洗礼式のリンゴと貝殻

2011.02.20.
洗礼式のりんごを取りに来て下さい。 ミサの後、ケーキでお祝いします!」という手紙が、子供宛に教区の教会から来た。

続いて、「洗礼式の貝殻を取りに来て下さい。 ミサの後、ケーキでお祝いします!」という手紙が、子供が洗礼を受けた教会から来た。

そういえば、昨年の子供の洗礼式で、牧師が「洗礼を受けた子供ひとりひとりの、名前を記した貝殻を教会にある木に吊るしておきます。 時が来たら取りに来てね。 所属する教会にも通知しておいたから、そこにはリンゴがあるわよ」と言っていたっけ。

残念ながら、どちらも同じ日の同じ時間。 しかも、夫はこの日は都合がつかず、私が子供を連れて自分達の教区にある教会に行くことにした。

近場でも自分達が所属する教会に行くのは初めて。 さすがベビーブーム。 教会は昨年洗礼を受けた赤ちゃんとその家族達でいっぱい。

子供向けの特別なミサの後、リンゴを受け取りに行きます。

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しかし、私(母親)の目的は、その後のケーキなのであった・・・

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このような儀式は、最近になって行われるようになったらしい。 以前は国教会であったが、国と袂を分かち、しかも離脱者が増える一方で財政難にもあるスウェーデン教会。 (教会のメンバーだと微々たるものでも教会税を引かれるので、それが嫌で教会を離れるスウェーデン人が多いとか。) それでも、生まれた子供には洗礼を受けさせる伝統は根強く、その後も教会に来てもらうため、子供や家族向けのイベントに力をいれているとのこと。

後日、子供が洗礼を受けた教会に、貝殻を取りに行く。 以前お世話になった小さな教会。 教区の教会は大きく知り合いもいなく、居心地悪かったけど、ここはやっぱりアットホーム。 貝殻と一緒に可愛らしい本もくださった。

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洗礼式のロウソクと fadder

2010.05.05.
洗礼式でもらったロウソク、dopljuset。 式の最中に火を灯したものをくれる。 記念として取って置くだけでなく、誕生日や後の堅信式にも灯します。

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でも夫のときは dopljus を貰わなかったというし、義母はドイツに行ったとき初めてこの洗礼式のロウソクなる存在を知ったそう。 スウェーデンの教会で導入されたのは比較的最近なのか、当時は端折っていただけなのか。 ドイツの親族はカトリックだけど、従妹達は洗礼のときのロウソクを堅信式のとき、結婚式のときにも教会に持参し、火を灯していました。

ロウソク立ては、古典的なのは三角形の木製だそうだが、いただいたのは陶器製。 なんでハトがいるの?と思ったら、ハトは精霊のシンボルなんだと。 イエス・キリストがヨハネから洗礼を受けたとき、空から神様の声が聞こえ、精霊がハトの姿をし現れた。 これが「父と子と精霊」の三位一体なのね。 だから古典的なロウソク立ては三角なのかな。

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洗礼の証明書 dopbevis は、洗礼を受けたものの名前、施した牧師の名前、そして faddrar の名前が記されていました。

Faddrar は英語でいう、Godparent (Godfather, Godmother) のことで、日本語では「代父母」と言われるのかな? キリスト教会において、人生の模範や良き相談相手となる、実の両親以外の大人。

カトリックでは、代父母はかなり重要なようで、夫のゴットマザーはドイツの伯母さんで、伯母さんは夫のことを誰よりも気にかけているし、二人は大の仲良し。 義父は姪っ子の一人のゴットファーザーで、やはり誰よりも彼女のことを可愛がっているし、この姪っ子も彼を慕っている。 (義父が良い模範者であるか疑問だが・・・) 特別な関係にあるのね。

プロテスタントでは必要としなかったり、あまり重要性もないようだけど、最近スウェーデンでは、この fadder がトレンドなんだそうだ。 (ロウソクも代父母も、スウェーデンの教会は伝統を重んじるより適当に取り入れる傾向があるなー。)

うちの子には、吟味した結果、gudmor(代母) は義母に、gudfar(代父)は夫の友人に頼みました。 この友人夫妻にはうちより1歳年上の子がいて、必要のなくなったベビー用品や服を気前よくくれ、また良いアドバイスをしてくれ、本当にうちのが生まれる前から代父のように気にかけてくれた。 家族以外に、赤ん坊のときから知り、将来は親密に話し合えるような大人がいるっていいな、と思う。
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