最悪! スカンジナビア航空のストライキ 空港編

2007.05.06.
4月24日夕方6時半、デンマークのニュースを見ようとTVをつけると、飛び込んできたのはコペンハーゲン国際空港の映像。 生中継。 それだけで何が起こったのか分かります。 また、ストやっているのか。

スカンジナビア航空(SAS)やコペンハーゲン空港は、年中ストを起こし、私もニアミスしたことがあるので、驚きません。 しかし、今日この時、私の友人がSASの直行便で日本の成田を発ち、コペンハーゲン空港入りしているはず。 それだけなら問題ありませんが・・・

彼女の場合、この日16時にコペンハーゲン着、その後18時にSAS機でパリに行く予定だったのです! (パリの知人宅で3泊し、27日の朝コペンハーゲンに戻り、スウェーデンに来る予定だった。)

今回のストは、予告なしの違法なもの。 SASデンマークのフライトアテンダントが起こしたらしい。 とにかく、全てのSAS機は運航をキャンセル。 空港は行き場を失くした乗客でごった返し、収拾がつかない状態。 友人は他機に振替、無事パリに行くことができただろうかと、祈るような気持ちでニュースを見ていると、電話が鳴り・・・

祈りも空しく、コペンハーゲン空港にいる友人からの電話でした。

空港内は混乱を極め、どうにもならない状態らしい。 友人は、なんとかこの日のホテルをあてがわれ、今晩はホテルに泊まるという。 (ホテルも満室になり、500人は空港で一夜をあかしたとのこと。)

コペンハーゲン空港は、私もよく利用し、常日頃そのサービスの悪さには閉口しているので、友人の憤慨が手に取るよう分かります。 まずインフォメーションが何もない。 何が起こっているのか、どこへ行けばいいのか、まったく説明がない。 ようやく職員がいるデスクに辿り着いても、周りにいるデカイ図体の北欧人が、北欧語で何か言えば、流暢な英語を話す小柄なアジア人なんて、無視される。

「ものすごく人種差別を感じたわ。 アジア人だからよ」と憤る友人。 夫「いや、デンマーク人はデンマーク人以外全て差別する」。 いや、差別とかの前に、自分のことしか考えない人たちだからだと、私は思う。

翌日、スト2日目。 解除される様子はなし。 ホテルからもあちこちに電話をかけ、憔悴し夜を明かした友人は、ひとまず空港に戻ると言う。 できればパリに行きたいし。

しかし、往復だと渡されたタクシーのクーポンが、なんと片道だけ。 そして彼女は自分が一体どこのホテルにいるのか、場所も分からない。 なんでも空港からタクシーを1時間以上走らせ着いた所は、自然に恵まれた美しくのどかな地域で、こんな状況でなければ、とてもステキなのに・・・

後でホテルの住所を見てみると、なんとコペンハーゲンからずぅっーと離れた郊外、『ハムレット』の舞台となったクロンボー城がある街!

ひとまず自腹で払った空港までのタクシー代は、日本円で2万円以上かかりました。

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最悪! スカンジナビア航空のストライキ 荷物編

2007.05.07.
スト2日目。 SAS機は全てキャンセル。 振替の便も見つからないため、友人はパリに行くのをあきらめ、予定より早くスウェーデンの我が家へ来ることになりました。

しかし、彼女のスーツケースは行方不明。 窓口では「パリに行った」という答えしか得られず。 本人はここで立ち往生しているのに、荷物だけパリに行った~!?

空港で与えられた問合せ先電話番号に電話しても、録音されたアナウンスが繰り返されるばかり。 ニュースやウェブサイトでは、通常に戻るめどはつかないので、今日の便の予定でも空港に来るな、と取り付く島もなし。

24日から始まったストはついに3日目に入り、夕方ようやく解除。 

27日、コペンハーゲン国際空港は正常に動き始めました。 この日の朝、友人はパリからコペンハーゲンに戻る予定だった。 つまり、きっかり彼女がパリにいるはずの3日間が、ストのため泡と消えてなくなったのです。 このパリ便を取るため、彼女は旅行会社に毎日電話をかけ続けたのに、なんだったのか、あの苦労は・・・

もしかして彼女のスーツケースはコペンハーゲン空港にあるかもしれないと、私たちは空港に出かけてみました。 インフォメーションで説明すると、手荷物受取場に入れてくれ、紛失クレームの窓口で問い合わせてみましたが、「今日から正常に戻ったばかりなので、まだ何も分からないわ」。

手荷物受取場の隅には、ストで滞っていた大量の荷物が運びこまれ、その中にあるかもしれないと、何回も何回も見てまわったけれど、見つからず。 荷物のタグの最終地がパリになっていたので、やはりパリに行ってしまったのか。 しかし、今日の朝は、ここに戻ってくるはずだったのに~。 なんともやるせない。

見つかったらスウェーデンの我が家に送ってもらうことにしたが、「明日は無理でしょうね」。 でも明後日は、私たちもスモーランドに行ってしまう。 荷物が届くのを待つ余裕はない。

したがって、友人は、スーツケースなしで今回の旅行日程の9日間を過ごすことになったのです。 パリ用のステキな服の替わりに私のやぼったい服を着て、使い捨てコンタクトレンズは2,3日同じものを使って。

スーツケースが見つかったとの連絡は、ストックホルムにいた夫の携帯電話に入りました。 届け先住所に電話しても誰も出なかったから、夫の携帯を探し当て連絡したらしい。 結局、飛行機を利用し戻る夫が最寄空港で友人のスーツケースを受け取ってくれました。

私たちがスモーランドの旅行から戻ったのは、友人が日本に帰る前日。 つまり、友人がスーツケースに再会したのは、日本に戻る前日だったのです。

深いため息と共に友人が言った言葉。 「スーツケースがなくても、旅が出来るって、分かったわ」。

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