外国に住むということ

2008.10.12.
このブログをご覧くださった方々から、スウェーデンの生活に憧れます、なんておっしゃっていただくと、心底心外で、不本意で、そのようなイメージを与えてしまったことで罪悪感でいっぱいになり、ものすごく反省します。

さりげなく一生懸命、スウェーデンの料理は不味い、スウェーデン語はマヌケ、スウェーデン人はダサい・・・と、訴えているつもりなんですけど。

でも、隣の芝生はあおい。 私も、いいなぁニュージーランド、住みたいイタリア、楽しそうコロンビア、フィンランドはスウェーデンより数倍も暮らしやすいはずだ、って他の国に住んでいる人たちを羨ましく思いますもん。

このブログでは、スウェーデン生活での物事を、ちょっと面白おかしく書くよう心がけていますが、実際の暮らしは、もちろん、ここに書いているようなことだけで成り立っているわけではなく、外国暮らしは要らぬ苦労や心労も多いです。 それは、どこの国に行けど同じだと思います。 

アメリカ合衆国ネブラスカで大学院生活を送るアリスさんのブログ『茜色の空ととうもろこし畑』は、アメリカ中西部の自然や野鳥の写真、挑戦しているレシピの話、体にやさしいナチュラル素材に、今話題の油脂についてなど、楽しく役に立つ記事が満載です。 また、私が敢えて書かずにいるネガティブな問題にも触れています。

最近のエントリー「外国人であること」で書かれているアリスさんの体験談に、考えさせられました。 スウェーデンでも担当者の急な解雇はありがち、職責であっても黙殺する人もいるいる。 人が信用できなくなるような経験は、私もしました。 記事内にあるアメリカという単語をスウェーデンに置き換えれば、この国でも起こっていることです。 (かぎ括弧「 」内は、アリスさんのブログからの引用です。)

例えば「ここはアメリカですよ、アメリカ人は他人の為に何もしませんよ」。 (日本領事館からのアドバイス)

「君が電話をかけたとき、相手は決して言わないけれども、言葉を聞いて門前払いしている可能性あると思うよ。 アメリカ人と同じ扱いをされることはないと思うよ」。 (アジア系団体で働く移民系のスーパーバイザー)

スウェーデンにおいて移民が占める割合は多く、私もこの国では、ただの移民。

「この国では、”間違った肌の色”と”間違った言葉”を持つことで常に差別される。 誰も絶対に認めないけれど、私は、毎日それを感じない日はないし、どこか新しい場所へ入っていくたびに”違う扱い”をされることを感じるよ」ということも、あります。

いくらスウェーデンという国のイメージが良くても、長期暮らすとなると、イメージなんて何の生活の役に立たない代物です。

しかしながら、問題はこの国(だけ)にあらず。 問題は、日本の常識を外国に持ってきて文句言っている自分に(も)あるんですね。 ここでは私が外国人。

感じ方や考え方、また生活の場である環境も人それぞれゆえ、一概に語れない面があり難しいのですが、アリスさんの「外国人であること」に触発され、スウェーデン社会の負の面も書いてみたいと思った次第です。
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事実にもとづいたフィクション

2009.01.07.
「ちょっと来てくれる? メールが届いているんだけど、キミ宛でもあるから」と、夫が私を呼ぶ。

それは夫の知人である日本の方からで、私たち夫婦へ新年の挨拶、私の(この)ブログを楽しんでご覧くださっている旨、そして「お料理好きな奥様なんですね?」という一言が・・・

痛い、夫の視線が痛い。 この場で白状しますが、私は料理が苦手で嫌いで、必要に駆られ努力はしていますが、今だ料理するより茶碗洗っている方が楽しいという性格です。

このブログに載せている料理やお菓子は、作ったことは事実です。 一年に一度、もしくは一生に一度しか作らないかもしれませんが。 ほとんど夫(の方が料理上手)の手を借りています。 でも、いちいち「彼が作りました~」と書くとノロケていると誤解されかねないし、二人で作っていると仲良くどころか諍いが始まりますが、その辺もブログでは端折っています。

このブログに載せていることは、私の実際の生活の「何百分の一」ほど。 ブログタイトルに合わせた内容にするため、実際はスウェーデンのお菓子作りよりも、納豆作りに精を出していることは、書いていません。 素敵なティーサロンに行った日の夜、ほうじ茶を飲みながら『ドラえもん』のDVDを夫婦揃って観たとしても、ティーサロンのことしか書きません。 冬の北欧、キャンドルが灯される部屋の中で、その住人は日本から持ってきた半纏を羽織っている姿を描写する必要もないでしょう。 (そういうネタの方がおもしろい?)

ブログとは、事実にもとづいた、フィクション!? 
(↓友情出演のドラえもん)

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