家族の肖像

2009.05.11.
アッケに触発されたわけではないが、ちょっと気になっていたとこなど片付けてたら、「これ、どうする?」と、夫が戸棚の奥から取り出した箱、から出てきたのは、mormor (母方の祖母)が持っていた額入の写真の数々。 

スウェーデン人(に限らずだと思うが)は、家族の写真を室内によく飾ります。 特にお年寄りになると、自分の親兄弟、子供や孫達、ご先祖様・・・自分に関る身内の写真が、壁いっぱいに飾ってある。

Mormor の部屋の壁にあった、そんな写真のいくつかを、夫は形見分けで貰ったのでした。 しかし、そのまま箱に収められ何年も眠ってて・・・ 私は、その存在すら知らなかった!

新聞紙に包まれていたのを、ひとつひとつ開けていくと、mormor 達の結婚式の写真があるじゃない! 「あ、これは mormor の寝室に掛けてあった」って、そんな大事なものを、なんでアンタが持っているの!?

mormorfoto1.jpg

系統だって並べてみました。 中心を(夫の母方の)祖父母の結婚式にして、下に mormor 50歳の誕生日の写真を置き、右側に祖父の祖父母たちと両親。 左側が祖母の祖父母たちと両親や兄弟。 

祖父母の祖父母って・・・ つまり夫から5世代前かぁ。 

額の裏に、mormor の手により説明が書いてあるので、いつの写真か、誰だか分かります。

mormorfoto2.jpg

例えば(以下、名前等の部分はイニシャル)、
「これは
Oの母方の祖母、S城で料理人をしてた、そしてOの母方の祖父は御者だった。
Oの母方の祖母の名は K O で、旧姓は P。
Oの母方の祖父の名は P O。」

「これは
私(E)の父方の祖父と祖母、S地方のA出身。
彼の名前は*Sで鍛冶屋だった、彼女の名前はJ N、1839年2月20日生まれ、1925年1月16日没。
*S A (注:赤字でフルネームが付け加えられている)1835年7月11日生まれ、1923年1月20日没」

当時にしては、かなり長生きですねー。 (Mormor側の親族は、皆長寿で、90歳でもしゃきしゃきした人が多かったらしい。)

なかに、とっても立派な額縁がありました。 「ずいぶん豪華だねー、これ」。 「博物館で不要になったものを貰ったんじゃないかな」。 (Morfar=母方の祖父は、博物館の管理人をしていた。)

mormorfoto3.jpg

そうよねー、写真用の額縁じゃあないですよね、これ。 美術館で絵画が入れてある額っぽい。 

さて、これらの写真をどうしたものか。 義母に聞いてみると、両親の結婚式の写真は欲しいとのこと。 他は義母もコピーを持っている写真が多いので、私達がこのまま保持することに。 

ちょうど壁の絵なども替えていたとこだったので、家族の肖像を、ベットルームの壁に飾ってみようかしら。 アンティークな趣(?)になるかも。

「でも、知らないご先祖が写った古い写真なんて飾って怖くないの?」と夫は心配そうに聞くが、うーん、外国人だから怖くない。 (日本のお化けは心理的にとっても怖い~。)
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お正月は、ドイツ式?

2010.01.09.
クリスマスに行かなかった代わりに、大晦日と新年を初めて夫の実家で過ごしました。 うちの場合クリスマスはスウェーデン式なんだけど、果たして正月は・・・

31日は、残して置いてもらったスウェーデンのクリスマス料理を食べ、午後6時に恒例であるデンマーク女王のニューイヤースピーチをデンマークのチャンネルで観る。

その後、去年のクリスマスに義母にプレゼントしたデンマーク映画『バベットの晩餐会 [DVD]』を観る。 簡素で豪華で心がポッと暖まる、大晦日に観るのにちょうど良い映画かも~。

新年へのカウントダウンの前は、デンマークのチャンネルで恒例である ”Der 90. Geburtstag (Dinner for One)” を観る。 ドイツ語圏や北欧では、大晦日というと、この古い白黒の短いイギリス製コメディを見るのが伝統であり、お約束なのよね。

スウェーデンのテレビ局でも流すが、スイス版を早めの時間に放映するので、我が家ではドイツ版を新年直前に放映するデンマークのテレビ局で観て、年が明けるのと同時に庭に飛び出し、他の人達が打ち上げる花火を見るのです。 (それが一番危険がないし安上がり~。)

その前に、年が明けるのと同時に電話のベルが・・・ (もちろんドイツから。)

shogatsu10.jpg
対岸はデンマーク

年末から寒波が押し寄せ、外は氷点下の世界。 元旦に散歩に出たところ、海には薄っすら氷。 日が昇るのが遅いので(起きるのも遅いので)、初日の出をスウェーデンで拝んだことないかも。

お正月のディナーは Sauerkraut(ザウアークラウト)です。 なんでも義父の故郷の地域では新年にザウアークラウトと食べる習慣があるのだとか。 それも豪勢に新年を祝うためではなく、年の初めから安価でビタミン豊富なザウアークラウトをたっぷり食べてケチケチ節約しお金を貯めよう!という意味からだとか・・・

大晦日も元旦もドイツからひっきりなしに電話がかかってきたり、こっちからかけたりしているが(昨日も、その前日も、話していただろが・・・)、皆「ザウアークラウトの準備している? うちは今しているとこよ」と言ってくるほど、重要らしい!?

正午になりウィーンからのニューイヤーコンサートを観る。 これまたドイツ語圏や北欧共通である、正月の恒例番組。 その後は、スキージャンプの世界選手権

午後のフィーカの時間になり、ウィーンフィルのコンサートを観終わってから出てきた伯父さんが到着。 並べられたお菓子は、スウェーデンとドイツのクリスマス菓子(の残り)。 バターたっぷりの甘いスウェーデン菓子より、ナッツやドライフルーツ、スパイスがたっぷりのドイツ菓子の方が、やっぱりおいしいなー。 私は Pellkartoffeln(皮付き茹でイモ) を持参しましたよ。 案の定、好評でした! レシピを教えていただいたsarahoctavianさんは「イモというよりもドイツのドッシリパンのミニチュアのよう」とおっしゃっていましたが、伯父さんは一目見るなり「こりゃ köttbullar (ミートボール)だ」と言って喜んでいたのが、スウェーデン人らしい発想。

12月は誕生日もクリスマスもなく慌しく過ごし、つかの間の休息を取り戻ってきたら、やっぱりバタバタして、気が付けばもう年が開け1週間以上経ってしまいました。 今年はこれから、別の大仕事も待っているし・・・

今さら新年のご挨拶もなんですが、本年もよろしくお願いいたします。
2010年が皆さんにとって素晴らしい年でありますように!
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