シナモンロールの日 Kanelbullens dag

2007.10.04.
10月4日は Kanelbullens dag シナモンロールの日、なんだそうです、スウェーデンでは。

Kanel (カネール) はスウェーデン語でシナモン、bulle (ブッレ)は丸く小さめに焼いたパンのこと。 でもシナモンロールのことを、Kanelsnäcka (カネールスネッカ)と呼ぶことも多いです。 Snäcka は、うずまきのことで、巻貝なども、snäcka と呼ばれます。

実はシナモンロール、スウェーデンで発明?された、スウェーデン名物菓子。 1920年代に作られ、爆発的な人気となり、その後 fika (お茶の時間)には欠かせない、伝統菓子となりました。

10月4日のシナモンロールの日というのは、1999年に制定されたとか。 (でも、国民の行事ではありません・・・ カレンダーにも載ってない。 私はスーパーのチラシで知りました。)

kanelsnacka1.jpg

今日買ったシナモンロールは、リンゴジャムがかかった äpplesnäcka。 リンゴとシナモンは相性が良いので、おいしいです。

日本でも、シナモンロールがブームになって、今やパン屋では定番の菓子パンになっていると思いますが、スウェーデン名物と知ったのは、スウェーデンに住むようになってから。

あの日本のシナモンロールは、どこの国がルーツなんでしょう? 日本のシナモンロールは、背が高く、アイシングがかかっていましたが、スウェーデンでは見かけない形です。 スウェーデンのシナモンロールは、平たくて、上にパールシュガーがかかっているのが定番。

家庭でも、よく焼かれます。 義母が作るシナモンロールは、レーズン好きの義父のため、干しブドウ入り。

シナモンロールは、平たく伸ばしたパン生地に、シナモンをタップリふりかけ、くるくる(ロールケーキのように)巻いたのを、(のり巻きのように)切って、オーブンで焼きます。 

義母は生地の3分の1ほどに、レーズンを散らしておくのです。 (義父しかレーズン入りは食べないので。)

スウェーデン風 シナモンロールのレシピ

材料
(パン生地)

バター 150g
牛乳 500ml (半リットル)
(生)イースト 50g
砂糖 1dl (半カップ)
塩 小さじ半
小麦粉 850g

(フィリング)
マーガリン 大さじ4
砂糖 大さじ4
シナモンパウダー 小さじ1
*フィリングの分量を多めにするとリッチな味わいになります。

(トッピング)

卵 1個 (つや出し用。 溶きほぐしておく)
パールシュガー、または砕いたアーモンド

作り方
最初にパン生地を作ります。
1. バターを溶かし(スウェーデンでは「湯せん」などせず、そのままバターを入れた鍋を火にかける)、牛乳を加え、人肌程度に暖めます。
2. 大きなボール(3-4リットルの容量)に、生イーストを指で崩して、入れておきます。
3. 2に1を入れ、よーくかき混ぜます。
4. 3に、砂糖、塩、小麦粉を入れます。 このとき、1dl(半カップ)ほどの小麦粉を残しておきましょう。
5. 4を、なめらかな状態になるまで、よーくこねます。 (10分間程こね続ける) こね終えたら、ボールの上に布などをかけ、40分間程、発酵させます。

6. 発酵させている間に、フィリングのマーガリン、砂糖、シナモンを混ぜ合わせておきます。

7. 先ほど取っておいた小麦粉(半カップ)をテーブルの上に撒き、発酵を終えたパン生地をボールから取り出し、テーブルの上でよくこねます。
8. 生地を4等分にします。
9. 一つ分の生地を、めん棒で四角い形に伸ばします。
10. 伸ばした生地の上に、フィリングを塗り、手前からクルクル巻いていきます。 (ロールケーキのように)
11. 巻いたパン生地を、端から(のり巻き、あるいは金太郎飴を切る要領で)切っていきます。
12. 残りの3つ分の生地も、同じ工程で。

13. ベーキングシートを敷いた鉄板の上に、切り口を上にしたシナモンロールを並べ、30分ほど再び発酵させます。 オーブンは、250度に暖めておきましょう。

14. 2度目の発酵が終わったら、つや出し用卵をハケで表面に塗り、トッピングをかけて、オーブンの中段に入れ、約10分で焼きあがり!
(オーブンの温度が200度の場合は、20分程。)

以上、義母から貰ったレシピです。 (引き出しの奥から出てきた・・・) かなり大量の数ができますが、焼きあがったものは、冷めてから冷凍保存しておくと、好きなときに食べることができ便利ですよ。

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Svart Vinbars Gele カラントのジェル

2007.10.24.
スウェーデンの伝統的な料理は、焼いた豚肉あるいはミートボール。 付け合せは茹でたジャガイモ。 そして忘れていけないのがソース(肉汁で作ったグレービーソース)。 その喉が渇くような塩っぱいソースに、甘いリンゴンジャムを落として食べます。

和の料理でも、お醤油に、みりんに、お砂糖という味付けは一般的で、甘辛い味覚は好まれるので、日本人の舌に違和感はないかも。

しかし、夫の家族は、食事にジャムは一切使いません。

でも、典型的なスウェーデン人だった mormor (母方の祖母)なら、食事に Lingonsylt (リンゴンジャム)は欠かせなかったでしょう? と夫に聞いてみると、「リンゴンジャムではなく、Svart Vinbärs Gelé だった」。

Svart Vinbär とは、英語でいう Black Currant (ブラックカラント、クロフサスグリ)のことです。

ちょうど広告に、目玉商品として載っていました。 「これこれ、 mormor が食べていたのと、まったく同じ、容器もラベル昔から変わってないよー」。

vingele2.jpg

早速購入したのが、こちらです。 2つで何ぼの安売りだったので、 Svart Vinbärs と一緒に、Rönnbär (Rowanberry 、ナナカマド)も買ってみました。

初めて味わう Svart Vinbärs Gelé。 ジェルなので、濃度が濃く、甘さも味も深い。 うちは肉料理でもソースは作らないので、直接お肉に付けていただきました。 ソーセージの塩味が緩和され、おいしい、かなぁ? 人によっては気持ち悪いかも。 私は、けっこう好きですが、おいしーい♪と思うものでは、ないと思います。

vingele1.jpg

「懐かしい・・・ mormor が亡くなってから、口にしてなかったよ」と、夫。 家では食べないけれど、おばあちゃんの家での食事には、必ずテーブルの上に置いてあったそう。

そういえば、これを買ったとき、こんなエピソードが・・・

特価品だったので、お目当ての商品は品薄。 しかも高いところに置いてあったので、背伸びしてやっと棚の奥に手が届きました。 そこへ、よたよた歩きのおばあちゃんがやって来て「Svart Vinbär, Svart Vinbär」と、ぶつぶつ呟きながら棚をまさぐるのですが、手に取るのは他の種類ばかり。 見かねた私が、また背伸びをして、Svart Vinbär の瓶を探し手渡すと、「これよこれ、Svart Vinbär! どうもありがとう!」と、満身の笑みで去って行きました。

おばあちゃんにとって、Svart Vinbärs Gelé は、なくてはならない大切なものなんだ。 そして、他の種類ではなく、Svart Vinbärs でなくちゃダメなんだ、と深く納得した私。

でも、今の若い人たちは、あまり食べないんじゃないかなぁ?
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