中心にあるので、会社が終わってから繰り出したり、会社のクリスマスパーティーをチボリで行うことも多いのです。

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また行きたいけど、入場料だけで79DKKは・・・ 今年(2007年)は11月16日から12月30日までクリスマスマーケットが開催されていますが、12月24日25日はお休みです。

Mårten Gås がちょうのモルテン

11月11日は、St. Martin’s Day (聖マーティンの日)。 ヨーロッパのキリスト教の国々では、その国独自のお祝い方法があるようです。

スウェーデンのカレンダーを見ると、11月11日は、Mårtenモルテン、 Martin のスカンジナビア語形)で、その前日の Mårtensafton (モルテンのイヴ)に、「がちょう」を食べる慣わしがスウェーデン、特にスコーネ地方にあります。

がちょうはスコーネのシンボルであり、この時期になるとスコーネのレストランでは、特別ながちょう料理を出します。 今しか食べられない旬の味が、まさにがちょう。

スコーネの多くの農家でガチョウが飼われていたため、ガチョウが郷土料理になったわけですが、有名なガチョウといえば、そう、『ニルスのふしぎなたび』のモルテンではないでしょうか。

ニルスのふしぎな旅 上ニルスのふしぎな旅 上
(2007/06)
セルマ ラーゲルレーヴ

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スコーネの農家の息子、悪さばかりするニルスは、魔法で小さくされ、家で飼われていたガチョウのモルテンの背に乗り、スウェーデン全土を横断する旅にでます。

ニルスのふしぎな旅 下ニルスのふしぎな旅 下
(2007/06)
セルマ ラーゲルレーヴ

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がちょうの名前がモルテンというのは、この Mårtensgås11月10日、モルテンのイヴに食べるガチョウのこと)からきてるのね。 物語の最後、スコーネの家に戻ってきたモルテンをニルスの父親が見つけ、「Mårtensgås もすぐだし、ちょうどいい」と捕まえ、町に売り飛ばしに行こうとします。 それを見た小さいままのニルスは止めようと・・・ 

ところで、なぜ聖マーティンの日にがちょうを食べるかといいますと・・・ 聖マーティンは司教になるのは荷が重いので嫌がり、がちょう達の中に隠れていましたが、がちょうはガーガーと騒ぐので、すぐに見つかってしまいました。 バカながちょう達への「お仕置き」として、がちょうを食べるようになったということです。

キリスト教的な意味合いはまったく無視し、「がちょうを食べる」という部分だけ取って聖マーティンを祝うのが、なんともスウェーデン的です。

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こちらは、ガチョウではありません。 カモ、です。 11月になると、夫の実家ではカモの丸焼きをいただきます。 丸裸のカモをきれいに洗い、塩コショウに、オレンジの果汁をたっぷりかけ、プラムやリンゴなどと共にオーブンへ。 まんべんなく焼けるように30分ごとにひっくり返します。 これを全てやるのは、義父。

鶏肉の区別がつかない私、最初、これがガチョウかと思っていました・・・ ガチョウはもっと大きく、脂身も多く、家で料理するのは大変とのこと。 そして、レストランで食べるとなると、高いのよー。 私まだ、がちょうを食べたこと、ありません。

グスタフ・アドルフ王のケーキ Gustav Adolf bakelser

11月6日、私たちはケーキ狩りに出かけた。 年に1回のこの日、果たして今年こそは、私たちの満足がいく獲物(ケーキ)を得ることができるだろうか・・

11月6日、スウェーデンのカレンダーには国の記念日であるマーク、スウェーデンの国旗がついています。 今日は Gustav Adolfsdagen (グスターフ・アドルフの日)。 

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このチョコレートの人が、Gustav II Adolf (グスタフ2世アドルフ)。 17世紀はじめ、スウェーデンの領土を大陸にまで広げた名将、北方の獅子と呼ばれた王であります。 1632年、戦死した王の亡骸が、11月6日に戦場で見つかったことから記念日となりました。

そして、この王へのメモリアルとしてスウェーデンのケーキ屋さんでは、Gustav Adolf bakelser (グスターフ・アドルフ王のケーキ)を焼くのが慣わしです。 でもこのケーキ、元は王がイエテボーリ(Göteborgスウェーデン第2の都市) を築いたことのお祝いとして、彼の地でケーキを焼いたことが発祥だとか。

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今日この日しか販売されないケーキなので、毎年楽しみに買いに行くのですが、取り扱っているケーキ屋は多くありません。 作るのを止めてしまったお店、店をたたんでしまったお店もあるし、11月6日が日曜日に当たってケーキ屋が閉まっていたことも。

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お店によりケーキの形や色や味も異なりますが、基本は、ケーキ部分と生クリームとジャムからなり、上にグスタフ2世アドルフをかたどったチョコが乗っていることでしょうか。 (スウェーデンのケーキなので、いたって単純な、大まかな作りであります。)

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今年買ったケーキは、こちらでございます。 生クリームにリキュールが入り大人の味(のつもり?)。 ケーキ部分も2種からなり、ちょっと凝っています。 しかし大量のクリームに胃がもたれる。 ううーん、今年のお店もいまいちかなぁ。 毎年違うお店を探しては異なるケーキを試す私たち。 さすらいのケーキハンター。 今年のミッション、終了。

Graddbulle グレッドブッレ

ホガナスのマーケット (Rydsmarknad i Höganäs) で購入した、例のものとは・・・ こちら。

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Gräddbulle(グレッドブッレ)、です。 卵白を固く泡立てたメレンゲに、チョコレートをコーティングした菓子。 Grädde は、生クリームのことですが、生クリームは一切使われず、卵白のみ(砂糖や凝固剤は入ってますが)。 メレンゲをクリームと見立ててのネーミングらしい。 Bulle は、通常丸いパンの形のこと。 スウェーデン語を直訳すると「生クリームの丸いパン」になりますが、全然違う代物だ。

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マーケット用に売られている「1箱15個入り、3箱で100kr」を買って、しばらくは、こればかり食べています。 すっごくおいしいというわけではないし、口当たりが軽いのか重いのか、よく分からないけど、なんとなく、ペロペロっと1日2個か3個食べてしまいます。 そして残りは、冷凍保存。 (だって15個入りを3箱買ったら、45個。 義母にお裾分けしても、まだまだ沢山ある。) こまめに取り出して、ちょびちょび食べます。

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Gräddbulle は、スコーネ銘菓らしく、特にスコーネ各地で開かれるマーケットで売り出されます。 「1個3kr」とバラ買いもできるので、ひとつ買って食べ歩きしている人達も、マーケットでよく見る光景。 街中のお店でも、似たようなグレッドブッラを売っていますが、買って食べたことはありませんね〜。 Gräddbulle は、マーケットで買うもの。 そしてマーケットで売っているのが、一番新鮮で、おいしんだそうです。

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